片岡義男とは 読書の人気・最新記事を集めました - はてな (original) (raw)
片岡義男
(1940年3月20日 - )
日本の小説家、エッセイスト、写真家、翻訳家、評論家。1940年東京都生まれ、戦時疎開で山口県の岩国に移り、5歳で終戦を迎える。祖父の片岡仁吉は山口県の周防大島出身で、ハワイに移民した人物。父の定一は日系二世で、片岡義男自身も少年期にハワイに在住し、当地で教育を受けた経験がある。都立千歳高校を経て、早稲田大学法学部卒業。
テディ片岡名義で風俗評論、パロディ本等を手掛けた後、1974年に『白い波の荒野』でデビュー。『スローなブギにしてくれ』で野性時代新人賞を受賞。70年代〜80年代に若者の圧倒的支持を受ける。
近年は「英語を母語とする者から見た日本文化論」を多く執筆。著作権者自らの意思により、一部の作品が「青空文庫」より購読可能となっている。
テディ片岡名義の著作
- 『C調英語教室』 三一新書 1963
- 『味のある英会話』 三一新書 1965
- 『ハッスルする本 一読たちまち男性上位』 双葉新書 1969
- 『20世紀最後の珍本 5分間ごとに脳ミソがしびれる』 ベストセラーズ, 1969
- 『笑わせる本 オッ! 話の中味は珍品揃い』 大和書房 1969 (ダイワブックス)
- 『テディ片岡ゴールデンデラックス 愛と真実を追求するメチャクチャ小説』 三崎書房 1971
- 『トイレ的発想の書 わあー,こりゃすごい 意地悪な本No.2』 ベストセラーズ 1971
片岡義男名義の著作
小説
- 『友よ、また逢おう』(1974年、角川書店/1981年、角川文庫)
- 『ロンサム・カウボーイ』(1975年、晶文社/1979年、角川文庫)
- 『スローなブギにしてくれ』(1976年、角川書店/1979年、2001年、角川文庫)
- 『トウキョウベイ・ブルース』(1980年、集英社コバルト文庫)
- 『彼のオートバイ、彼女の島』(1977年、角川書店/1980年、角川文庫)
- 『人生は野菜スープ』(1977年、角川書店/1980年、角川文庫)
- 『ハロー・グッドバイ』(1978年、集英社コバルト文庫)
- 『ボビーに首ったけ』(1978年、角川書店/1980年、角川文庫)
- 『波乗りの島』(1979年、晶文社/1980年、角川文庫/1993年、ブロンズ新社/1998年、双葉文庫)
- 『マーマレードの朝』(1979年、角川文庫)
- 『愛してるなんて とても言えない』(1979年、集英社コバルト文庫/1989年、集英社)
- 『ラジオが泣いた夜』(1980年、角川文庫)
- 『いい旅を、と誰もが言った』(1980年、角川書店/1981年、角川文庫/1998年、双葉文庫)
- 『ときには星の下で眠る』(1980年、角川文庫)
- 『味噌汁は朝のブルース』(1980年、角川文庫)
- 『どうぞお入り 外は雨』(1982年、集英社コバルト文庫)
- 『最終夜行寝台』(1981年、角川文庫)
- 『限りなき夏 1』(1981年、角川文庫)
- 『夕陽に赤い帆』(1981年、角川文庫)
- 『俺のハートがNOと言う』(1981年、角川文庫)
- 『and I Love Her』(1982年、角川文庫)
- 『湾岸道路』(1982年、角川書店/1984年、角川文庫)
- 『Ten Years After』(1982年、角川文庫)
- 『彼女が風に吹かれた場合』(1982年、カドカワノベルズ/1984年、角川文庫)
- 『美人物語』(1982年、角川文庫)
- 『幸せは白いTシャツ』(1982年、角川文庫)
- 『8フィートの週末』(1983年、新潮文庫)
- 『ドライ・マティーニが口をきく』(1983年、角川文庫)
- 『メイン・テーマ』PART 1〜3(1983〜84年、角川書店/1985〜87年、角川文庫)
- 『一日じゅう空を見ていた』(1984年、角川文庫)
- 『缶ビールのロマンス』(1984年、角川文庫)
- 『こちらは雪だと彼女に伝えてくれ』(1984年、集英社コバルト文庫)
- 『B面の最初の曲』(1984年、角川文庫)
- 『ふたり景色』(1984年、角川文庫)
- 『誰もがいま淋しい』(1984年、角川文庫)
- 『ボビーをつかまえろ』(1985年、角川文庫)
- 『寝顔やさしく』(1985年、角川文庫)
- 『心のままに』(1985年、角川文庫)
- 『さっきまで優しかった人』(1985年、新潮社/1988年、新潮文庫)
