【イギリス国家】【自然な和訳/曲解説】Oasis-Don't Look Back In Anger【ブリットポップを象徴する名曲】 (original) (raw)

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「Don't Look Back In Anger」は、1995年にリリースされたオアシスの代表曲の一つです。この曲は、ノエル・ギャラガーリードボーカルを務め、彼の特徴的なギターリフと共に、感情豊かな歌詞が印象的です。リリース以来、世界中のファンに愛され続けており、ライブでも定番の一曲です。特に、サビの「So Sally can wait...」の部分は、多くの人々にとって共感を呼ぶフレーズとなっています。オアシスの音楽の中でも特に人気の高い名曲です。

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和訳

Slip inside the eye of your mind
Don't you know you might find
A better place to play
You said that you'd never been
But all the things that you've seen
**Will slowly fade away

君の心の奥深くに入り込んでごらん
気づいているだろう、もっと楽しい場所が見つかるかもしれないんだ
君は「行ったことがない」と言ったけれど
君が見てきた全てのものは
ゆっくりと消えていくだろう

単語
slip inside: こっそり入る、入り込む
eye of your mind: 君の心の奥深く
fade away: 徐々に消えていく、薄れていく

イディオム
"the eye of your mind": 心の中心、意識の深層部を表す詩的な表現
"fade away": 徐々に消えていく

So I start a revolution from my bed
'Cause you said the brains I had went to my head
Step outside, summertime's in bloom
Stand up beside the fireplace
Take that look from off your face
**You ain't ever gonna burn my heart out

だから僕はベッドから革命を始めるんだ
だって君が、「僕の知恵がすっかり頭にのぼった」と言ったからさ
外に出れば、夏が満開になっている
暖炉の横に立ち上がって
その表情を顔から消しなよ
君には僕の心を燃やし尽くすことなんて絶対できない

単語
revolution: 革命
brains: 知恵、頭脳
went to my head: 頭にのぼる、うぬぼれる
bloom: 満開
fireplace: 暖炉
burn my heart out: 僕の心を燃やし尽くす

イディオム
"went to my head": 頭にのぼる、自惚れる
"burn my heart out": 心を傷つける、完全に打ちのめす

And so Sally can wait
She knows its too late as we're walking on by
Her soul slides away
****"But don't look back in anger" I heard you say**

だからサリーは待てるんだ
彼女も分かっている、僕たちが通り過ぎる頃にはもう遅いって
彼女の魂は遠くへと滑り去っていく
「でも怒りを振り返るな」って君が言ったのを聞いたんだ

単語
slide away: すーっと遠ざかる、滑り去る
don't look back in anger: 怒りを振り返らないで、過去の怒りに囚われないで
イディオム
"don't look back in anger": 怒りを抱いて過去を振り返らないで、前向きでいろというメッセージ

Take me to the place where you go
Where nobody knows if it's night or day
Please don't put your life in the hands
Of a Rock n' Roll band
**Who'll throw it all away

君が行く場所に連れて行ってくれ
そこでは誰も昼か夜かなんて気にしないんだ
お願いだから、君の人生をロックンロールバンドの手に委ねないでくれ
彼らはきっと全てを無駄にしてしまうから

単語
put your life in the hands: 人生を委ねる、任せる
throw it all away: すべてを台無しにする、無駄にする

イディオム
"put your life in the hands": 人生を他人に預ける、委ねる
"throw it all away": 全てを無駄にする、放り投げる

Gonna start a revolution from my bed
'Cause you said the brains I had went to my head
**Step outside 'cause summertime's in bloom

ベッドから革命を始めるんだ
だって君が「お前の知恵は全部頭にのぼった」って言ったからさ
外に出てごらん、夏は今が満開なんだ

単語
start a revolution: 革命を始める
brains: 頭脳、知恵
went to my head: 頭にのぼる、うぬぼれる
in bloom: 満開で、花が咲き誇っている

イディオム
"went to my head": 自惚れる、得意になる
"in bloom": (花などが)満開で

Stand up beside the fireplace
Take that look from off your face
****'Cause you ain't ever gonna burn my heart out**

暖炉のそばに立ち上がって
その表情を消してくれ
だって君には僕の心を燃やし尽くすことなんてできないから

単語
stand up: 立ち上がる
take that look from off your face: その表情を消す、顔つきからその表情を取り去る
burn my heart out: 僕の心を燃やし尽くす、完全に打ちのめす

イディオム
"take that look from off your face": その顔つきや態度を変えろ、皮肉や挑発的な表情をやめろというニュアンス
"burn my heart out": 心を完全に打ち砕く、傷つけるという比喩

