奈良の山奥の凄さ (original) (raw)
みなさま
洞川温泉(どろかわおんせん)にどハマりしました。
巨匠から度々聞いてはいたものの、すごい山奥で遠いらしいということ、んで、ドロカワってなんな、と、いう二点から、なんとなく響いていなかったのです。
あと、巨匠がプレゼンしてきた亀仙人(あのドラゴンボールのやつ着た魚屋のおじいさん)が焼く川魚のインスタグラマー紹介動画が、なんとなくハマらなかったのもあります。
お盆に巨匠が謎に熱を出し、どっこも行かなかったので、お盆休み最終日に、山鳩湯で効きそうな湯に入りてえ!なんならヤマメの炊き込みご飯食いてえ!と、向かいました。
なんか、よくわかってなかったのですが、山鳩湯は、入之波温泉というところで、洞川温泉とは、大峰山を挟んで逆の方みたいでした。まず、吉野川を川上村の方に登って行って、以前行った山鳩湯を攻めました。いくらでも入れるぬる湯もよく、鴨も食べました。炊き込みご飯は売り切れていたので、ドン(鴨肉)を食べました。
ドンが期待以上にうまい、というのも、コメがうまい!桜井の米らしい。それを、ここの山の水で炊くとめちゃうま。イワナも食べました。
巨匠はあゆを食べました。
満足して、洞川温泉へ。いつも通るのとは違う狭い山道を通って、グルリと大峰山を回っていきました。こんな要領で、国道309号を行きました。
前から車来たらどうすんの、ていうような細いクネクネ道をズンズン進んでいきました。モヤモヤ霧というか雲というか、水蒸気が白くなって浮かんでいます。
なめご谷の近くで、なんと、カモシカさんが道を横切りました。
初めて見ました。
道を通り過ぎたあと、茂みの中から少しこちらを見つめていました。
カモシカは実は鹿ではなく牛の仲間だそうなので、食べてもうまいんじゃなかろうか。
そんなことを考える隙もない、シュッとした緊張感のある佇まい。
カモシカのような足っていうけど、そんなスラっとしてるわけではないのですが、なんか賢そうな雰囲気で、もののけ姫のシシガミ様を思い出しました。
ここからすぐのところに、行者還トンネルという長くて電気がないトンネルがあり、通りました。
霧が立ち込めて薄暗い中、長くて先が見えない照明のないトンネルに突入。
車でスーッと通り過ぎるだけでしたが、思わず暗闇の中巨匠の手を握りました。
なんか出そうでした。
https://maps.app.goo.gl/uNtbVbPKACzqMWeFA?g_st=com.google.maps.preview.copy
出たところに、大峰山登山口があり、こんなとこから登るのか、といいつつ通過。
ずっと進んでいくと、天川が流れているのが見えましたが、雨が降ったのか、茶色く濁った濁流でした。
巨匠が、普段はもっと透明で緑に見える、といいました。
進んでいくとみたらい渓谷で、消防車やパトカーがドシドシ集まってくるところでした。
事故現場や人が流されるようなところ見てしまったら後味が悪いので、わたしはこういうのは野次馬したくないタイプなのですが、ワイワイ人が集まっていました。
後でニュースを見たら、女の人が3人取り残されたけど、助かったということでした。
助かってよかったです。
ここから、川合という交差点まで進んで、グイイッと曲がって洞川温泉へ。
とりあえず、巨匠おすすめのごろごろ水を汲みにいきました。
6時に閉まるところらしくて、終わるギリギリに着いたら、入り口のおじさんが、入場500円!どれくらい汲むの?と言って、タンク一個を見せたら、んー、そんだけやったらええよ!と、言ってくれて、無料にて汲ませていただきました。
ありがとうございます!
すっかり洞川温泉のファンになりました。よかったね!
