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呉智英

本名は新崎 智(しんざき さとし)。愛知県清須市出身の評論家、漫画評論家、日本マンガ学会会長である。ペンネームは「ご・ちえい」という読みも許容している(「東アジアで通用する」名前だそうなので)。占いに使われるのを嫌って1946年生まれということ以外公表していない。一応JICC出版局刊行物での表記は「血液型 尾張藩士族 牡羊座」あと「おとめ座」というのもあった(賢者の誘惑 所収)が
初の単著である『封建主義、その理論と情熱』以降封建主義者を自称し、民主主義や人権概念を批判している。
儒教 の研究を論語から行っており、以費塾(イッヒ塾 論語の一節から)という塾で「読まれざる古典」論語を音読するという企画をやっていた。その「必ずや名を正さんか(論語)」という正名論の観点から、新聞、知識人の物言いに出る言葉の誤用(有名なのが「須く(すべからく)」)へツッコミをかまし「論理的な表記」歴史的仮名遣を評価して、一時期「托卵(ひさうちみちおのマンガ)」「憂国」「約束の地」(いしかわじゅんのマンガ 新潮社)の解説をソレで書いていた。なお私信は歴史的仮名遣だそうである。
若いころ水木しげるの書庫で、マンガのネタになりそうなものを拾って先生へ見せるというアルバイトをしていた。
呉の影響を受けた評論家に浅羽通明、大月隆寛、宮崎哲弥がいる。小谷野敦も呉を尊敬していると公言している。
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