And so Sally can wait
She knows its too late as she's walking on by
My soul slides away
"But don't look back in anger" I heard you say だからサリーは待てるんだ
彼女も分かっている、僕たちが通り過ぎる頃にはもう遅いって
彼女の魂は遠くへと滑り去っていく
「でも怒りを振り返るな」って君が言ったのを聞いたんだ

So Sally can wait
She knows its too late as we're walking on by
Her soul slides away
"But don't look back in anger" I heard you say
So Sally can wait
She knows its too late as she's walking on by だからサリーは待てるんだ
彼女もわかっている、僕たちが通り過ぎる頃にはもう遅いって
彼女の魂は遠くへと滑り去っていく
「でも怒りを振り返るな」って、君が言ったのを聞いたんだ
だからサリーは待てるんだ
彼女もわかっている、彼女が通り過ぎる頃にはもう遅いって

My soul slides away
"But don't look back in anger, don't look back in anger"
I heard you say
At least not today

僕の魂も滑り去っていく
「でも怒りを振り返るな、怒りを振り返るな」
君がそう言ったのを聞いたんだ
少なくとも今日は

曲解説

Oasis(オアシス)の「Don't Look Back in Anger(ドント・ルック・バック・イン・アンガー)」は、1996年にリリースされたアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』に収録されており、バンドのキャリアを象徴する代表曲の一つです。この楽曲は、リリースからすぐにイギリスでNo.1ヒットとなり、世界中で大きな影響を与えました。ノエル・ギャラガーによるメロディアスなソングライティングと、歌詞に込められた前向きなメッセージが、リスナーに深い共感を与え続けています。

「Don't Look Back in Anger」は、ブリットポップの黄金期を象徴する楽曲であり、時代を超えた名曲として、今なお多くのファンに愛され続けています。今回は、この楽曲の背景、歌詞の意味、音楽的な魅力、そしてOasisにとっての重要性について詳しく解説します。

アルバム情報

「Don't Look Back in Anger」は、Oasisの2枚目のスタジオアルバム『(What's the Story) Morning Glory?』の収録曲で、1996年にシングルとしてリリースされました。このアルバムは、ブリットポップの代表作として世界的に評価され、特に「Wonderwall」「Champagne Supernova」などのヒット曲とともに、Oasisのキャリアの中で最も成功した作品の一つです。

「Don't Look Back in Anger」は、アルバムからの4枚目のシングルであり、イギリスのシングルチャートで初めてNo.1を獲得した楽曲です。ノエル・ギャラガーリードボーカルを担当したこともあり、彼のソングライティングと歌声が際立った作品となっています。

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Oasisとは

Oasisは、1990年代のブリットポップシーンを代表するイギリスのロックバンドで、ノエル・ギャラガーリアム・ギャラガーの兄弟を中心に結成されました。彼らは、ビートルズローリング・ストーンズなどの60年代のロックバンドからの影響を受けつつ、彼ら独自のサウンドを作り上げ、世界的な成功を収めました。

「Don't Look Back in Anger」は、ノエル・ギャラガーが作詞作曲し、彼がボーカルを担当する数少ないOasisの楽曲の一つです。この曲は、Oasisが世界的なバンドとしての地位を確立する大きなきっかけとなり、ノエルのソングライティングの才能が広く認められるようになりました。

「Don't Look Back in Anger」の誕生と背景

「Don't Look Back in Anger」は、ノエル・ギャラガーがメインで書いた楽曲で、彼が尊敬するジョン・レノンビートルズへのオマージュが込められています。特にイントロのピアノリフは、ジョン・レノンの「Imagine」を彷彿とさせるメロディラインが特徴で、ノエル自身もこれを意識して曲を作ったと語っています。

この曲は、制作段階からOasisのライブで大きな盛り上がりを見せることが期待されており、その通りにリリース後すぐに大ヒットを記録しました。ノエルがボーカルを務めたことも、この曲を特別なものにしており、通常はリアム・ギャラガーリードボーカルを担当していた中で、ノエルの柔らかで感情的な歌声が楽曲に新たな魅力を加えています。

歌詞の中には、当時のノエルの人生観や感情が反映されており、特に「怒りを捨てて前に進む」というテーマは、彼の個人的な成長や葛藤が色濃く表れています。このメッセージが、リスナーにとっても共感を呼び、多くの人々にとっての励ましとなっています。

制作秘話 - ビートルズからの影響

「Don't Look Back in Anger」は、ビートルズからの影響が特に強く感じられる楽曲であり、ノエル・ギャラガーが幼少期からビートルズの音楽に親しんでいたことが反映されています。イントロのピアノリフは、ジョン・レノンの「Imagine」を連想させ、ノエル自身もこのメロディを意図的に取り入れたことを認めています。

