Software Synthesizer Synth1 (original) (raw)
最終更新日 : 2021/07/03 Mac版インストール方法にGarageBandでのセキュリティ制限の対処方法リンクを追記。
目次 Synth1とは 動作環境 ダウンロード インストール方法 操作説明書 Operation Manual (english) デモ曲 楽曲・動画の紹介 サポート・その他 |
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Synth1とは
DTMソフトで使用することを目的としたソフトウェアシンセサイザーです。 VSTiプラグイン/AUプラグイン形式に対応しています。 本ソフトはフリーウェアです。商用の楽曲に利用して頂いても構いません。その場合、当方への連絡は必要ありません。
機能的には、あの赤いシンセ Clavia NORD LEAD2を手本にしていて、下記の特徴があります。
- 2オシレータ+1サブオシレータ、FM変調、リング変調、シンクロ、モジュレーションエンベロープ
- 4タイプのフィルタ、ディストーション
- 2LFO(ホスト同期可能)
- アルペジエ-タ搭載(ホスト同期)
- テンポディレイ(ホスト同期)、ステレオコーラス/フランジャ搭載
- レガートモード、ポルタメント
- 32音ポリフォニック
- プリセット128音色つき。
- 動作軽量化の徹底。SSE利用等。
- オートメーション対応
動作環境
Windows
対応CPU | SSE2に対応しているx86/x64 CPU。※余程古いCPUでなければ大丈夫です。 |
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対応OS | Windows XP, Vista, 7, 8, 10 |
プラグイン形式 | VSTi2.4 32/64bit |
対応DAW | VSTiプラグインに対応のDAW。※たいていのDAWで動作すると思います。 |
Mac
対応CPU | Intel Macで動作確認済み。M1 Macでは未確認(動くといいなあ)。 |
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対応OS | Mac OSX10.8以降 |
プラグイン形式 | AU (ver2) 64bit |
対応DAW | AUプラグインに対応のDAW。Garage Band、REAPER等。 |
ダウンロード
Windows (XP,Vista,7,8,10)
<Synth1V113beta3.zip> | VSTi 32/64bit | Ver1.13 beta3 | 871KB | 2014/07/10 |
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<Synth1V112.zip> | VSTi 32bit | Ver1.12 | 516KB | 2010/05/23 |
Mac (OSX 10.8以降)
<Synth1macau113beta11.zip> | AU 64bit | Ver1.13 beta11 | 762KB | 2021/06/19 |
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更新履歴:
2021/06/06 V1.13 beta9 安定性の大幅な向上。様々なバグ修正。VST版、AU32bit版を廃止。
2021/06/07 V1.13 beta10 発音タイミングがズレていたのを修正。
2021/06/19 V1.13 beta11 Logicにおけるバリデーションエラーを修正。
音色パッチ
※ダウンロードしたファイルは解凍せずに「.zip」拡張子のままzipbankフォルダ(インストール方法を参照)に入れて下さい。それだけでSynth1は認識します。
- Synth1 factory preset Synth1のファクトリープリセット(128音色)です。ただし、初期バージョンの機能しか使われていないので、音色的にはショボイです。
- Rydeen sound patch files 5K bytes (2002.10.27) デモ曲Rydeenで使用した全音色データです(15音色)。 デモ曲作成後に再エディットし、イコライザ・ディレイ・コーラスをかけています。好みで変更してください。
- KVRのパッチダウンロードページ
このページのplug-in:でSynth1を選んでサーチすると、多くのパッチをダウンロードできます。 - Relaxing Soundscapes - Synth1 Preset Demo
個人的に好きです。癒される。 - その他、ネットやyoutubeで「synth1 パッチ」「synth1 patches」等と検索すると、いろいろ出てくると思います。
インストール方法
Windows
インストール方法 Installation(english)
Mac
インストール手順
- 本体のインストール
ダウンロードしたzipファイルをFinder等で解凍し、Synth1.componentを以下のフォルダにコピーしてください。
Macintosh HD/ライブラリ/Audio/Plug-Ins/Components
これでDAW上でAUプラグインとして認識されます。 - バンクフォルダの作成
Synth1をDAW上からAUプラグインとして一度起動してください※。操作方法はDAWによって異なりますが「トラックを新規作成し、AUプラグインとしてSynth1を割り当てる」という感じの操作で起動するはずです。 Synth1が初回起動するとバンクフォルダが自動的に作成されます。
※GarageBandでセキュリティ警告が表示されて起動できない場合はSynth1 macOS 版でセキュリティーのエラーがでた場合を参照して解決してください。 または、「プラグイン 開発元を検証できないため開けません」等でネット検索して自力で解決してください。 - ファクトリープリセットをダウンロードし、zipbankフォルダへ格納
Mac版ではデフォルトのファクトリー音色プリセットは付属していないので、別途ダウンロードする必要があります。 本ページのダウンロードから音色パッチのSynth1 factory presetとRydeen sound patch filesをダウンロードして、手順2で作成されたzipbankフォルダへ格納(コピー)してください。 ダウンロードしたファイルの拡張子は.zipですが解凍する必要はありません。
zipbankフォルダは、以下の通りです(Garage Bandの場合※を除く)。
Macintosh HD/ユーザ/{ユーザー名}/書類/Synth1Patches/zipbank