- 『ミス・リグビーの幸福』(1985年、早川書房/1987〜88年、ハヤカワ・ミステリ文庫)
- 『ふたとおりの終点』(1985年、角川文庫)
- 『彼らがまだ幸福だった頃』(1985年、角川文庫)
- 『ラストシーンの出来ばえ』(1986年、角川文庫)
- 『彼のオートバイ、彼女の島 2』(1986年、角川文庫)
- 『微笑の育てかた』(1986年、角川文庫)
- 『最愛のダーク・ブルー』(1986年、集英社コバルト文庫)
- 『桔梗が咲いた』(1986年、角川文庫)
- 『私は彼の私』(1986年、角川文庫)
- 『時差のないふたつの島』(1987年、新潮文庫)
- 『片岡義男 31 STORIES/1〜2』(1987年、晶文社)
- 『彼女の心とその周辺』(1987年、東京書籍)
- 『バラッド30曲で1冊』(1987年、角川文庫)
- 『嘘はほんのり赤い』(1987年、角川文庫)
- 『ドアの遠近法』(1987年、祥伝社NON POCHETTE)
- 『彼らに元気が出る理由』(1987年、カドカワノベルズ/1990年、角川文庫)
- 『すこしだけ白、すこしだけ黒』(1987年、角川文庫)
- 『星の数ほど』(1987年、角川文庫)
- 『頬よせてホノルル』(1987年、新潮社/1990年、新潮文庫)
- 『今日は口数が少ない』(1988年、角川文庫)
- 『少年の行動』(1988年、角川文庫)
- 『魚座の最後の日』(1988年、角川文庫)
- 『恋愛小説』(1988年、角川文庫)
- 『浴室で深呼吸』(1987年、祥伝社NON POCHETTE)
- 『長距離ライダーの憂鬱』(1988年、角川文庫)
- 『海を呼びもどす』(1989年、光文社/1993年、光文社文庫/1999年、同文書院)
- 『結婚しよう』(1989年、角川文庫)
- 『ミッチェル』(1989年、東京書籍/1992年、新潮文庫)
- 『五つの夏の物語』(1989年、角川文庫)
- 『彼女と語るために僕が選んだ7つの小説』(1989年、新潮社)
- 『赤い靴が悲しい』(1987年、祥伝社NON POCHETTE)
- 『花のある静かな日』(1989年、角川文庫)
- 『香水と誕生日』(1990年、講談社/1993年、講談社文庫)
- 『口紅と雪の結晶』(1990年、角川文庫)
- 『散ってゆく花』(1990年、角川文庫)
- 『甘く優しい短篇小説』(1990年、新潮社/1993年、新潮文庫)
- 『彼らに元気が出る理由』(1990年、角川文庫)
- 『恋愛小説 2』(1990年、角川文庫)
- 『撮られる彼女たち』(1990年、光文社/1993年、光文社文庫)
- 『少女時代』(1990年、双葉社/1993年、双葉文庫)
- 『雨のなかの日時計』(1991年、角川文庫)
- 『ボーイフレンド・ジャケット』(1991年、角川文庫)
- 『離婚しました』(1991年、角川文庫)
- 『あの影を愛した』(1991年、新潮文庫)
- 『敍情組曲』(1991年、角川文庫)
- 『夏から秋にかけての短編』(1991年、角川文庫)
- 『私はいつも私』(1991年、角川文庫)
- 『なにもないから愛にしましょう』(1991年、祥伝社/ 1994年、祥伝社NON POCHETTE)
- 『夏と少年の短篇』(1992年、東京書籍/ 1995年、ハヤカワ文庫JA)
- 『最愛の人たち』(1992年、新潮文庫)
- 『花なら紅く』(1993年、角川文庫)
- 『花までの距離』(1993年、光文社/1997年、中公文庫)
- 『恋愛小説 3』(1993年、角川文庫)
- 『物語の幸福』(1993年、角川文庫)
- 『小説のような人』(1993年、早川書房)
- 『恋愛生活』(1994年、角川文庫)
- 『結婚のヒント』(1994年、角川文庫)
- 『狙撃者がいる』(1994年、角川文庫)
- 『人生模様』(1995年、東京書籍)
- 『波と風のグッド・ニュース』(1995年、マリン企画)
- 『青い色の短篇集』(1995年、中央公論社/1998年、中公文庫)
- 『私も本当はそう思う』(1996年、水魚書房)
- 『東京青年』(1996年、早川書房/ 2002年、角川文庫)
- 『道順は彼女に訊く』(1997年、潮出版社/2001年、角川文庫)
- 『女優たちの短編 five actresses』(1997年、集英社)
- 『小説作法』(1997年、中央公論社)
