2023.9.16 ミュージカル「アナスタシア」マチネ公演：極上のハーモニー堪能回 (original) (raw)
約束された歌うまチームの回。
リリーは出来れば堀内さん希望でしたが、そんな都合のいい回は存在しませんでした（完）
以下、キャスト別感想+その他感想メモ。
【グレブ：田代万里生さん】
・個人的にはグレブはこのくらいクセ強めで演じてくれた方がわかりやすいな～というのが、田代グレブの第一印象です。
声がいちいちでかくて圧が強く、♪Neva Flows♪でわざわざアーニャに顔近づけて歌ったりするのは「マタ・ハリ」のラドゥっぽかったです。このくらい濃ゆい方が、個人的にはわかりやすくて好みかも（でも多分苦手な人もいるはず）
・ユーモアのセンスシーン、いきなり片言で「ワターシハァ！ソンナニィ！ワルイヤツジャナァァイ！」とか言い出して爆笑しましたw
・カルテットシーンでの、海宝ディミトリと田代グレブのハーモニーが楽しみで観に行きましたが（かなりピンポイント）、期待を裏切らない重厚さ…！男性2人のデュエット曲を何かしら歌ってほしいな…。
（と、思っていたら翌年の「ATTENTION PLEASE!2」で♪二人の男♪を聴けました！）
・クライマックスシーンのお芝居も非常にわかりやすく、自分に立ち向かってくるアーニャの後ろにたくさんのロマノフ家の亡霊が見えてしまっているような＋「かつて聞いた子供たちの悲鳴」を思い出してしまっているような動揺が見てとれるので、グレブの葛藤が一番よく見えたのは、この時点では田代グレブでした。
・この年のグレブはこれで3人とも観ましたが、初演とはそもそものキャラ付けがちょっと違っているような気がするのはさておき、私はやっぱり初演の山本グレブが忘れられないです…。
【ヴラド：石川禅さん】
・禅さんのヴラドは本当にかわいい。一家にひとり欲しいくらいかわいいです（謎）
・♪Learn to Do It♪での、ディミトリを蹴飛ばしたアーニャに対する態度が、禅さんと大澄さんで全然違うのが面白くて…！
禅さんはとにかくアーニャに甘いので、「アーニャ！」って一応言うものの、アーニャがかわいくごまかすと「かわいい～！」って反応しちゃうのがまたかわいいんですよね（かわいいのゲシュタルト崩壊）
一方で、大澄さんは一応「めっ！」って突っ込みいれる感じなので、アーニャに対して真剣にいろいろ叩きこもうとしてるんだな～というのが伝わってきます。
・ずっとにこにこにこにこしてるのに、歌い出すと「歌うまぁ！？！？」ってなるので油断できませんね（？）
・♪Paris Holds the Key♪の後、ネヴァクラブの名前をド忘れしたらしく、「なんだっけ？なんでもいいやぁ！行ってくる～～～！」って舞台袖にはけていって、笑うしかなかったですw
【リリー：マルシアさん】
・他2人のリリーに比べると、意外とコミカルさは控えめ。歌もパワフルさという点ではやや控えめに感じました。あまり頻繁にミュージカルに出る役者さんではないようなので、舞台自体が久々だったのかもしれません。
＜その他＞
・はるーニャと海宝ディミトリ、♪In a Crowd of thousands♪のハーモニーがとんでもなく素晴らしかったです…！
ちなみに観劇後にふと思い出しましたが、「王家の紋章」でがっつり組んでましたねこの2人（記憶喪失）でもあのとき地味にデュエット曲がなかったような…。忘れてるだけ…？「王家の紋章」に続き、頑固ガール×頑固ボーイなの、おもろすぎますね…。
・♪Learn to Do It♪のシーン、いつもはヴラドが黒板をひっくり返すタイミングでディミトリの顎にヒットして、ディミトリが「痛い～」ってリアクションしてますが、今回は禅さんヴラドが黒板をひっくり返すのにもたついた結果、ディミトリの顎にはヒットしないまま進むというレア回（？）でした。
・1幕ラスト、♪Journey to the Past♪のイントロが流れてから「アーニャ～～！」って舞台袖から叫ぶ海宝ディミトリの声が、あまりにも甲高すぎるんですが、どっからあの声出てるんだろ…？笑
・♪In a Crowd of thousands♪の♪痩せて汚れて♪の歌詞で、はるーニャはディミトリの肩を「汚れてるー！」みたいな感じで触るんですが、それに対して海宝ディミトリがその肩の汚れをはるーニャにもつけたろ！って感じで肩をぶつけてごしごししててかわいすぎて拝みました（拝）
・♪My Petersburg♪の♪ロシアのネズミは～♪で、海宝ディミトリがアーニャの肩を指でこちょこちょしてるのもかわいい…。スキンシップ多めな海宝ディミトリ…（拝）
・♪Once Upon A December♪で、周りにロマノフ家の亡霊が見えた瞬間にカッと目を見開いたはるーニャの表情、一瞬だけどすごく印象的でした。