化けわらじヨーロッパ旅行記 inチェコ、ポーランド (original) (raw)

やって来たポーランド!

旅も終盤にさしかかり、最後の国、ポーランドのクラクフにやってきた。

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古くてかわいい建物!多分教会

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旧市街広場で休憩する化けわらじ

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おしゃれなお店が沢山あるよ!

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主に民芸品を売っている小さなお店が並ぶ、織物会館にも行った

ちなみに私はここでピエロギの靴下を買った。ピエロギとは、ポーランドの伝統料理である。肉や野菜、チーズなどの具材を小麦粉の生地で包んだ、水餃子みたいな料理だ。おいしすぎて、こっちにいる間頻繁に食べに行った。

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好きすぎて靴下を買った。おみやげに妹の分も購入

ポーランドに移動すると、まず最初にマリオの電動キックボード集団に遭遇した。

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マリオカートも電動キックボードの時代に突入したんだな

他にもあまり上手じゃないハーモニカの路上パフォーマーがいたり、「何やっても許される感」が街中にあふれている感じがした。

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今まで行った国の中で一番なじんでいる

クラクフのウェルカム感

街を歩いているだけでも、「ハロー!」とか「名前は?」とか声をかけてくれて、ウェルカム感がすごかった。

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どこから来たの?と聞かれているところ。ジャパンだよ!

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一切英語が通じないのに、ずっと化けわらじのそばにいるおじさん

結構英語が通じない人もいて、その場合は「イェーイ!」と言ってハイタッチしたり、ちょっと踊ったりした。言語が生まれる前のコミュニケーションってこんな感じかもな……と思った。

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一応妖怪だけど、子どもたちは全然怖がってない

日本では、結構怖がって泣いちゃう子もいるのだが、ヨーロッパに来てからは一度も泣いている子に遭遇しなかった。

お人形のおもちゃがあまりかわいくないものが多いので、感覚が違うのだろうか……、とも思った。

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人形劇のお人形も結構怖めのデザイン。大人の私でもちょっと怖い

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暗闇で出会っても陽気に手をふってくれた

遠くから猛ダッシュしてきて、いきなりハグしてくれたお姉さんもいた。

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「きゃーーー!!」と言いながら走って来た

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「アイム ジャパニーズモンスター!」と言ったら、「アイム イタリアンモンスター!」と言われた。仲間じゃん!!

南京玉すだれを披露

海外に来たらやりたかったことがある。南京玉すだれだ。

私の特技なので、ずっとやるタイミングを伺っていたが、ドイツ、チェコでは路上パフォーマンスをしている人が少なかったので、なかなか勇気が出なかった。でも、ポーランドだったら出来る気がする!

せっかく持って来たし、最後に披露してから日本に帰ろう!!

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釣りのお竿にさも似たり〜〜!!

ちなみに、なぜ日が落ちた薄暗い中でやっているかというと、起きたのが夕方だったからだ。妖怪としては規則正しい生活と言える。

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おさかなができました〜!

技が決まったら英語でフリップを出そうと、スケッチブックに英語を書いて持って来ていたが、両手がふさがっているのに、フリップを出すのが不可能とやり始めてから気づいた。しょうがないので「フィッシュ!!」とか単語だけ言うことにした。

伝わっているのかは不明だが、数人動画をとっている人がいる。

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技中に「今一緒に写真とってもいい?」と言いにくる人もいた。もちろんいいよ!!

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最後はしだれ柳〜〜!!

思ったより路上パフォーマンスをしている人が少なかったけど、勇気を出してやってみたら、皆あたたかい目で見守ってくれた。

こうして海外で南京玉すだれをする夢がかなったのだった。

1ヶ月ぶりの日本

しばらく言葉が通じない生活をしていたので、日本に帰って来た瞬間、電車のアナウンスが聞き取れるだけでも異様な感動があった。無意識に言語を聞き取れるって、私天才なんじゃないか。

久々に会う近所の人には、「……生きてたんだ!!」と言われた。

言葉が通じるだけでうれしくて、近所の人と結構長めに立ち話してしまう日々が続いたのだった。

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帰ったら春が来ていてうれしかった