ここから、マジで洞川温泉のファンになって、お盆明けの週末にもまた洞川温泉に行き、9月入って、また行きました。
500円負けてもらって、めちゃめちゃ洞川にお金落としますやん。
なおちゃん、チョロいね。涼しくて天国のような洞川温泉の温泉街を歩いて散策します。
陀羅尼助ていう胃腸薬をいろんな店が売っていました。
個人名みたいな商店がたくさんあります。
役行者が発明したという陀羅尼助丸を売っているそうです。
昔は店ごとで独自調合していたそうですが、今は、有限会社を洞川温泉で一つ設立して、そこで作って、各店で売っているそうです。
陀羅尼助を飲みつけている巨匠いわく、吉野の陀羅尼助と味が違うそう。
吉野の方が苦いそうです。
吉野は20錠で、洞川は30錠が、大人一回分。
他には、高野山にも陀羅尼助があるそう。高野山は弘法大師が発明したやつを売ってるそうです。
だんだん夕方。
この夕暮れの様子が良すぎたのでした。ここに山伏が登るんやね。ほう、増谷久八さんの陀羅尼助。また別の。いとをかし。ここもか。たぬきさん。奈良の山奥の魔法使いが作った薬って感じがします。決め手にかけて見て歩いた巨匠、こちらで陀羅尼助をお買い求めになりました。記念撮影してもらいました。粒しか知らんかったよ。陀羅尼助のコスプレもいました。
いろいろあるんだね。それから、歩いて、あゆを焼いているのを買って食べました。
あゆの腹に子がいて、めっちゃ美味しかったので、最初一つだけ買ったけど、巨匠も一串買いました。
実は洞川温泉良すぎて、二回連続で来て、ちょっと空いて三回目も行ったのです。
あんまりにも美味しかったので、二回目に来た時も買って食べました。これ二回目の時の分。二回目も子がいました。
あんまり美味かったので、3回目も同じ店で食べました。3回目は、焦げてて、子がなかったわよ。
その代わり3匹におまけしてもらいました。
この夏のあゆはこれで打ち止めになったのでした。二回目の洞川温泉の夜。二回目は、旅館角甚の立ち寄り湯に入らせてもらって、縁側を堪能しました。将棋があって、23ミッフィチーム(巨匠チーム)が勝ちました。
風情あるね。
一回目はお風呂は入らずでした。
二回目はこの通り角甚で立ち寄り湯。
三回目はビジターセンターのお風呂に行きました。ビジターセンターは、新しくなってて綺麗なのよ。クマ研5の匂いがする木の建物ね。
洞川温泉ビジターセンター|奈良県観光[公式サイト] あをによし なら旅ネット|天川村|吉野路エリア|温泉|温泉・宿泊
日帰りの方にはこちらもおすすめです。
サウナはないですが、露天風呂があり、長湯できます。
そんなこんなで、洞川温泉にどハマりしたのでした。
ハマりすぎて、巨匠がFacebookに自分で撮った動画にジブリの音楽つけてPVみたいなのをアップしたら、それを見た今週スイスから来るダンサーのお友達カップルと一緒に泊まりに行くことになったのでした。
やったー!楽しみ!
洞川温泉は良いからね。猟師さんが養蜂もしてるんだよ。鹿が食べに来る栃の実の花の蜜もあるんだよ。
ちなみに、鹿が食べた栃の実のカラはコレだよ。実際、この時、鹿が子連れでゾロゾロと食べ終わって山に帰って行くのをみたのでした。はちみつ屋さんの前の山を登ったところから、吊り橋があって、洞川温泉の谷を見下ろすことができます。こわ。言うてる間に秋です。
今日は、大塩は祭りでした。
今年は行かれへんかったです。おとうさんが送ってくれた写真。ええなー。
来年は早退けしてでも行けたらいいな。
さて、今週末は、いよいよ、カミラとルネマリが来て、わたし通訳で頑張っちゃいますよ!よっしゃ、なんとかなるやろ。知らんけど!
では、では。
秋の夜長、みなさま楽しくお過ごしください。