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はいし

「正史」の対語。
民間の細々としたことを記録したもの。野史。

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一朴洞日記2年前

稗史の力佐藤洋二郎『偽りだらけの歴史の闇』(ワック、2023) 五百年後にも、もし日本という国家が存続していて、日本人という国民が住んでいたとして、開闢以来もっとも長かった元号である昭和時代の事績として書き残されているのは、いかなる事項だろうか。 第二次世界大戦の一部をなす大東亜戦争があったことは、残っている気がする。核兵器が炸裂した最初の戦争という記事も、残っている気がする。あとは、現代史の重要事項として、今容易に思い浮べられる事項とは、だいぶ異なった序列になっている気がする。 法隆寺の大修理や、薬師寺の西塔再建が残るのかもしれない。それともスーパーカミオカンデか残るか青色発光ダイオードが残るか、天…

#佐藤洋二郎#夫馬基彦#歴史#稗史

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6ブックマーク【稗史(はいし)倭人伝】 驚愕!すでに日本の消費税は世界第2位になっていた!このままではギリシアのようになる。 耳にたこができるほど聞かされた言葉である。 本当は、消費税を上げるとギリシアのようになる、のである。 ヨーロッパ諸国の大方は消費税率20%程度である。 日本は5%である。 だから20%まで上げてもいいのだという。 これだけ聞くと、『そうかな』と思ってしまう。 実際はど...yamame30.blog103.fc2.com

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メガネの備忘録2日前

泉涓太郎作品集 蠍・鬱金帳編について(noteと同じ内容です)こんにちは、メガネです。男色文献の師匠と呼びたいO氏に泉涓太郎氏の作品がいいですよと聞き、「るさんちまん 3号」という雑誌に掲載のあった「紫縮緬のもえる町」という作品を読んだらその爛熟した果実ような耽美な言葉選びと吸いこまれるような文章表現にクリティカルヒットをうけ、泉氏が書いたほかの作品も読みたいけれど、掲載誌が現存していないと嘆いたら、ツイッター(現X)で雑誌を所持していた山中剛史先生から雑誌の複写をいただき(誠にありがとうございます!)、自分だけで抱えているのなんなので、今度の文学フリマ東京39(2024/12/1)で配布することにしました(ここで一息。ながい)。 今は、文字起こし校正を…

古賀侗庵のブログ2ヶ月前

壼範新論壼範新論は1815年、侗庵27才の時の論文です。壼とは女性、範とは手本とか模範という意味ですので、壼範新論とは新しい女性の道徳論といった意味になります。従来の儒教の女性道徳論に異論を述べたもので、本論十篇と追記六項目から成ります。本論の目次を現代語訳で表せば以下のとおりです。 1、婦人は無能であってはならない 2、女性にも学問は必要である 3、花街は禁止すべきだ 4、服飾の過度に贅沢なものを禁止すべし 5、大奥の官女の十分の九は減らすべし 6、女性の再婚は必ずしも非難すべきではない 7、婦人が殉死するのは礼にあらず 8、妾は定数を定めるべきだ 9、大名が商人の娘や芸者を妾とすることを禁止すべし…

大泉黒石(私)研究 (旧・大泉黒石研究)5ヶ月前

泉涓太郎と成都事件ある方とお話をしていて、黒石が主宰した雑誌『象徴』の前身ともいえる『鬱金帳』に話が及んだ。私は、その時点で知る限りのこと──『象徴』1巻1号に『鬱金帳』第一冊から第五冊(おそらくこれで全て)までの総目次があるということ※、『鬱金帳』第一冊のみ東大の新聞雑誌文庫に所蔵されていること、そしてこれは推測の域を出ないが、そのマニフェスト的な文章(「玻璃窓」『鬱金帳』1巻1号)からおそらく「象徴」という雑誌名は『鬱金帳』の面々の意見で決まったのではないかということ──をお伝えした。 (※ただし、第一冊の随筆ページ「玻璃鏡」(泉涓太郎「鬱金帳漫筆」、椿紅一郎「寸言卑話」、梢朱之介「含羞草」)が記載されてい…

しんちゃんの老いじたく日記6ヶ月前

「親鸞の思想」を学ぶ松山市道後公園の桜は既に開花したのに、今日散歩に出掛けた松前公園の桜は、まだ蕾のままでした。松前町は松山市の隣町で気候に大差はないはずなのに、いったいどうして‥? さて、『親鸞(全6巻)』(五木寛之著:講談社)を読了しました。(激動篇と完結篇は町立図書館で借りました。)五木さんの長編小説を読むのは「青春の門」以来のことでしたが、抜群に面白かったです。 五木さんは完結篇の「あとがき」で、次のように述べられていました。『この作品は、典型的な稗史(はいし)小説である。正確な伝記でもなく、格調高い文芸でもない。 あくまで俗世間に流布する作り話のたぐいにすぎない。』 しかし、この作品には、親鸞の「魅力的…

