doredokoの日記 (original) (raw)

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Nextcloudを別のPCにバックアップするためには、データベースとNextcloudのデータディレクトリをバックアップし、それを新しいPCにリストアする必要があります。以下の手順でバックアップとリストアを行います。

### バックアップ手順

1. **データベースのバックアップ**

`docker-compose.yml`ファイルで指定されたデータベースコンテナ(`nextcloud-db`)のデータをバックアップします。

```bash
docker exec nextcloud-db /usr/bin/mysqldump -u nextcloud --password=YGPft21C nextcloud > nextcloud_backup.sql
```

2. **データディレクトリのバックアップ**

Nextcloudのデータディレクトリをバックアップします。`docker-compose.yml`ファイルで指定されたボリュームのマウントポイントを確認します。

```bash
rsync -avz /mnt/hdda2T/nextcloud-data /path/to/backup/nextcloud-data
rsync -avz /mnt/hdda2T/nextcloud-db /path/to/backup/nextcloud-db
```

### リストア手順

1. **新しいPCにDockerとDocker Composeをインストール**

新しいPCにDockerとDocker Composeをインストールします。

```bash
sudo apt update
sudo apt install docker.io docker-compose
```

2. **バックアップファイルを新しいPCにコピー**

バックアップしたデータベースファイルとデータディレクトリを新しいPCにコピーします。

```bash
scp nextcloud_backup.sql user@new-pc:/path/to/backup/
scp -r /path/to/backup/nextcloud-data user@new-pc:/mnt/hdda2T/
scp -r /path/to/backup/nextcloud-db user@new-pc:/mnt/hdda2T/
```

3. **新しいPCでDocker Composeファイルを設定**

新しいPCに`docker-compose.yml`ファイルをコピーし、必要に応じてパスを修正します。

4. **データベースのリストア**

新しいPCでデータベースコンテナを起動し、データベースをリストアします。

```bash
docker-compose up -d nextcloud-db
docker exec -i nextcloud-db /usr/bin/mysql -u nextcloud --password=YGPft21C nextcloud < /path/to/backup/nextcloud_backup.sql
```

5. **Nextcloudコンテナの起動**

新しいPCでNextcloudコンテナを起動します。

```bash
docker-compose up -d
```

### まとめ

これで、Nextcloudのデータベースとデータディレクトリを新しいPCにバックアップおよびリストアする手順が完了しました。新しいPCでNextcloudが正常に動作することを確認してください。

`nextcloud_backup.sql`は、MySQLまたはMariaDBデータベースのバックアップファイルであり、Nextcloudのデータベースの全内容を含んでいます。このファイルには、データベースの構造(テーブルの定義)とデータ(テーブル内の行)が含まれています。

