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地謡

能楽用語
能・狂言において、曲の「地の文」の謡のこと。主としてシテやワキの発言ではなく、状況説明や情景描写がなされる。
また、その謡を謡う人々も指す。地謡の後列中央(仕舞・狂言の場合は単に中央)には「地頭(じがしら)」という、地謡全体を統率する役目の人が座る。

地頭の位置

各人数における、地謡の位置を示す。●が地頭。

前後2列(能、舞囃子)の場合

10人     8人    6人   4人 ○○○○○  ○○○○  ○○○  ○○ ○○●○○  ○●○○  ○●○  ●○

1列(仕舞、狂言)の場合

5人     4人 ○○●○○  ○●○○

能の地謡

シテ方が担当する。
能の場合は、地謡座に6人〜12人が前後2列に整列して座る。8人の場合が多い。
舞囃子の場合は、笛柱の斜め前方に4人〜8人が、角柱の方向に向かって前後2列に整列して座る。
仕舞の場合は、後座(舞台後方の横板部分)に4〜6人が横一列に並んで座る。

狂言の地謡

狂言方が担当し、後座に4〜6人が横一列に並んで座る。

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