また、歌詞に登場する「Sally」という名前も、ビートルズの楽曲「Long Tall Sally」からインスピレーションを得た可能性があります。ノエル・ギャラガーは、ビートルズだけでなく、音楽史上の多くのアーティストから影響を受けており、彼の作曲スタイルにはその影響が随所に見られます。

さらに、この曲のギターソロは、ノエルが敬愛するギタリスト、ポール・ウェラージョージ・ハリスンを意識したもので、ノスタルジックかつ感情的な響きを持たせています。

歌詞に込められたメッセージと解釈

「Don't Look Back in Anger」の歌詞は、怒りや過去への執着を捨て、前向きに進むことをテーマにしています。サビの「So don't look back in anger, I heard you say(だから怒りを振り返るな、君が言ったんだ)」というフレーズが曲全体のメッセージを象徴しており、これはノエル自身が経験した感情的な葛藤や、個人の成長への願いが反映されています。

歌詞の中で語られる「Sally」というキャラクターは、具体的に誰かを指しているのではなく、象徴的な存在として、人生における困難や葛藤に立ち向かう全ての人々を表しているとも解釈できます。「Take me to the place where you go, where nobody knows if it's night or day(誰も知らない、昼か夜かもわからない場所に僕を連れて行ってくれ)」というラインは、過去を忘れ、新しい未来を切り開いていく希望を表しています。

このように、歌詞には個人的な感情と普遍的なメッセージが織り交ぜられており、多くのリスナーが共感できる内容となっています。ノエル・ギャラガー自身もこの曲が持つ「再生と許し」のテーマを強調しており、聴く人々に前向きなメッセージを伝えています。

音楽的要素 - ロックバラードとエモーショナルなボーカル

「Don't Look Back in Anger」は、ロックバラードとしての構成が特徴的で、ピアノのイントロから始まり、徐々にギターやドラムが加わり、壮大なサウンドへと展開していきます。ノエル・ギャラガーの力強いボーカルは、曲の感情的なクライマックスに向かって徐々に盛り上がりを見せ、サビの部分でそのエネルギーが一気に爆発します。

また、曲全体にわたって、リバーブやコーラスのエフェクトが効果的に使われており、曲に広がりと深みを与えています。ギターソロも、シンプルでありながら感情的な要素が強く、曲のメロディと絶妙にマッチしています。Oasis特有のシンプルながら力強いサウンドが、この曲においても存分に発揮されています。

音楽シーンへの影響と成功

「Don't Look Back in Anger」は、リリース後すぐにイギリス国内外で大ヒットを記録し、Oasisの代表曲の一つとして広く認識されるようになりました。特にイギリスでは、ノエル・ギャラガーが歌うこの曲が若者たちの心を捉え、ブリットポップムーブメントの象徴的な楽曲となりました。

この曲は、Oasisのライブでも定番曲として演奏され続けており、ファンとの一体感を生む瞬間として多くの人々に愛されています。また、Oasisの曲の中でも特にメッセージ性が強く、多くのリスナーにとって人生の節目で聴かれる一曲となっています。

さらに、2017年にマンチェスターで発生したテロ事件の追悼式では、Oasisの「Don't Look Back in Anger」が人々に歌われ、希望と癒しを象徴する曲として改めて注目されました。この出来事をきっかけに、曲は新たな意味を持つようになり、世代を超えて共感を呼び続けています。

雑学:ノエルがボーカルを担当した理由

通常、Oasisの楽曲ではリアム・ギャラガーリードボーカルを担当しますが、「Don't Look Back in Anger」ではノエルがボーカルを務めています。これは、ノエル自身がこの曲を自分の声で歌いたいと強く感じていたためです。リアムも最初はこの決定に反発していたものの、最終的には兄の意見を尊重し、ノエルがボーカルを担当することが決まりました。

まとめ

Oasisの「Don't Look Back in Anger」は、怒りや過去への執着を捨て、前向きに生きることをテーマにした、力強いメッセージを持つ楽曲です。ノエル・ギャラガーがボーカルを担当し、ビートルズからの影響を受けたサウンドとともに、ブリットポップの象徴的な曲として広く認知されています。

この曲は、リスナーに希望と勇気を与え、個人的な成長や再生のテーマが今も多くの人々に共感を呼んでいます。「Don't Look Back in Anger」は、Oasisの代表作であり、音楽史においても時代を超えて愛され続ける名曲です。

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