- 『夏の姉を撮る』(2001年、恒文社21)
- 『七月の水玉』(2002年、文藝春秋)
- 『物のかたちのバラッド』(2005年、アメーバブックス)
- 『青年の完璧な幸福』(2007年、スイッチ・パブリッシング)
- 『白い指先の小説』(2008年、毎日新聞社)
- 『階段を駆け上がる』(2010年、左右社)
- 『木曜日を左に曲がる』(2011年、左右社)
- 『恋愛は小説か』(2012年、文藝春秋)
- 『真夜中のセロリの茎』(2013年、左右社)
エッセイ
- 『町からはじめて、旅へ』(1976年、晶文社/1981年、角川文庫)
- 『サーフシティ・ロマンス』(1978年、角川書店)
- 『5Bの鉛筆で書いた』(1983年、PHP研究所/1985年、角川文庫)
- 『ブックストアで待ちあわせ』(1983年、新潮社/1987年、新潮文庫)
- 『紙のプールで泳ぐ』(1985年、新潮社/1988年、新潮文庫)
- 『片岡義男〔本読み術〕・私生活の充実』(1987年、晶文社)
- 『彼らと愉快に過ごす』(1987年、小学館)
- 『本についての、僕の本』(1988年、新潮社)
- 『永遠の緑色』(1990年、岩波書店)
- 『緑の瞳とズーム・レンズ』(1990年、平凡社/1992年、角川文庫)
- 『水平線のファイル・ボックス 読書編』(1991年、光文社)
- 『シヴォレーで新聞配達 雑誌広告で読むアメリカ』(1991年、研究社出版)
- 『絵本についての僕の本 世界の傑作絵本を愉しむ』(1993年、研究社出版)
- 『僕が書いたあの島』(1995年、太田出版)
- 『本を読む人』(1995年、太田出版)
- 『昼月の幸福 エッセイ41篇に写真を添えて』(1995年、晶文社)
- 『自分を語るアメリカ』(1995年、太田出版)
- 『なぜ写真集が好きか』(1995年、太田出版)
- 『アメリカに生きる彼女たち 一九四九〜一九九五 雑誌広告に見るアメリカ女性像』(1995年、研究社出版)
- 『「彼女」はグッド・デザイン』(1996年、太田出版)
- 『彼の後輪が滑った』(1996年、太田出版)
- 『ここは猫の国』(1997年、研究社出版)
- 『赤いボディ、黒い屋根に2ドア アメリカの雑誌広告でたどる275台の自動車の容姿』(1997年、東京書籍)
- 『音楽を聴く』(1998年、東京書籍)
- 『日本語で生きるとは』(1999年、筑摩書房)
- 『坊やはこうして作家になる』(2000年、水魚書房)
- 『ラハイナまで来た理由』(2000年、同文書院)
- 『半分は表紙が目的だった ─100冊のペーパーバックスにアメリカを読む』(2000年、晶文社)
- 『英語で日本語を考える』(2000年、フリースタイル)
- 『英語で日本語を考える 単語篇』(2000年、フリースタイル)
- 『音楽を聴く2 映画。グレン・ミラー。そして神保町の頃』(2001年、東京書籍)
- 『謎の午後を歩く』(2002年、フリースタイル)
- 『英語で言うとはこういうこと』(2003年、角川oneテーマ21)
- 『文房具を買いに』(2003年、東京書籍)
- 『影の外に出る 〜日本、アメリカ、戦後の分岐点』(2004年、NHK出版)
- 『自分と自分以外 〜戦後60年と今』(2004年、NHKブックス)
- 『白いプラスティックのフォーク 〜食は自分を作ったか』(2005年、NHK出版)
- 『ナポリへの道』(2008年、東京書籍)
- 『なにを買ったの?文房具。』(2009年、東京書籍)
- 『僕らのヒットパレード』(小西康陽との共著)(2012年、国書刊行会)
- 『言葉を生きる』(2012年、岩波書店)
- 『洋食屋から歩いて5分』(2012年、東京書籍)
- 『日本語と英語 - その違いを楽しむ』(2012年、NHK出版)
評論
- 『ぼくはプレスリーが大好き』(1971年、三一書房/1974年、角川文庫/1991年、シンコー・ミュージック/1994年、ちくま文庫)
- 『10セントの意識革命』(1973年、晶文社)
- 『彼女が演じた役 原節子の戦後主演作を見て考える』(1994年、早川書房/1998年、ハヤカワ文庫JA)
- 『映画を書く 日本映画の謎を解く』(1996年、ハローケイエンターテインメント/2001年、文春文庫)
- 『日本語の外へ』(1997年、筑摩書房/ 2003年、角川文庫)
- 『吉永小百合の映画』(2004年、東京書籍)
