芸大・美大か専門学校か 【映画・アニメなど映像業界を目指す中高生のための進路】 (original) (raw)
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こんにちは!映像を学ぶ現役学生きじとらです。
さて、第一回目の記事として今回お話するのは、
芸大・美大へ行くべきか、専門学校へ行くべきか
です。
注意
・あくまでも個人の見解です。
・映像(映画・アニメ等)業界を中心とした視点です。
・学校ごとにも違いはあるので注意!
- ①芸大・美大のポイント
- 幅広い分野・学問を学ぶことのメリット
- ②専門学校のポイント
①芸大・美大のポイント
芸大・美大といった大学のお話から。
学校にもよりますが、専門性に特化するというよりかは、
幅広い分野のものを学ぶことができるという点が挙げられます。
例えば、映画一つを学ぶにしても、企画、撮影、音響、編集、美術、演出など
様々な分野を一括して学び触れることができる環境があります。
学校によって異なるかもしれませんが、たいていの大学は、そういった様々な分野
のセクションを学び、学年が上がるとより専門性を持ったものになっていくという印象があります。
映画からアニメ、CM、MVなど広い映像ジャンルに触れることができるのも大学の特徴。そして、たいていは映像以外の学部、学科があるので、法律や経営といった社会的学問から空間デザイン、最新技術、写真、絵画などを学ぶこともできます。
是非、大学案内などをチェックしてみましょう。
幅広い学問、分野を学ぶことのメリット
・自分の表現を広げることができる
(他の学問、分野からの応用)
例えば、自分が映像関連の会社を立ち上げる時には、経営、経済のノウハウがあれば役に立ちます。映画では、より説得力ある世界観が作り上げられるかもしれません。設定への説得力は世界観を作るうえでは大切です。
他分野に触れることは、自身の表現を豊かにします。
映画、アニメを見るだけでは得られない独特の表現が得られるでしょう。
また、他分野への学習、サークルといった活動を通じて知識と経験を積むことができます。表現力、創造力を鍛えるには知識と経験が大切です。この機会が多く与えられるのはある種の特権といえるでしょう。
個人的な意見ですが、大学は監督や演出、プロデューサーといったマネジメント業を目指す人は多くの知見を得られると思います。
同じ業界だけでなく、少し違う業界の人たちと交友を築くこともできるでしょう。
それはきっと大きなメリットだと思います。
・保険を作ることができる
そして、エンタメ業界あるあるですが、同じ業種、同じセクションでずっと自分が仕事をするとは限らない点です。それは、賃金、雇用、心身、人間関係、会社etc……と色んな原因がありますが、いずれにせよ、様々な能力を持っていればいざという時に助けにも強みにもなります。
映画であれば、撮影から編集など色んな仕事の幅が広がるでしょうし、副業にもなるかもしれません。映画、アニメ、ゲームなど業種、分野を越えた能力を獲得できるのもメリットといえます。
ただし、自分が身に着ける能力は自分次第というところが大きな問題です。
受け身でいては中途半端な能力しか得られません。
自分から行動することが特に大学では重要です。
大学は養成機関ではなく、研究機関であるからです。
自分で作品を作り公開する、講座や講演会に参加するなど、授業を越えた活動が大きな前進につながります。
②専門学校のポイント
専門学校の特色といえば、なんといっても専門分野を集中して学ぶことができる体制にあります。
専門的な分野はいわば一つの技術です。ある分野の職人になることはそれだけ自身の価値を高めることができるわけです。また、個人の能力によってはどこまでも高みを目指すことができるわけです。その世界の専門家、プロフェッショナルを生み出していくという点においては、アニメーターや声優、CGクリエイターなど専門性に特化した仕事を目指す人には良いかもしれません。
1クリエイターといえど、監督になれないわけでもありません。技術を大きく磨いたうえで、その人にしかないオリジナルの世界を生み出すことができるようになれば、宮崎駿や山崎貴といった名だたる人も目指すことができる訳です。
また、同じ道を歩む同志と切磋琢磨することができるのも専門学校ならではでしょう。
大学よりもより洗練された環境であるかもしれません。
技術をひたすら磨きたいという人には良いと思います。
ですが、専門性に特化していることも、時として不利にまわることもあります。
大学のポイントでもお話したことです。
エンタメ業界あるあるですが、同じ業種、同じセクションでずっと自分が仕事をするとは限らない点です。原因は、賃金、雇用、心身、人間関係、会社etc……
一つの能力しか持たないことの最大のデメリットは後には引けない、引くには困難ということです。そういった意味では覚悟が必要かもしれません。
そして技術だけでは成り立ちません。表現を学ぶには自らの経験と知識が必要です。
これは大学であれ専門学校であれ同じですが、大学の方がその機会は多く得られと思います。
さて、どうだったでしょうか。大学、専門学校は共に一長一短です。一概に言い切ることはできないからこそ、自分自身の決断が大切になります。しかし、良くも悪くも人生何が起きるかわからない事も事実です。自分は何がしたいのかビジョンを持ち、わからない人はどうしたいかを考え、決断しましょう!
さて、なんだか偉そうなことを述べてきましたがあくまで個人の意見です。
参考になるかわかりませんが、よかったら参考までに……
質問、ご意見等ありましたら気兼ねなくどうぞ!
拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。
ではまた次回~👋