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ジョン・ディクスン・カー

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関連ブログ

いろいろ感想を書いてみるブログ6ヶ月前

読書日記 2024年5月15-21日2024年5月15-21日 ・J.D.サリンジャー(野崎孝訳)『ナイン・ストーリーズ』 ・沼正三『家畜人ヤプー』1巻 ・伊坂幸太郎『PK』 ・トルーマン・カポーティ(小川高義訳)『ここから世界が始まる―トルーマン・カポーティ初期短編集―』 ・ジュノ・ディアス(都甲幸治・久保尚美訳)『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』 ・ジュノ・ディアス(都甲幸治・久保尚美訳)『こうしてお前は彼女にフラれる』 ・ジョン・ディクスン・カー(加賀山卓朗訳)『火刑法廷』 以下コメント・ネタバレあり

#読書日記#サリンジャー#沼正三#伊坂幸太郎#トルーマン・カポーティ#ジョン・ディクスン・カー#ジュノ・ディアス

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5ブックマークジョン・ディクスン・カー - Wikipediaジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906年11月30日 - 1977年2月27日)はアメリカ合衆国の小説家である。本格推理小説の作家で密室殺人の第一人者。筆名カーター・ディクスン (Carter Dickson) でも知られる。日本では80冊を超える著書のほとんどに翻訳がある。 ペンシルベニア州ユニオンタウン生まれ。少年...ja.wikipedia.org

関連ブログ

蓼科高原日記2年前

黒死荘殺人事件(黒死荘の殺人) ジョン・ディクスン・カーカーター・ディクスン「黒死荘殺人事件(黒死荘の殺人)」は、アメリカの推理小説作家ジョン・ディクスン・カーの手になる作品で、現在我が国ではこれが著者名として冠されることが通例だが、本来はカーター・ディクスン名義で発表された第二作である。 そして、このペンネームは、1933年に「弓弦城殺人事件」を発表した際、アメリカの出版社が無断でカー・ディクスン(Carr Dickson)の名を出したことで著者との間に紛糾が生じ、その打開策として使われるようになったようだ。 カーと言えば、怪奇的な雰囲気を湛えながらも論理的ストーリー展開を具えた本格派の作品が多く、また密室の謎解き物を得意とすることは広く知られているが、この「黒死荘…

#ジョン・ディクスン・カー#カーター・ディクスン#黒死荘殺人事件#黒死荘の殺人#江戸川乱歩#横溝正史

はぐれの徒然なるままに(仮)3年前

「フェアじゃない、アンフェアだ!」て夫婦喧嘩と似ている気がする⑤前のブログで男性と女性の「考え方の傾向」の違い。そして「考え方の傾向」の違いによりおこる「認識のズレ」を書きました。では何故それがおこるのか?ひとつの説として男性と女性の「脳」の違いあります。人間の脳は左脳と右脳にわかれてます。左脳が論理、言語、計算とかを担当。右脳が感覚、直感、総合判断とかを担当してます。そして、左脳と右脳を繋ぐ脳梁(交連繊維の束)があります。人が何かを考える時、左脳と右脳が情報を交換して判断しています。実は左脳と右脳を繋ぐ脳梁が男性の方が細く、女性の方が太いのです。例えるなら男性の左脳から右脳に送る情報量を1とすると、女性はその倍。その為に考え方の傾向に差がでるのではないか…

#アガサ・クリスティー#エラリー・クイーン#ジョン・ディクスン・カー

はぐれの徒然なるままに(仮)3年前

「フェアじゃない、アンフェアだ!」て夫婦喧嘩と似ている気がする➁では、アガサ・クリスティーの「オリエント急行殺人事件」、「アクロイド殺人事件」がアンフェアなら、フェアとは何でしょうか?自分の読んだ物で同時期の作品で、以後の作家達にも影響を与えた作品がその当時のフェア代表なのか?と考えてたら、自分は2人の推理作家の名前がでてきました。1人はエラリークイーン、もう1人はジョン・ディクスン・カーです。推理小説の手法のひとつに「読者への挑戦状」という物があります。簡単に説明すると殺人事件がおき、捜査が進み、探偵が「犯人がわかった!」という。するとその次のページにはこう書いてあります。「事件解決の手がかりはすべて出そろいました さあ、犯人は誰か?」で、次の章から事件…

