筝曲の「古典」、古くてツマラナ~イと言う若い世代の方々へ…。 (original) (raw)

お琴初心者さん、今回は特に若い世代に向けて、マニアックなお話になります。かなり長いのでお時間のある方はどうぞ…。いつも訪問して下さること、感謝しています 喜♪

宮城道雄作曲「手事」が難しすぎて、神頼みの為に「宮城道雄記念館」に行った記事を以前書いた。

今回も「讃歌」のために神頼みヘ行こう♪と沢井忠夫先生縁 ( ゆかり ) の地を探す w。

「沢井忠夫記念館」を発見! だが、これはネットの中だけに存在するので、現実世界には存在していない。足を運ばなくても良いとは、流石ネット社会?

沢井忠夫先生のプロフィールを読んでみる。

「( 沢井は ) 東京藝術大学邦楽科の卒業演奏に宮城道雄の『手事』を選んだことから宮城作品が筝曲の古典に深く根付いていることを知り、邦楽が持つ『一音の生命力』に気づいたという。」

さらに、コラムの「一音の生命力」というエピソードを見つける。

「一音の生命力とは日本音楽の根源ではないだろうか、三味線にしても尺八にしても、また鼓、太鼓、他の日本の楽器に携わる人は、この一音を求めて日夜努力を惜しまない。」

尺八における「一音成仏」とも近いのだろうか?「成仏」と「生命力」の違いは、「彼岸」と「此岸」ほどに遠く感じるが、要は一音を極めると言うこと?

現代筝曲の頂点に君臨していらっしゃる沢井忠夫先生の曲は、その華やかな旋律と超絶技法で特に若い世代に人気だ。

その沢井忠夫先生の根幹となっているのは、やはり近代筝曲の父と呼ばれる宮城道雄先生であり。

その宮城作品は、筝曲の古典に深く根付いているという。西洋音楽のクラシックやジャズなどではなく。

古典を深く学ばなければ、読み取れぬまま「筝曲らしからぬ筝曲」と捉えられがちな現代筝曲。そのルーツは実は「古典」だと言われても、自身も未だ理解出来ていない w。

何が言いたかったのかというと。「古典、ツマラナ~イ。やりたくな~い。」と言う若い世代のお琴を学んでいる皆さま、是非「古典」を違う角度で学んでみるのも面白いかも♪

佐藤義久先生のお琴教室のホームページはこちら⏬⏬⏬

https://19carrollstreet.jimdofree.com