ウェヌスの暗号7ヶ月前

貞の連想で 僚機を蟄して 妙見の湿で 清酒を面した 養虎の酷で 加線を訳して 牌の哀思で 王后を補した 零の転送で 聴器を律して 商権の蜜で 明珠を宣した 考古の翌で 野選を画して 藍の稗史で 砲熕を捺した 「フィスク」

king-biscuit WORKS7ヶ月前

解説・長谷川伸「舶来巾着切」*1 *2 伸コ、である。長谷川伸、である。 文明開化間もない頃の横浜で、若い頃をはいずりまわって過ごした見聞を肥やしにして、その後、本邦世間一般その他おおぜいの心の銀幕にいくつもの「おはなし」を、共に見る夢として描き出す作家として大成したのは長谷川伸と吉川英治。単に生まれ育った土地であるというだけでなく、近代が唸りをあげて世の中まるごとひん曲げてゆく、その最先端の切羽ならではの疾風怒濤と喧噪を若い頃、真っ只中に生きたという経験と見聞とが、その描き出す作品世界にある一定の倫理のような、世の中のすがたかたちを見えないところでかたどっている約束ごとのような、いずれ大きな書き割りめいた何ものかを背後…

中世文学漫歩7ヶ月前

講談「日本古書通信」1135号に、目時美穂さんが「音声再生装置としての講談速記」という文章を書いています。明治の半ば頃、大衆紙には小説とは別に、講談の速記が連載され、愛読され、単行本にもなっていた、というのです。明治32(1899)年には東京府下の新聞18種に12種の講談物が載っていたが、大正末期には姿を消してしまったという。そのきっかけは明治17年、速記術に熱中していた明治法律学校(明治大学の前身)の学生2人が、稗史出版社という出版社の依頼で話芸の速記を採ることになり、三遊亭円朝の「怪談牡丹灯籠」の口述速記を採ったことだそうです。翌年には、二代目松林伯円の講談「安政三組盃」を、上野広小路本牧亭に…

CANADA'S WINDVIEW8ヶ月前

漢検準1級対策 - 対義語カテゴリー[ 昆虫| 田園| 花| 街| 数学・幾何学| 寺院| 城| 祭り| 鉄道| 海| 風力発電] 漢検準1級対策 - 対義語 漢検準1級の対義語・類義語 所謂「対類」の対義語の過去に出題された一覧です。 準1級の配当漢字が使われた二字熟語が中心なので、普段聞いたことが無いようなものばかりで難しいのですが、 2級以下即ち常用漢字で構成された一見平易な熟語もよく見ると漢字から意味が想像し難く、難易度は高いです。 対類では、対義語5問、類義語5問の合計10問出題されますが、8-9問は過去問から出ており、過去問を押さえることは重要です。1-2問は過去問をやっていても見た事がないような新作問題に…

Elegan_TIV9ヶ月前

▼『清水次郎長』高橋敏「海道一の親分」を謳われた清水次郎長を措いて幕末維新のアウトローを語るに他はない.本書は歴史学の手法を駆使して,血で血を洗う並み居る強敵たちとの死闘を勝ち抜き,時代の風を読んでしぶとく生き残った稀代の博徒の実像に迫る.巷間知られる美談仁侠の虚像からは異質な無頼の武闘派のしたたかな生き様が浮かび上がってくる――. 静岡生まれの侠客山本長五郎は,米穀商山本次郎八の養子であったことから「次郎八の長五郎」と呼ばれ,短縮して次郎長という呼称が定着した.1879年『次郎長一代記』,1884年『東海遊侠伝――一名次郎長物語』を底本とする博徒清水次郎長の美談.講談,浪曲,芝居,大衆小説,映画と,世俗に最も愛さ…

出版・読書メモランダム9ヶ月前

古本夜話1472 大柴四郎と梅原北明、杉井忍訳『露西亜大革命史』大正時代はロシア革命とその関連書出版がトレンドであったと見なせるけれど、その全貌は定かではない。だがそれは『近代出版史探索Ⅱ』203の左翼系出版社ばかりでなく、様々な版元が参入し、発禁処分も相次いでいたと思われる。そうした一冊として、大正十四年に朝香屋書店から刊行された『露西亜大革命史』を挙げることができよう。 同書はアメリカ人のエ・エル・ウイリアムスを著者とし、梅原北明、杉井忍訳として刊行され、ただちに発禁になったとされる。梅原に関しては『近代出版史探索』15、16、17、18などで既述しておいたように、「昭和艶本時代」の立役者にして、多くのアンダーグラウンド出版のオルガナイザーでもあり、そ…

みらっちの読書ブログ10ヶ月前

コロナ禍における稗史としての日常の記録【東京ディストピア日記/桜庭一樹】www.kawade.co.jp コロナ禍の日常の日記の出版が増えているそうです。何が起こって、どんなことを感じたか、の日常の記録。 コロナ禍となり1年以上が経って、もっとこういう作品が乱発されるかなと思ったのですが、さすがにSNS全盛の現代、毎日のつぶやきはSNS上でされることが多く、私たちもそれを見ることに慣れているためか「出版物」としてはそこまでないなぁ、と、感じていました。 著者の桜庭一樹さんを、私はこれまで存じ上げず、これまで著作をを拝見することなく来ましたが、奇しくもこの本で巡り合うことになりました。 歴史には、正史(国家による歴史)と、稗史(我々庶民の日々の歴史)があるという。い…