#エラリー・クイーン#ジョン・ディクスン・カー

soneakiraの日記3年前

「ディクスン・カーの小説は最良のお化け屋敷」である夜歩く【新訳版】 (創元推理文庫) 作者:ジョン・ディクスン・カー 東京創元社 Amazon 『夜歩く』ジョン・ディクスン・カー著 和爾桃子訳を読む。 著者の長篇デビュー作だそうで。本作もまた読み出すと止まらなくなってしまった。 パリの予審判事アンリ・バンコランの友人である「私」、ジェフ・マールが語るスタイルで展開する。 バンコランは、剣の達人であるサリニー公爵と再婚相手であるルイーズの警護を頼まれる。ルイーズの元夫でサイコパスのローランが二人を亡き者にしようとしているからだ。蟻一匹はい出る隙のない警備にもかかわらず公爵はナイトクラブのカード室で殺されてしまう。しかも、首チョンパで。はい、カー…

#ジョン・ディクスン・カー#夜歩く#ミステリー

ど素人の雑文集3年前

No.2 ブックオフの100円コーナーのこと昨日はブックオフに行き、2冊の本を購入しました。一冊は、モーリス・ルブランの「奇巌城」、もう一冊はジョン・ディクスン・カーの短編集です。 まだ読んでいないですが、面白ければ感想書いてみようかな。ミステリー好きを自称しながら、ルブランもカーも読んだことがないのです。初めて読むのに適しているかは分かりませんが、ただ100円コーナーで見つけたから買ったというだけです。 私はとてもケチな人間なので、愛好している作家の新作を除いては、本は基本的に中古で、しかもなるべく安い値段で購入しています。最近はメルカリで、300円ぐらいで状態のいい中古本が手に入るので、ブックオフで300円以上だと躊躇してしまいます…

#日記#読書#ブックオフ#ジョン・ディクスン・カー#モーリス・ルブラン

ScriptorRegisのブログ4年前

『帽子収集狂事件』(E・C・ベントリー、F・W・クロフツ、横溝正史、高木彬光の小説の内容に触れています。) 『帽子収集狂事件』(1933年)は、カーの代表作であり、出世作としても知られている。 ダグラス・G・グリーンの『ジョン・ディクスン・カー〈奇蹟を解く男〉』では、ドロシー・L・セイヤーズによる本作の書評がいかにカーを歓喜させ、ミステリ作家としての地位の確立に寄与したかを伝えている[i]。もっとも、セイヤーズは、本作を「この作品は、私がここしばらく読んだなかで最も魅力的なミステリである」、と書いて、「奇想天外な登場人物やプロットの描写」や、「形容詞一つで雰囲気をかもし出」す表現力、「わくわくするような喜びを与…

#ジョン・ディクスン・カー

新・凡々ブログ4年前

『幽霊狩人カーナッキ』余話『心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿』が刊行されてから2年後、1910年にウィリアム=ホープ=ホジスンが幽霊狩人カーナッキの物語を発表した。ラヴクラフトがジョン=サイレンスを愛読していたことは有名だが、カーナッキに対する評価はどうだったのか。1934年11月6日付のダーレス宛書簡を見てみる。 人によって嗜好が違うというのは興味深いものですね――『ナイトランド』はカーナッキよりも遙かに優れた作品だとクラーカシュ=トンは考えているのですよ……もちろんカーナッキがジョン=サイレンスのごく凡庸な模倣に過ぎないことは火を見るより明らかです。でも『異次元を覗く家』と『のボート』を読まずにホジスンを判定して…

#オーガスト・ダーレス#ラヴクラフト#ウィリアム・ホープ・ホジスン#エラリー・クイーン#ジョン・ディクスン・カー

積読を消化したい。5年前

サービス精神溢れる『黒死荘の殺人』カーター・ディクスン(ジョン・ディクスン・カー)*ネタバレは伏せ字ケン・ブレークは友人でもある幽霊屋敷「黒死荘」の当主ディーン・ハリディから信用できない心霊学者ダーワースに叔母、婚約者、知人が心酔してしまったため、「黒死荘」で一晩明かして、心霊学者達のインチキを暴いて欲しいと頼まれマスターズ警部と共に「黒死荘」へ向かう。 「黒死荘」ではディーンの家族、知人と心霊学者による降霊会が計画されており、立場が違う両者の緊張が最高潮に達した時、突如鳴り響いた鐘の音。密室となっていた石室では術者ダーワースが曰く付きの短剣で惨殺されていた。 周囲に足跡も無い完全な密室の犯行に解決の糸口が見つからないため、マスターズ達は陸軍省情報部長ヘンリ・メリヴェール卿に操作の協力を求め…

