うちのふうふとエイトのこと。 (original) (raw)
朝から雨がぱたぱたと、何処も彼処も叩いている日、エイトは洗髪調髪です。
ほんの少しだけお散歩してからエイトをサロンに預けた後は、百貨店に行きました。思いがけないお土産を戴いた方へのお移りを購います。軽い脳味噌を転がして考えますが、結句選んだのは牛肉の佃煮とチョコレート。いや、組み合わせの妙とは遠かろうて。
夕餉のつまみも仕入れて、頃合いを見てエイトを迎えに行きます。確り仕上げて貰ったね。さて、帰って吞むか。
何でもない、何にもない休日。而して好日でありました。
エイトの仕上がりにも満足です。
印面が多孔質材料で形成され、内蔵された顔料系洋墨の浸透により朱肉が不要な印鑑と謂えば「シヤチハタ」が有名ですね。日本独特の判子文化に於いて、三文判とも認印とも異なる使用目的を立ち位置として、加うるに相応に使用頻度は高い。即ち利便性が高く、安価で耐久性も備えた「あると便利な」印顆です。契約印や証印として用いることは出来ませんが、だんなのような昭和世代は、社内文書の回覧時に重宝したのではないでしょうか。
勿論、今でも活躍の場は少なくないでしょう。面白いのは外装色も種種揃っていて、日本の伝統色である「薄紅」「桜鼠」「灰白」「淺葱鼠」などがあることです。冩眞のシヤチハタは靑鈍と謂う、薄く墨色を帯びた昏い靑です。
日本の伝統色は、300色とも497色とも。色見本を見ているだけで愉しい。日本の自動車にも斯様な外装色が採用されて欲しいものです。喩えば「錆鉄御納戸」なぞどうかしらん。澁いと思うんですがねえ。
因みにシヤチハタの「ヤ」は小書き文字ではなく、所謂「並字」です。キヤノンなどと同じですね。全体の均整を考えてのことだそうですが、小書き文字は「捨て仮名」とも謂われます。ために、避けたのかも識れません。
今出来では毎日捺すことはありませんが、無くてはちいと困りもの。小さいけれど持ち重りが良く、好もしい使い心地は余印を以て代え難い。
「靑鈍」は平安時代には凶色とされ、江戸時代には禍を祓われ「碧鼠」となったとも謂われます。臍曲りで旋毛曲りのだんなは、そんなところにも拘りを感じて惹かれてしまうんですが。
空を伝わる響きに、雷かなと思いましたが。
花火でした。
散りてのち胸に震える花火かな 拙句
ちょっと作りすぎてしまったかしらん。アルファロメオのイベントなどで、ご希望の方にお配りしましょうか（勿論お代なぞは戴けません）。因みに冩眞は一部だけです。
而して、最近は取り分けエイトに関する記事ばかりですなあ。
今日のエイトは洗髪調髪でした。担当のトリマーさんが記念グッズを作って下さいました。
エイトの寫眞と肉球スタンプです。
ありがとうございます。家寶としてうちの美術館（ありませんけど）に収藏させて戴きます。
勿論、洗髪は丁寧な泡立てで。
調髪も細やかな仕上がりです。
次回も頑張ろうね。
1988年に初めて開催され、今年で34回目となるアルファロメオ・デイの記念品です。
酒と友は古いのに限るなぞ謂いますが、ジュリアや4ｃスパイダーとは永く心腹の友となれるでしょうか。
ア ーネスト・ヘミングウェイ曰く「酒は総ての問題に答えを持っている」。アルファロメオのワインはあと參本、栓を抜かれるのを俟っています。まあ、そんなに吞んだら屹度「無明の酒に酔う」ことになるのでしょうけれど。
先日来、エイトをモティフにした無駄書きであすんでいるだんなですが、
有難くも、斯様なブックマークコメントを頂戴致しました。
ために、ご提案くださった別バージョンを作成。
如何でしょうか。
いずれ、Ｔシャツのデザインも起こしたい、なぞ考えております。