はてなブックマーク(とEvernote)からRaindrop.ioへの切り替え (original) (raw)

はじめに

Evernoteの有料プランをやめてメモ・記録用のツールをObsidianに完全に切り替えたことと合わせて、2023年はブックマークの管理もRaindrop.io(以下「Raindrop」)に集約しました。個人的にはかなり大きな変化です。

raindrop.io

切り替えに合わせてRaindropを有料プランにしたのでその使用感についても簡単に書いておきます。

集約前のブックマークの使い方

Raindrop自体は無料プランで数年前からはてなブックマーク(以下「はてブ」)と併用していて、だいたい次のような使い方をしていました。

集約後(今)のブックマークの使い方

今はこんな感じになりました。

今はだいたいどのブラウザもブックマークを複数デバイス間で同期できるのでこちらにブックマークを集約することも考えたのですが、どう減らしてもSafariとVivaldiの2つは併用したいので諦めました。ブラウザのブックマークだと管理するための機能もあまり豊富ではありませんし。

はてブからRaindropへブックマークを移す

「ブックマーク形式」ではてブからエクスポートしたhtmlファイルを

b.hatena.ne.jp

Raindropのインポート機能(設定にある)で読み込むことで簡単に移行できました。23,000件くらいありましたが、エクスポート、インポートともに特にトラブルもなくそれほど時間もかかりませんでした。

Raindrop(有料プランの機能含む)の使い勝手

コレクション(フォルダに相当)もタグも検索も機能が豊富なのにごちゃごちゃしておらず動作も軽快でとにかく使いやすいです。

ブックマークは保存したものを後で探すということをどれくらい楽にできるかがかなり重要だと思うのですが(はてブはここが使いにくかった)、Raindropはここが優秀なサービスです。保存や管理をそれほど工夫しなくても探しやすい設計になっているのが良いですね。ただこれは私が有料プランにしていて全文検索が使えるからかもしれません。

raindrop.io

有料プランで私が特に気に入っているのは下記の機能です。

全文検索はそれほど説明はいらないでしょう。元々細かい条件指定ができるので検索機能自体が使いやすいんですが、全文検索ができるととにかく検索すればすぐに見つかるようになりました。数万件あっても検索早いです。

「永続的なコピー」はEvernoteのwebクリップ機能の代わりです。これで保存できないページもあるので完璧ではありませんが、そもそもEvernoteを使っていてクリップしたページで見返すものはごく少数だなということに気付いたのでこの機能でも十分です(確実に保存しておきたいというページはpdf化するなどして記録しています)。かなり前にリンク切れになっているものでも取得できていることがあるようなのですができないページも多いのであまり頼りにはしていません。

リマインダーが付いているブックマークのみを見るフィルターがあるので、気になる記事は「Random date」でリマインダーを付けてときどきフィルターを使って見返すという形で使っています。「Someday」なタスク用に良い感じの機能です。

あとは、リンク切れと重複の検知も整理の役に立っています。

有料プランでなくても使える機能だと、コレクションごとにブックマークを公開・共有できたり、ほかのサービスとの連携も豊富なのですが、まだあまり使い切れていません。

ブラウザやObsidianとの連携

SafariやChromeの拡張機能が提供されているので、今見ているページをすぐにブックマークできます。

また、Obsidianのプラグインで「Raindrop Highlights」というのがあってRaindropのブックマークをObsidianのノートとして取り込むことができます。以下のようにかなり機能が豊富で、私は補助的にしか使っていませんが、人によってはかなり便利なのではないでしょうか。

おわりに

Raindropが健在な限り、はてブはもう保存用としては使わないと思いますが、これからもweb上の何かを見たり探すための窓口の1つとしては使いまし、今もやっているようにときどきブックマーク自体はします。