以下は、`nextcloud_backup.sql`の内容の一部の例です。

### 例

```sql
-- MySQL dump 10.13 Distrib 5.7.31, for Linux (x86_64)
--
-- Host: localhost Database: nextcloud
-- ------------------------------------------------------
-- Server version 5.7.31-0ubuntu0.18.04.1

/*!40101 SET @OLD_CHARACTER_SET_CLIENT=@@CHARACTER_SET_CLIENT */;
/*!40101 SET @OLD_CHARACTER_SET_RESULTS=@@CHARACTER_SET_RESULTS */;
/*!40101 SET @OLD_COLLATION_CONNECTION=@@COLLATION_CONNECTION */;
/*!40101 SET NAMES utf8mb4 */;
/*!40103 SET @OLD_TIME_ZONE=@@TIME_ZONE */;
/*!40103 SET TIME_ZONE='+00:00' */;
/*!40014 SET @OLD_UNIQUE_CHECKS=@@UNIQUE_CHECKS, UNIQUE_CHECKS=0 */;
/*!40014 SET @OLD_FOREIGN_KEY_CHECKS=@@FOREIGN_KEY_CHECKS, FOREIGN_KEY_CHECKS=0 */;
/*!40101 SET @OLD_SQL_MODE=@@SQL_MODE, SQL_MODE='NO_AUTO_VALUE_ON_ZERO' */;
/*!40111 SET @OLD_SQL_NOTES=@@SQL_NOTES, SQL_NOTES=0 */;

--
-- データベース: `nextcloud`
--

-- --------------------------------------------------------

--
-- テーブルの構造 `oc_accounts`
--

DROP TABLE IF EXISTS `oc_accounts`;
/*!40101 SET @saved_cs_client = @@character_set_client */;
/*!40101 SET character_set_client = utf8 */;
CREATE TABLE `oc_accounts` (
`uid` varchar(64) COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`data` longtext COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`last_login` int(10) unsigned DEFAULT 0,
PRIMARY KEY (`uid`)
) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8mb4 COLLATE=utf8mb4_bin;
/*!40101 SET character_set_client = @saved_cs_client */;

--
-- テーブルのデータダンプ `oc_accounts`
--

LOCK TABLES `oc_accounts` WRITE;
/*!40000 ALTER TABLE `oc_accounts` DISABLE KEYS */;
INSERT INTO `oc_accounts` VALUES ('admin','{\"displayname\":\"admin\",\"email\":\"admin@example.com\"}',1597761234);
/*!40000 ALTER TABLE `oc_accounts` ENABLE KEYS */;
UNLOCK TABLES;

-- --------------------------------------------------------

--
-- テーブルの構造 `oc_activity`
--

DROP TABLE IF EXISTS `oc_activity`;
/*!40101 SET @saved_cs_client = @@character_set_client */;
/*!40101 SET character_set_client = utf8 */;
CREATE TABLE `oc_activity` (
`activity_id` bigint(20) NOT NULL AUTO_INCREMENT,
`timestamp` int(10) unsigned NOT NULL DEFAULT 0,
`priority` int(11) NOT NULL DEFAULT 0,
`type` varchar(255) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`user` varchar(64) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`affecteduser` varchar(64) COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`app` varchar(32) COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`subject` varchar(255) COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`subjectparams` longtext COLLATE utf8mb4_bin NOT NULL,
`message` varchar(255) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`messageparams` longtext COLLATE utf8mb4_bin,
`file` varchar(4000) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`link` varchar(4000) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`object_type` varchar(255) COLLATE utf8mb4_bin DEFAULT NULL,
`object_id` bigint(20) DEFAULT NULL,
PRIMARY KEY (`activity_id`),
KEY `activity_timestamp` (`timestamp`),
KEY `activity_user` (`user`),
KEY `activity_affecteduser` (`affecteduser`),
KEY `activity_object` (`object_type`,`object_id`)
) ENGINE=InnoDB AUTO_INCREMENT=1 DEFAULT CHARSET=utf8mb4 COLLATE=utf8mb4_bin;
/*!40101 SET character_set_client = @saved_cs_client */;

--
-- テーブルのデータダンプ `oc_activity`
--

LOCK TABLES `oc_activity` WRITE;
/*!40000 ALTER TABLE `oc_activity` DISABLE KEYS */;
/*!40000 ALTER TABLE `oc_activity` ENABLE KEYS */;
UNLOCK TABLES;

-- --------------------------------------------------------

-- その他のテーブルとデータが続きます...

/*!40103 SET TIME_ZONE=@OLD_TIME_ZONE */;

/*!40101 SET SQL_MODE=@OLD_SQL_MODE */;
/*!40014 SET FOREIGN_KEY_CHECKS=@OLD_FOREIGN_KEY_CHECKS */;
/*!40014 SET UNIQUE_CHECKS=@OLD_UNIQUE_CHECKS */;
/*!40101 SET CHARACTER_SET_CLIENT=@OLD_CHARACTER_SET_CLIENT */;
/*!40101 SET CHARACTER_SET_RESULTS=@OLD_CHARACTER_SET_RESULTS */;
/*!40101 SET COLLATION_CONNECTION=@OLD_COLLATION_CONNECTION */;
/*!40111 SET SQL_NOTES=@OLD_SQL_NOTES */;
```

### 内容の説明

- **テーブルの構造**: 各テーブルの定義(CREATE TABLE文)が含まれています。
- **データのダンプ**: 各テーブルのデータ(INSERT文)が含まれています。
- **設定**: データベースの設定や環境設定(SET文)が含まれています。

このバックアップファイルを使用して、別のサーバーにデータベースをリストアすることができます。リストアする際には、以下のコマンドを使用します。

### データベースのリストア

```bash
mysql -u root -p nextcloud < nextcloud_backup.sql
```

このコマンドは、`nextcloud_backup.sql`ファイルの内容を`nextcloud`データベースにリストアします。

はい、サーバーAのデータベースをバックアップしてサーバーBにリストアし、データを`rsync`などでコピーする方法は、Nextcloudサーバーを移行するための一般的な方法です。この方法を使用すると、サーバーAの状態をサーバーBに完全に複製することができます。