#カーター・ディクスン#ジョン・ディクスン・カー#海外ミステリ小説

2年前

『かくして殺人へ』ジョン・ディクスン・カー【感想】ド直球のラブコメがど真ん中に直撃And So to Murder 1940年発表 ヘンリ・メリヴェール卿 白須清美訳 創元推理文庫発行 前作『読者よ欺かるるなかれ』 次作『九人と死で十人だ』 登場人物たちが演じる役柄とその関係性が話のミソでもあるので、あらすじは省略しますが、ド直球のラブコメなので、めちゃくちゃ楽しいです。しかも、灯火管制が敷かれる第二次世界大戦下の物語なので、敵襲の恐怖やスパイ風の味付けもほのかにあって、朗らかなラブコメの中に、どこか暗くて不安をあおる空気も漂っているのが特徴です。 前作『読者よ欺かるるなかれ』が、欺かれた驚きと腹立ちの半分半分、というすごいようなすごくないような、あやふやな作品だったので、…

#ジョン・ディクスン・カー#海外ミステリ

ScriptorRegisのブログ4日前

高木彬光『能面殺人事件』(本書の犯人、トリック等のほか、『刺青殺人事件』、横溝正史の『本陣殺人事件』のトリックにも触れていますので、未読の方は、ご注意ください。) 『能面殺人事件』(1949年)は、高木彬光の第二長編で、第三回探偵作家クラブ長篇賞を受賞した代表作のひとつである。『宝石』誌に、書下ろしで一挙掲載されたという。 高木の初期最高作といえば、圧倒的に、処女作『刺青殺人事件』(1948年)だが[i]、クラブ賞受賞には至らなかった。何せ1948年には、坂口安吾の『不連続殺人事件』(1947-48年)が完結していた。文学畑の坂口による話題作が相手では、『刺青』でも分が悪かったようだ(もちろん『不連続』は『刺青』に優…

わんこたんと栞の森6日前

インシテミル 原作小説の感想と、作中登場ミステリーの解説閉鎖空間で7日間すごすだけで時給112,000円。「おいしいバイト」につられて応募した参加者を待ち受けていたのは、報酬を巡って参加者同士が殺し合う犯人当てデスゲームだった!米澤穂信さんの新境地をひらき、映画化でも話題になったミステリー、インシテミルの感想を書きました。 インシテミル var today = new Date(); var day = today.getDate(); if( day == 5 || day == 10 || day == 15 || day == 20 || day == 25 || day == 30 ){ document.write('★5と0のつく日は楽…

本と針 介護の余白14日前

「読者よ欺かるるなかれ」というミステリー読者よ欺かるるなかれ (ハヤカワ・ミステリ文庫 テ 3-12) 著者 : カーター・ディクスン 早川書房 発売日 : 2002-04-01 ブクログでレビューを見る» ん⁈うーん、犯人がわかって、なるほどね、と思う。読んでいるあいだ、ほんの少し、犯人かもしれないという疑いが頭をよぎったかもしれないけれど。結局、犯人は見当もつかないまま、探偵の謎解きを待つだけでした。時代は、1930年代。ちょうど、アガサ・クリスティーが、ポアロを主人公に小説を書いていたころ。アガサの生年は、1890年。本作の作者は、1906年生まれ。場所も、ロンドンを中心として描かれており、背景は似ています。『the read…

ガレージ整備日記 ジープ、タイガーカブ、etc20日前

2024年 10月 読書 10月1日読書 紙魚の手帳 Vol.15 (東京創元社) 267p~284p 陰陽師 玉兎ノ巻 夢枕獏 (文春文庫) 41p~74p 眠れない夜にみる夢は 深沢仁 (東京創元社) 41p~96p 2日購入 DETECTIVE X CASE FILE #2 ブラックローズ 道尾秀介 (SCRAP出版) 大樹館の幻想 乙一(星海社) 八月のくず 平山夢明短編集 平山夢明 (光文社文庫)単行本持ってました。 さかさ星 貴志祐介 (角川書店) 飽くなき地景 荻堂顕 (角川書店) 読書 紙魚の手帳 Vol.15 (東京創元社) 285p~308p 陰陽師 玉兎ノ巻 夢枕獏 (文春文庫) 75p~92p …

