ほんとうは恐いアメリカ (original) (raw)

こちらの選挙は終わった。

多くの人の予想通りの結果になったのではないか?

太田光が番宣で

「パァーっと明るい世の中になるような」

みたいなことを言っていた気がするけど、

人付き合いが好きじゃない人が親分じゃ

そういうのは望むべくもないだろうと

うすうす思っていた。

そして残るはあちらの選挙。

こんな本を読んでみようと思っていたが

ポピュリズムとは何か - 民主主義の敵か、改革の希望か (中公新書)

文字で語られてもついて行けそうにないので

Audibleの読み放題になっているこの本をとりあえず聞いてみた。

民主主義とは何か (講談社現代新書)

さすが大学教授というか

民主主義がいいとは限らない

じゃ、独裁がいいのか

共和政がいいのか

そのどれもに欠点もあり長所もある

みたいな結論だったような気がする。

ついでに聞き始めているのはこれ

暴力とポピュリズムのアメリカ史 ミリシアがもたらす分断 (岩波新書)

いきなり2021年1月6日の事件のことから始まっているが、

それだけじゃなく、

歴史の浅いアメリカで

それでも100年以上変わらない文化みたいなものがあるようだ。

あの「ウソ」と「暴力」は何もトランプだけに限ったことではないという。

(まだ序盤しか聞いていないけれど)

いちばんギョッとしたのは

民間武装集団が合法であること。

だから1/6があの程度で収まったのはラッキーだったとさえ思わされる。

なにしろ合衆国憲法修正第2条で保証されている権利だというのだ。

ja.wikipedia.org

民衆の利益に反する政府や大統領を打倒するために

武力は必要だということだ。

1/6事件のことも結構詳細に語られているので

気の小さい私のようなものは

とうていあの国には住めないなと思った。

そんな気もサラサラないけど。

日本人がアメリカに渡って

異常に目つきがギラギラしているのに

今までは違和感を持っていたけど

あれくらい周囲に警戒していないと

あの国では生きていけないのだと

ようやく理解した。

選挙後は内戦になっても不思議じゃない。

こんなこと知ったら、

中国の方がよほど安心して暮らせるような気がするのであった。