※Garage BandでSynth1を使う場合
Garage BandではSandBoxというセキュリティ機構が働くため、zipbankフォルダは以下になります。変更はできません。
Macintosh HD/ユーザ/{ユーザー名}/Library/Containers/com.apple.garageband10/Data/Documents/Synth1Patches/zipbank
また、Macintosh HD/ユーザ/{ユーザー名}/Libraryフォルダは隠しフォルダになっているためFinderのデフォルト状態では上記フォルダを表示できません。 ショートカットキー「shift」+「command」+「.」で隠しフォルダの表示/非表示を切り替え可能です。 もしくは、以下の二つコマンドをターミナルから打ち込めば隠しフォルダも表示できます。
$defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles TRUE
$killall Finder
元に戻す場合は、以下です。
$defaults write com.apple.finder AppleShowAllFiles FALSE
$killall Finder
4. その他
Mac版はV1.13 beta9から、AU64bit版のみのリリースになりました。
デモ曲
- Rydeen/YMO
| | | JASRAC許諾第J020906729 号 |
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古典的ですが、おなじみYMOの曲です。キックとスネア(SC88-Pro)以外のすべてのサウンドはSynth1によるものです。 ほぼ完全にあのサウンドを再現したつもりです。 PCM系のDTM音源とは音がまったく違うのが分かるのではないかと思います。 なお、作成にあたり電子楽器博物館の館長さん作のMIDIデータを 若干修正して使わせていただきました。ありがとうございます。作成ソフト: SONAR2.0のお試し版 使用エフェクト: SONAR付属のディレイ、EQ、コーラスの3つのエフェクトを使用。また、アウトボードでRFX-2000(ZOOM製)のFINALエフェクト使用。 ※実はこのデモを作成した時点では、Synth1にコーラス/EQは実装していませんでした。 - Viva Synth One! ~高いシンセをぶっとばせ☆~ / HIROYA
HIROYA氏による、とてもキャッチーなテクノポップです。 リズムパートを含む全パートがSynth1で作られています。同時使用はその数なんと20台! 聴いた瞬間、あまりのハイクオリティさに驚きました。センスも技術も抜群です。 デモ曲として採用させていただきありがとうございます。 (2002.11.8)
※作品の著作権はHIROYA氏が所有するもので、無断使用・転載等、一切ご遠慮下さい。
HIROYA氏へのコンタクト:hiro@zelfx.com作成ソフト: SONAR2.0 使用エフェクト: EQ、Delay、マスタリングコンプなど各種
楽曲・動画の紹介
個人的にいいと思ったSynth1を使った楽曲・動画の紹介です。ここで紹介してない方も含めて、多くの方に使っていただいて感謝です。
- Synth1の使い方など ニコニコ動画(視聴にユーザ登録が必要かもしれません)
作者はももさん。とにかく懇切丁寧な説明です。 「パソコンをシンセサイザーにしてみよう!」がSynth1等の導入の仕方の説明です。 DTMがまったく初めてとか、そもそもSynth1ってどうやって使うの?というレベルの方には特にお勧めです。 続いて、「アナログシンセサイザーの基本の基本」シリーズへと続いています。 - Synth1を使ってみよう ニコニコ動画(視聴にユーザ登録が必要かもしれません)
「Synth1の使い方など」と同じく作者はももさん。 「アナログシンセサイザーの基本の基本」の続編になっています。Synth1の音に関する全機能にわたって親切に説明してくれます。かなり労力を費やしたと思います。私からもお礼を言いたいです。本当にありがとうございます。 - sound making 6 ニコニコ動画(視聴にユーザ登録が必要かもしれません)
作者はsound_desさん。3分間クッキングのように、リアルで演奏しながらトラックを重ねていって曲ができてしまう動画です。 中盤から出てくるシンセソロには痺れます。なんとこれがSynth1でした。音色がかっこいいですね。パッチ下さいという感じですw。 そして何よりも演奏がうますぎです。動画サイトの名前通りニコニコしてしまいました。 また演奏中、リアルタイムにディレイのテンポをグリグリやってくれています。ディレイタイムが滑らかに変化するように実装した私も本望です。 - Happy End -TDMX edition【非作業用BGM】 ニコニコ動画(視聴にユーザ登録が必要かもしれません)
作者はTDMXさん。坂本教授の名曲(YMOのアルバムにも入ってますね)。リードシンセにSynth1を使っているようです。 Synth1がどうこうよりも、曲としての完成度がすごく高いです。ダブっぽいMIXや映像が妙に曲にマッチしていて癒されます。 - YMO-CUE Youtube
作者はSFPGさん。YMOの名曲。シンセ音の再現度の高さは異常です。ここまで再現度の高いCUEは聞いたことがありません。すばらしいです。 SFPGさんは他にもBehind The Mask等のYMOの曲をアップされていて、再現率の非常に高い曲が多いです。緻密に作りこまれている感じです。 YMO好きは必聴です。 - Synth1 Project 「S1」 アルバム
全曲mp3でダウンロードできます。作者はEff、S.Shin、Wahiko、Yukke、Only さん達。 オムニバスアルバムで、リリースされて時間がたっています。ドラム含めて全てSynth1でできてます。 Synth1の可能性に挑戦して頂きました。こちらがメインページで、続編の「S2」もあります。 - ニコニコ動画でSynth1 ニコニコ動画(視聴にユーザ登録が必要かもしれません)
サポート・その他
不具合・バグなど発見されましたらメール(アドレスはトップページの最下部参照)でご連絡いただけると幸いです。 出来る限り対応したいと思います。2021/06/06
助っ人eijis-pan氏の協力の元、なんとかMac版復活です。気合入れてもろもろ修正しました。重大バグがでませんように。
eijis-pan氏から一言:「昔勤めてた会社の同期から数年ぶりに連絡があったと思ったら、タダ働きだったwww」
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