新城彰の本棚25日前

ロイヤル・スカーレット・ホテルの7階1938年発表の本書は、不可能犯罪作家ジョン・ディクスン・カーの<フェル博士もの>。ピカデリー広場に近い<ロイヤル・スカーレット・ホテル>での殺人事件に、博士とハドリー警視、クリス・ケント青年が挑む。 クリスは富豪の友人ダン・リーパーと賭けをして、10週間をかけたヨハネスブルグからロンドンまでの無銭旅行に挑戦した。遂に目的のホテルに着いたのだが、有り金を使い果たして空腹に悩まされ、つい手にしたホテルのカード「707号室」の客に成りすまして朝食を頂戴した。 ところがボーイに「707号室のお客様」と声を掛けられ、特別フロアの7階まで連れてこられてしまった。彼はそこで、従兄弟であるロッドの妻ジェニー…

shyddyの日記1ヶ月前

「壁から死体」こんばんは!ジジ・パンディアンの「壁から死体?」:今年の七月の新刊で、コージー・ミステリーの一作目です。「秘密の階段建築社」の事件簿シリーズで、原題は、Under Lock & Skeleton Key です。第二作目まで創元推理文庫から刊行予定だそうです。この本は読書会でいただいた本で、読書会では、参加された出版社の方がお土産に新刊本をプレゼントしてくれることがあり、ありがたくいただきました。主人公は、ザ・ペンテスト。ラスベガスで大成功したイリュージニストでした。私たちある程度の年齢層の日本人のイメージでは、引田天功でしょうか。彼女は代々続くマジシャンの家系で、名前に、ザ、がつくほどのイリュ…

shyddyの日記1ヶ月前

「三つの棺」ジョン・ディクスン・カーの「三つの棺」:今読んでいる今年の夏に刊行された新しいコージー・ミステリー「壁から死体?」では、主人公が遭遇した殺人事件をミステリー好きの友達と解決すべく、過去のミステリー作品を参考に二人で話し合う場面が出てきます。この趣向は、クリスティの「おしどり探偵」でも見られたものですが、二人が選んだのはジョン・ディクスン・カーでした。 カーは不可能犯罪、密室物を多く手がけた作家で、本作の邦訳第一作は1955年ですが、新訳も2014年に出ていますので、そちらでお読みいただくと読みやすいかも。 このお話は、雪が降り積もった夜、グリモー教授が自室で射殺されるところから始まります。直前…

文学系心理士の感想部屋1ヶ月前

【ホロヴィッツ】死はすぐそばにホーソーンシリーズ5作目! 新作を出すペースがとにかく早い! 死はすぐそばに ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ (創元推理文庫) 作者:アンソニー・ホロヴィッツ 東京創元社 Amazon あらすじ ホロヴィッツは次の作品を編集者にせっつかれるが、そう頻繁に事件に出くわすわけでもない。そこでホーソーンが以前に手がけた事件を題材にすることにする。もう終わった事件なら簡単だと思っていたホロヴィッツだったがーーー!? 読んでみて 今回は今までと違ってホーソーンとホロヴィッツがペアになって事件を解くのではなく(いつも解いているのはホーソーンだけだけど)、過去の事件を回想することになる。 ところがホーソ…

月夜の絵言葉2ヶ月前

「 迷宮の都市 」私は小説を読むのも、ドラマや映画を観るのでも 何かしらの謎がないと 入って行けないタイプです。 普段から海外ミステリーや幻想小説、詩集を読んでますが 最近は 昔挫折した エラリィ・クィーンや、大好きな ジョン・ディクスン・カー、ルース・レンデルなんかを 読んでます。 ・・・というわけで、今回は小説ではなく 海外のミステリードラマのことをちょっとだけ。 「紳探」(紳士探偵L)という1930年代の上海を 舞台にしたドラマなのですが、結構面白くて。 よくある ホームズ&ワトソン的な設定だけど、 でも私が惹かれたのはそこじゃなくて レトロで精巧なセットや小道具、美しく精緻な衣装、 CGを駆使した上海の…