以下に、具体的な手順を示します。

### 手順

1. **サーバーAのデータベースをバックアップする**:
- MySQL/MariaDBを使用している場合:
```bash
mysqldump -u root -p nextcloud > nextcloud_backup.sql
```

2. **サーバーAのデータディレクトリをバックアップする**:
- `rsync`を使用してデータディレクトリをバックアップします:
```bash
rsync -avz /path/to/nextcloud/data/ /path/to/backup/data/
```

3. **サーバーBにデータベースをリストアする**:
- サーバーBにデータベースをリストアします:
```bash
mysql -u root -p nextcloud < nextcloud_backup.sql
```

4. **サーバーBにデータディレクトリをコピーする**:
- `rsync`を使用してサーバーAからサーバーBにデータディレクトリをコピーします:
```bash
rsync -avz /path/to/backup/data/ user@serverB:/path/to/nextcloud/data/
```

5. **Nextcloudの設定ファイルをコピーする**:
- サーバーAのNextcloud設定ファイル(通常は`config.php`)をサーバーBにコピーします:
```bash
rsync -avz /path/to/nextcloud/config/config.php user@serverB:/path/to/nextcloud/config/
```

6. **サーバーBのWebサーバー設定を更新する**:
- サーバーBのWebサーバー(ApacheやNginx)の設定を更新し、Nextcloudが正しく動作するようにします。

7. **Nextcloudのメンテナンスモードを解除する**:
- サーバーBでNextcloudのメンテナンスモードを解除します:
```bash
sudo -u www-data php /path/to/nextcloud/occ maintenance:mode --off
```

### 例

以下は、具体的なコマンドの例です。

#### サーバーAでの操作

```bash
# データベースのバックアップ
mysqldump -u root -p nextcloud > nextcloud_backup.sql

# データディレクトリのバックアップ
rsync -avz /var/www/nextcloud/data/ /backup/nextcloud/data/
```

#### サーバーBでの操作

```bash
# データベースのリストア
mysql -u root -p nextcloud < nextcloud_backup.sql

# データディレクトリのコピー
rsync -avz user@serverA:/backup/nextcloud/data/ /var/www/nextcloud/data/

# 設定ファイルのコピー
rsync -avz user@serverA:/var/www/nextcloud/config/config.php /var/www/nextcloud/config/

# Nextcloudのメンテナンスモードを解除
sudo -u www-data php /var/www/nextcloud/occ maintenance:mode --off
```

### 注意点

- **データベースの接続情報**: サーバーBのデータベース接続情報がサーバーAと異なる場合、`config.php`のデータベース接続情報を更新する必要があります。
- **パーミッション**: データディレクトリと設定ファイルのパーミッションが正しく設定されていることを確認してください。
- **ドメイン名**: サーバーAとサーバーBで使用するドメイン名が異なる場合、Nextcloudの設定やWebサーバーの設定を更新する必要があります。

この手順を実行することで、サーバーAのNextcloudインスタンスをサーバーBに完全に移行することができます。

Nextcloudのサーバーの`data`フォルダーに直接ファイルを追加することは推奨されません。これは、Nextcloudがファイルシステムの状態をデータベースで管理しているためです。直接ファイルを追加すると、データベースとファイルシステムの間で不整合が生じる可能性があります。

### 推奨される方法

1. **Webインターフェースを使用する**:
- NextcloudのWebインターフェースを使用してファイルをアップロードします。

2. **Nextcloudクライアントを使用する**:
- Nextcloudのデスクトップまたはモバイルクライアントを使用してファイルを同期します。

3. **WebDAVを使用する**:
- NextcloudはWebDAVをサポートしているため、WebDAVを使用してファイルをアップロードすることができます。

### どうしても直接追加する必要がある場合

どうしても`data`フォルダーに直接ファイルを追加する必要がある場合は、以下の手順を実行してNextcloudのデータベースを更新します。

1. **ファイルを`data`フォルダーに追加する**:
- 必要なファイルを`data`フォルダーの適切な場所にコピーします。

2. **Nextcloudのファイルスキャンを実行する**:
- Nextcloudの管理者としてサーバーにログインし、以下のコマンドを実行してファイルシステムをスキャンし、データベースを更新します。
```bash
sudo -u www-data php /path/to/nextcloud/occ files:scan --all
```

