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本屋大賞
本屋大賞は、NPO法人本屋大賞実行委員会が運営する文学賞。2004年に発足。
新刊書店(オンライン書店を含む)で働く書店員の投票だけで選ばれる。過去1年の間、書店員自身が自分で読んで「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本を選び投票する。
本屋大賞とは別に、「翻訳小説部門」「発掘部門」についても選考される。
経緯
本が売れない時代と言われる中、出版市場は書籍、雑誌とも年々縮小傾向にあり、出版不況は出版社や取次だけではなく、もちろん書店にとっても死活問題となっていた。その状況の中で、商品である本と、顧客である読者を最も知る立場にいる書店員が、売れる本を作っていく、出版業界に新しい流れをつくる、ひいては出版業界を現場から盛り上げていけないかとの考えから、同賞が発案された。
対象作品
本屋大賞
選考の前々年12月1日〜前年11月30日の間に刊行された日本の小説*1。
翻訳小説部門
選考の前々年12月1日〜前年11月30日の間に刊行された翻訳小説。
発掘部門
ジャンルを問わず、選考の前々年11月30日以前に刊行された作品。
投票参加資格者
新刊を扱っている書店の書店員であること(アルバイト、パートも含む)
選考方法
本屋大賞
- 一次投票で一人3作品を選んで投票
- 一次投票の集計結果、上位10作品をノミネート本として発表
- 二次投票はノミネート作品をすべて読んだ上で、全作品に感想コメントを書き、ベスト3に順位をつけて投票。
- 二次投票の集計結果により大賞作品を決定(投票の得点換算は、1位=3点、2位=2点、3位=1.5点)
翻訳小説部門
一人3作品まで投票可。「本屋大賞」発表時に、「翻訳部門」の上位3作品を発表。
発掘部門
一次投票時に既刊本のお勧め本を一点投票。「本屋大賞」発表時に、「発掘部門」に投票された作品をリスト化して発表。
本屋大賞受賞作品一覧
2015年本屋大賞(第12回):上橋菜穂子『鹿の王』(角川書店)
2014年本屋大賞(第11回):和田竜『村上海賊の娘』(新潮社)
2013年本屋大賞(第10回):百田尚樹『海賊とよばれた男』(講談社)
2011年本屋大賞(第8回):東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(小学館)
2010年本屋大賞(第7回):冲方丁『天地明察』(角川書店)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/12/01
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2009年本屋大賞(第6回):湊かなえ『告白』(双葉社)
2008年本屋大賞(第5回):伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(新潮社)
2007年本屋大賞(第4回):佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(講談社)
2006年本屋大賞(第3回):リリー・フランキー『東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)
2005年本屋大賞(第2回):恩田陸『夜のピクニック』(新潮社)
2004年本屋大賞(第1回):小川洋子『博士の愛した数式』(新潮社)
*1:判型問わずオリジナルの小説
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