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歴史小説『ローマ人の物語Ⅴ ユリウス・カエサル ルビコン以後』星4.5点★★★★☆#塩野七生

1996年の3月30日発行の日本人による古代ローマの歴史小説。 著者は塩野七生。 ユリウス・カエサルのことを書いており、カエサルが亡くなった後は、その後継者のオクタヴィアヌスが主人公になって書いてある。 クレオパトラについては辛辣な書き方で、それがまた面白くもある。クレオパトラが女だてらに戦役の作戦会議にしゃしゃり出て、失敗の原因になっている。 この本とその前の本と、ユリウス・カエサルが生きていた頃の筆の乗りようが何とも言えない。 ユリウス・カエサルは軍人としても政治家としても一級品。 アントニウスは軍人としてはそれなりにいいが政治家としてはいま一つ。それがクレオパトラに言いくるめられて、軍人…