`/path/to/nextcloud`はNextcloudのインストールディレクトリに置き換えてください。

### 例

```bash
# ファイルをdataフォルダーに追加
cp /path/to/newfile.txt /path/to/nextcloud/data/username/files/

# Nextcloudのファイルスキャンを実行
sudo -u www-data php /var/www/nextcloud/occ files:scan --all
```

この手順により、Nextcloudのデータベースが更新され、直接追加したファイルがNextcloudのインターフェースに表示されるようになります。

ただし、可能な限り推奨される方法(Webインターフェース、クライアント、WebDAV)を使用することをお勧めします。

Nextcloudサーバー同士で直接同期を行う機能は標準では提供されていませんが、いくつかの方法で間接的に同期を実現することができます。以下にいくつかの方法を紹介します。

### 1. **Federation(フェデレーション)を使用する**

Federationを使用すると、異なるNextcloudインスタンス間でファイルやフォルダを共有できますが、これはリアルタイムの同期ではなく、共有されたファイルやフォルダにアクセスする方法です。

### 2. **External Storage(外部ストレージ)を使用する**

Nextcloudの外部ストレージ機能を使用して、他のNextcloudサーバーをマウントすることができます。これにより、あるNextcloudサーバーのストレージを別のNextcloudサーバーからアクセス可能にします。

#### 手順

1. **External Storageアプリを有効にする**:
- Nextcloudの管理者としてログインします。
- 「Apps」セクションに移動し、「External Storage Support」アプリを有効にします。

2. **外部ストレージを設定する**:
- 「Settings」 > 「Administration」 > 「External storages」に移動します。
- 新しい外部ストレージを追加し、ストレージの種類として「Nextcloud」を選択します。
- 必要な情報(URL、ユーザー名、パスワード)を入力します。

### 3. **rsyncやrcloneを使用する**

`rsync`や`rclone`などのツールを使用して、定期的にファイルを同期するスクリプトを作成することもできます。これにより、2つのNextcloudサーバー間でファイルを同期することができます。

#### rsyncの例

```bash
rsync -avz --delete /path/to/local/nextcloud/data/ user@remote-server:/path/to/remote/nextcloud/data/
```

#### rcloneの例

1. **rcloneをインストールする**:
```bash
sudo apt install rclone
```

2. **rcloneを設定する**:
```bash
rclone config
```

3. **rcloneを使用して同期する**:
```bash
rclone sync /path/to/local/nextcloud/data remote:nextcloud/data
```

### 4. **Nextcloudのクライアントを使用する**

Nextcloudのデスクトップクライアントを使用して、2つのNextcloudサーバーのデータをローカルマシンに同期し、そのローカルマシンを介して間接的に同期する方法もあります。

#### 手順

1. **Nextcloudクライアントをインストールする**:
- 各Nextcloudサーバーのクライアントをローカルマシンにインストールします。

2. **クライアントを設定する**:
- 各クライアントを設定し、ローカルマシンの異なるフォルダにそれぞれのNextcloudサーバーのデータを同期します。

3. **ローカルマシンで同期する**:
- ローカルマシン上でフォルダ間の同期を行います(手動またはスクリプトを使用)。

これらの方法を組み合わせることで、Nextcloudサーバー同士の間接的な同期を実現することができます。

Ubuntuを使用して大きなHDDのパーティションを縮小し、より小さなHDDにWindowsがインストールされた状態でクローンするプロセスは、いくつかのステップに分けて行うことができます。以下に、その手順を詳しく説明します。

### ステップ 1: データのバックアップ
- 作業を始める前に、重要なデータをバックアップしておくことが非常に重要です。データ損失のリスクを避けるため、外部ドライブやクラウドストレージにデータを保存してください。

### ステップ 2: Ubuntu Live USBの作成と起動
- UbuntuのISOファイルをダウンロードし、それを使用してブータブルUSBドライブを作成します。[Rufus](https://rufus.ie/)などのツールが便利です。
- 作成したUbuntu Live USBからコンピュータを起動します。

