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論語
中国古代、春秋時代の人・孔子とその弟子たちの言行録。
四書五経の四書*1の一つであり、経書として中国のみならず日本や朝鮮半島でも広く読まれた。
二十篇からなるが、伊藤仁齋はこれを上論・下論に二分割する説を唱えた。成立時期については、同時期と思しき文献が他にないことから詳らかでないが、前5世紀末には成立していたと考えられる。
孔子と弟子達に関する書物では『論語』が最古であり、その次に『禮記』壇弓篇などがある。『史記』仲尼弟子列傳はこれらを整理したもの。残念ながら現在伝えられる『孔子家語』は偽作。
孔子>>曾子と古代の聖王>>孔門十哲を含めた当時のホモサピエンス一同 という謎ヒエラルキーがある。
戦国武将の事績や『孫子』などと同様に、現代日本的サラリーマンの処世術や経営術に応用できるらしい。ちょっと俄には信じがたいがそういう本は沢山あります。
因みに、初めて読むという方には、
- 金谷治『論語』岩波文庫
版本や注釈などのややこしい歴史を詳しく知りたいという方には、
- 武内義雄『論語之研究』岩波書店→現在は著作集に入っているはずです
が良いかと思われます。
*1:「論語」を含む「大学」「中庸」「孟子」の四書
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