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無神論
神の存在を否定する主張、あるいは信念。
狭義では、ヨーロッパにおいて発達したユダヤ・キリスト教的な一神教についての否定論をいう。
不信仰や異端信仰とは区別されるものとしての、自覚的な無神論は近代において成立した。
理論的な主張として神が存在しないといわれる場合、積極的に存在しない根拠を述べるもの、存在をしめす証拠がないとするもの、神という概念の必要性を否定するものなどがある。
(最後の類型ではオッカムの剃刀が言及される事が多い)
関連で、存在を示す根拠もないが、否定する根拠もないとする不可知論がある。
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一般的に、信仰の、あるいは、内面的信念の問題としての無神論は、一神教的な諸前提の多くを、信念としてすでに受け入れた上で、神の存在という核心部分について「それを信じることができない」「受け入れられない」と感じる場合に生まれる。思想的、理論的な無神論の場合には、単に神の存在を主張しないというのではなく、神が非在であることが、それ自体として積極的な思想的意味を担う。
こうした一神教的な概念、諸前提を共有していなかったり、共有していても重要なものとみなしていなかったり(世俗主義)、異なる宗教的前提(たとえばアニミズム、仏教や多神教など)を有していたりする場合には、たとえ唯一神の存在を主張していない場合でも、その存在非在が、実存的あるいは思想的な意味を持ってはいないので、厳密にいえば無神論とは異なる。
非常におおまかな意味では多神教もふくめて神格一般を認めない立場をさすこともある。唯物論など。
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