### ステップ 3: パーティションの縮小
- Ubuntu Liveセッション中に「GParted」を開きます。GPartedは、パーティションのサイズ変更や管理を行うためのツールです。
- 縮小したいパーティションを選択し、「Resize/Move」をクリックしてパーティションのサイズを縮小します。新しいHDDのサイズに合わせて調整してください。
- 変更を適用して、操作を完了させます。

### ステップ 4: HDDのクローン
- 「dd」コマンドを使用してHDDをクローンすることができます。ターミナルを開き、以下のコマンドを実行します。`if=`はソースディスクを、`of=`はターゲットディスクを指定します。
```bash
sudo dd if=/dev/sda of=/dev/sdb bs=64K conv=noerror,sync status=progress
```
ここで、`/dev/sda`はソースディスク(縮小したパーティションがあるHDD)、`/dev/sdb`はターゲットディスク(新しい小さなHDD)です。デバイス名は環境によって異なるため、`lsblk`コマンドで確認してください。

### ステップ 5: ブートローダーの修復
- 新しいHDDにクローン後、Windowsが正しくブートするためにはブートローダーを修復する必要があります。
- Windowsインストールメディアからコンピュータを起動し、「修復オプション」を選択、次に「コマンドプロンプト」を開きます。
- 次のコマンドを実行してブートローダーを修復します。
```cmd
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
```

### ステップ 6: システムのテスト
- 全てのプロセスが完了したら、新しいHDDからシステムが正常に起動するかを確認してください。

このプロセスは技術的な知識を要するため、不明な点がある場合は専門家に相談するか、詳細なガイドを参照することをお勧めします。また、操作中にデータを失うリスクがあるため、重要なデータは必ずバックアップしてください。

Dockerを使用してNextcloud、NFSサーバー、およびロードバランサーを設定するための一般的な手順を以下に示します。この設定では、Docker Composeを使用してすべてのコンポーネントを管理します。 ### ステップ 1: Docker Composeファイルの作成 以下は、Nextcloud、NFSサーバー、およびNginxロードバランサーを含む[docker-compose.yml](file:///c%3A/Users/tako1/project/docker-compose.yml#1%2C1-1%2C1)ファイルの例です。 ```yamlversion: '3.8' services:nfs-server: image: erichough/nfs-server container_name: nfs-server volumes: - ./nfs-data:/nfs environment: - SHARED_DIRECTORY=/nfs nextcloud1: image: nextcloudports: - "8081:80" volumes: - "nfs-volumes:/var/www/html" depends_on: - nfs-server nextcloud2: image: nextcloudports: - "8082:80" volumes: - "nfs-volumes:/var/www/html" depends_on: - nfs-server nginx: image: nginxports: - "80:80" volumes: - ./nginx.conf:/etc/nginx/nginx.conf depends_on: - nextcloud1 - nextcloud2 volumes:nfs-volumes: driver_opts: type: "nfs" o: "addr=nfs-server,nolock,soft,rw" device: ":/nfs" ``` ### ステップ 2: NFSデータディレクトリの準備NFSサーバーがエクスポートするディレクトリをホストマシン上に作成します。 ```bashmkdir -p ./nfs-data ``` ### ステップ 3: Nginx設定ファイルの作成ロードバランサーとして機能するNginxの設定ファイル`nginx.conf`を作成します。 ```nginx events {} http { upstream nextcloud { server nextcloud1:80; server nextcloud2:80; } server { listen 80; location / { proxy_pass http://nextcloud; proxy_set_header Host host;proxy_set_headerX−Real−IPhost; proxy_set_header X-Real-IP host;proxy_set_headerXRealIPremote_addr; proxy_set_header X-Forwarded-For proxy_add_x_forwarded_for;proxy_set_headerX−Forwarded−Protoproxy_add_x_forwarded_for; proxy_set_header X-Forwarded-Proto proxy_add_x_forwarded_for;proxy_set_headerXForwardedProtoscheme; } } } ``` ### ステップ 4: Docker Composeを使用してサービスを起動 すべての設定ファイルが準備できたら、以下のコマンドを実行してDockerコンテナを起動します。 ```bashdocker-compose up -d ``` この設定により、NFSサーバーがデータを提供し、2つのNextcloudインスタンスがこの共有データにアクセスし、Nginxがロードバランサーとして前面に配置され、トラフィックを適切に分散します。これにより、スケーラビリティと可用性が向上します。