2024年大相撲九月場所十一日目 (original) (raw)

北勝富士が右膝を痛めて休場。

新入幕対決。阿武剋が突いて攻めたが,白熊がかまわず前に出て左四つ,白熊の寄り切り。

北の若が押し合いから外四つながら良い形になり,金峰山を寄り切り。

宝富士が左を差そうとしたが防がれて押し合い,武将山の出足も止まって宝富士の押し出し。

輝と錦富士が押し合い,輝が攻め込んでいたが錦富士が上手く回り込み,左からおっつけて崩して錦富士の押し出し。

北勝富士が休場,玉鷲の不戦勝。

一山本が突いて攻め込み,竜電があてがって粘ると,竜電が左に回り込んで低い姿勢で押し込むが,今度は一山本が左に回り込んではたきながら逃げ,押し合いに変わって一山本が攻勢,一山本が左四つに組んで寄り切り。一山本がよくとった。

立ち合いすぐに両者右四つ,上手の取り合いとなったがどちらも取れず,そのうち佐田の海が攻め込んで翠富士を寄り切り。

高安が猛烈に突いて攻め,遠藤を突き出し。

差し手争いから押し合いとなり,狼雅が低い姿勢で押し込むと,土俵際で美ノ海が左にかわしたもののわずかに間に合わず,狼雅の押し出し。やや際どかったが物言いつかず。

立ち合いすぐ両者右四つ,若隆景が巻き替えてもろ差し,錦木そこで攻めたが攻めきれず,若隆景がこらえてすぐに頭をつけた。錦木は極める体勢となり,かえって若隆景が苦しくなり,若隆景が無理に攻め込んだが錦木が右からの小手投げ。錦木の剛腕が出た。

両者頭で当たってすぐに欧勝馬が左にずれて左上手を取り,欧勝馬が右四つで明生を寄り切り。欧勝馬勝ち越し。

豪ノ山が強く当たって押し込んだが正代が右四つで組み止め,正代の左上手投げ。豪ノ山負け越し。

湘南乃海と若元春が互いに左下手で上手なく,湘南乃海が先に攻めたが効かず,湘南乃海が引いて呼び込み,そこを若元春が攻めて寄り切り。

翔猿が当たってすぐに横について左上手をとり,左上手出し投げで崩して御嶽海を寄り切り。翔猿が御嶽海を翻弄した。御嶽海負け越し。

隆の勝が先に攻め込むが王鵬が左からの肩透かしでかわして押し合いとなり,今度は隆の勝がはたいて左にかわし,さらに押し合いから王鵬が左からいなし,土俵中央に戻って頭四つ,隆の勝は右四つをねらい王鵬が絞る姿勢,隆の勝が最後の体力で身体を起こして寄ろうとしたが,王鵬が耐えるとスタミナが切れ,体力の残っていた王鵬が逆により切った。熱戦。隆の勝負け越し。

熱海富士が差し勝って右四つの良い形,平戸海を寄り切り。

阿炎が諸手突き,両者突いて押し合いとなり,霧島のはたき込み。

大の里が不十分な右四つで攻め込むと,琴勝峰が思い切って引いて呼び込み,大の里の寄り切り。物言いがついたが短い協議で終わり,軍配通り。

両者低い姿勢で押し合い,豊昇龍が先に引いて呼び込み,宇良の送り出し。豊昇龍は不用意に引いてしまった。宇良は今場所両大関を撃破した。

琴櫻と大栄翔が押し合い,琴櫻が先に攻めていたが攻めきれず,大栄翔がいなして崩し,大栄翔の押し出し。琴櫻もよくわからない負け方をした。やはり先に攻めると彼の場合はダメなのだろうか。

全勝は大の里で変わらず,2敗は霧島,錦木,高安と変わった。