つらつら2ヶ月前

2024年9月の読了本小説8冊、漫画8冊の合計16冊でした。 9月の読書メーター読んだ本の数:16読んだページ数:3197ナイス数:0ブラック・ジャック 13読了日:09月29日 著者:手塚治虫ボタニストの殺人 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)読了日:09月28日 著者:M・W・クレイヴンボタニストの殺人 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)読了日:09月25日 著者:M・W・クレイヴンブラック・ジャック 12読了日:09月22日 著者:手塚治虫ブラック・ジャック 11読了日:09月21日 著者:手塚治虫サーキット・スイッチャー (ハヤカワ文庫JA)読了日:09月18日 著者:安野 貴博ブラック・ジャック 10読了日:09…

たむ読書日記2ヶ月前

『ミステリマガジン』2024年11月号No.767【世界のジョン・ディクスン・カー】『ミステリマガジン』2024年11月号No.767【世界のジョン・ディクスン・カー】 不可能犯罪特集。「世界の」の名に偽りなく、本家カーをはじめ、スウェーデン、フランス、中国の作品が掲載されていました。しかし編集者(I)による解説がむりやり褒めている感じで興醒めです。今までこんな感じではなかったと思うのですが。「運命の銃弾」ジョン・ディクスン・カー/加賀山卓朗(The Marked Bullet,John Dickson Carr,1923)☆☆☆☆☆ ――ブランドン館に滞在中のハンドレスが眠れずにいると、足音と銃声が聞こえた。館の主人の姪ジュリア・マンスフィールドが真ざめた顔で、「書斎で………

ScriptorRegisのブログ2ヶ月前

高木彬光『刺青殺人事件』(本書のトリックのほか、S・S・ヴァン・ダイン、ジョン・ディクスン・カー、横溝正史の代表長編のトリックを明かしていますので、未読の方はご注意ください。) かつて、我が国の本格ミステリといえば、横溝正史の『獄門島』(1947-48年)と高木彬光の『刺青殺人事件』(1948年)が双璧だったように思う。 それは確かに、日本が世界に誇る奇想ミステリとして、小栗虫太郎の『黒死館殺人事件』(1934年)、夢野久作の『ドグラ・マグラ』(1935年)、中井英夫の『虚無への供物』(1964年)という破格の三作があったが、本格ミステリとしては、横溝、高木に加えて、坂口安吾の『不連続殺人事件』(1947-48年)で…

shyddyの日記2ヶ月前

全国翻訳ミステリー読書会こんばんは!いつも本の紹介をしていますが、今日は全国翻訳ミステリー読書会について語りたいと思います。正直ミステリー愛好家は身近にはいません。たまにいると国内の作家のファンだったりしますので日本のミステリーの品質の高さはよくわかりますが、私は外国の作品が読みたい。映画も洋画の方が好きですし自分でも理由がわからないのですが、外国の小説が好きなんです。妹なんかうちに来るとお姉ちゃんの人殺しの本が毎回増えていると文句を言うし、確かに「なんとか殺人事件」多いかも。さて、読んだらその感想を語りたい。できればネタバレを気にせずに、というわけで身近に見つけることができない同じような翻訳ミステリー好きに会いたい…

rirasoujiken’s blog2ヶ月前

購入しました。Amazonより届きました。『黒の環状線』『殺人ドライブロード』は既読。再読ように購入しました。『ジョン・ディクスン・カーを読んだ男』は、表題作のみ既読。~を読んだ男シリーズの残りが未読なので購入しました。

ミステリを読む 専門書を語るブログ3ヶ月前

『妖女の隠れ家』ジョン・ディクスン・カー、斎藤数衛 (訳)、早川書房、1933、1981ーーギデオン・フェル博士の妻は騒がしかった1933年に発表されたジョン・ディクスン・カーの長編推理小説。ギデオン・フェル博士の初登場作品。 カーを読むたびに、クリスティやクイーンと違って、ノリが日本の小説とは異なっているため読みづらく、人気がないのも仕方ないと嘆息する。実写でどのような演技をしているのか想像しづらい。加えてストーリーも把握しづらい。本作も同様に感じる。 舞台はイギリスのちょっとした田舎のリンカーンシャーの小さな町で、チャターハム監獄。この監獄の所有者はスターバース家が代々所長を務めている。そこで起きた殺人を捜査するというもの。 このようなクラシックなミステリは、トリックが披露されると、現代ではありえないようなことのため…