- 『映画の中の昭和30年代―成瀬巳喜男が描いたあの時代と生活』(2007年、草思社)
- 『一九六〇年、青年と拳銃』(2008年、毎日新聞社)
- 『名残りの東京』(2009年、東京キララ社 河出書房新社)
- 『ピーナツ・バターで始める朝』(2009年、東京書籍)
写真集
- 『海から100マイル』photo 佐藤秀明+片岡義男 note(1981年、晶文社)
- 『カヌーで来た男』写真 佐藤秀明 対談 片岡義男+野田知佑(1985年、晶文社)
- 『東京のクリームソーダ』(1998年、光琳社)
- 『キャンディを撮った日』(1998年、フレーベル館)
- 『東京を撮る』(2000年、アーツ アンド クラフツ)
- 『東京22章』(2000年、朝日出版社)
- 『撮って、と被写体が囁く』(1998年、小学館文庫)
- 『ホームタウン東京 どこにもない故郷を探す』(2003年、ちくま文庫)
- 『東京を記憶する』(2001年、ちくま文庫)
- 『ここは東京』(2010年、左右社)
- 『この夢の出来ばえ』(2012年、サンクチュアリ出版)
翻訳
- カーター・ブラウン『エンジェル!』(1964年、早川書房)
- ダグラス・ヘイズ『キッスオフ』(1965年、早川書房)
- ウェイド・ミラー『殺人鬼を追え 黒い追跡』(1966年、早川書房)
- ポール・モロイ『ペナントはモスコーへ』(1967年、ベースボール・マガジン社)
- リチャード・スターク『悪党パーカー 犯罪組織』(1968年、早川書房)
- エドウィン・ギルバート『上流社会〈ハイ・ソサエティ〉』(1968年、早川書房)
- リチャード・スターク『悪党パーカー 弔いの像』(1968年、早川書房)
- ヘンリー・プレザンツ『音楽の革命―バロック・ジャズ・ビートルズ』(1971年、晶文社)
- ジョン・クリストファー『草の死』(1971年、早川書房)
- ロックの時代 編訳 晶文社 1971
- ジェリー・ホプキンズ『エルビス』(1971年、角川書店)
- ジョン・レノン、ヨーコ・オノ、ヤーン・ウェナー『ビートルズ革命』(1972年、草思社)
- ロバート・ジョージ・ライズナー『チャーリー・パーカーの伝説』(1972年、晶文社)
- ブライアン・エプスタイン『ビートルズ神話 エプスタイン回想録』(1972年、新書館)
- ジョン・クリストファー『大破壊』(1973年、早川書房)
- 『ビートルズ詩集』(1973年、角川文庫)
- ボブ・ディラン『タランチュラ』(1973年、角川書店)
- チェスター・ハイムズ『黒の殺人鬼』(1973年、早川書房)
- エドウィン・ホイト『マリリン 嘆きのヴィーナス』(1974年、角川文庫)
- チャールズ・ハンブレット『ハリウッドとの出会いなおしについて語ろう』(1975年、新書館)
- ジョン・レノン『絵本ジョン・レノンセンス』(1975年、晶文社)
- マーガレット・クレイヴン『ふくろうが私の名を呼ぶ』(1976年、角川書店)
- ジェリー・ガルシア、チャールズ・ライク、ヤン・ウェナー『自分の生き方をさがしている人のために』(1976年、草思社)
- エドウィン・グッドゴールド、ダン・カーリンスキー『ビートルズクイズ』(1976年、新書館)
- カテリーヌ・ミリネア、キャロル・トロイ『チープ・シック お金をかけないでシックに着こなす法』(1977年、草思社)
- レイモンド・マンゴー『河の旅、森の生活』(1977年、角川文庫)
- ロッド・マキューン『ひとり』(1978年、パシフィカ・プレジデント社)
- ロッド・マキューン『父よ』(1978年、パシフィカ・プレジデント社)
- ジェイムズ・F・フィックス『奇蹟のランニング ―その効用と方法の完全報告』(1978年、クイック フォックス社)
- ジョン・ミリアス『ビッグウェンズデー』(1979年、角川文庫)
- J・G・テーラー・スピンク『裁かれた大リーグ』(1981年、ベースボール・マガジン社)
- アーヴィング・ベニグ『メシア・ストーンズ 聖なる石をもとめて』(1995年、角川春樹事務所)
- ダニエル・ワイル、ピーター・リッチモンド、デイヴッド・ハルバースタム『ベースボール この完璧なるもの』(1996年、ベースボール・マガジン社)
- ジョン・シュナイダー『プレイボール』(1996年、ベースボール・マガジン社)
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