FIREを目指す人へ:僕が学んだ節約と投資の教訓 (original) (raw)
FIRE(経済的自立と早期退職)は、一見すると特別な人たちだけのものに思えるかもしれません。
でも、実際に目指してみると、「これは手が届くかも?」と感じる瞬間がたくさんあります。僕も最初は手探りでしたが、試行錯誤を繰り返し、少しずつ目標に近づいていきました。
この記事では、私がFIREを目指して得た学びや気づきを紹介します。
「これから目指してみたい」と思っている方や、「道半ばだけど迷っている」という方に、少しでもヒントをお届けできれば嬉しいです。
今回は少しだけ真面目です。
1. FIREを目指したきっかけ
社会人になったばかりの頃、「早期退職」に漠然とした憧れを抱いていました。まだFIREという言葉が一般的でなかった時代のことです。働き始めて間もなく、「このまま定年まで働き続ける人生が本当に幸せなんだろうか?」と疑問を感じることも少なくなかったです。
ある日ネット記事で「FIRE」という新しいライフスタイルが紹介されているのを見かけました。
「経済的自立を達成すれば、自由な生活が送れる」という考え方は、私にとって衝撃的でした。すぐに「これなら自分にもできるかもしれない」と思ったのを覚えています。
しかし、その一方で次のような疑問も浮かびました。
- 資産はどうやって増やせばいいのか?
- いくら貯めればFIREと呼べるのか?
- 生活は本当に安定するのか?
こうした疑問を抱きながらも、FIREを目指す決意を固めたのは、自身の体調不良がきっかけでした。
身体を壊し救急車で運ばれたとき、「このままでは本当にいけない」と危機感を覚えました。
「もっと自由に、自分のペースで生きたい」という思いがFIREを目指す原動力になりました。
2. 節約で学んだこと
FIREを目指す中で最初に取り組んだのは「固定費の削減」です。
なぜなら、固定費は一度見直すだけで、継続的に節約効果を得られるからです。具体的に行ったのは以下のような取り組みです。
- 携帯電話キャリアの変更: 格安スマホに切り替え、通信費を大幅に削減しました。
- 電気・ガス料金の見直し: 比較サイトで最適なプランを選び、年間で数万円を節約。
- インターネットプロバイダの変更: コストパフォーマンスの良いプロバイダへ乗り換え。
これらの変更は、最初に少し手間がかかるだけで、長期間にわたる節約効果を生み出してくれます。例えば、携帯電話のプラン変更で月5,000円の削減ができたとすれば、年間6万円の節約に繋がります。他の固定費も合わせると、かなりの金額が浮く計算です。
節約を進める中で実感したのは、「無理な我慢をする必要はない」ということです。我慢する節約ではなく、生活の仕組みを整えることでFIREへの基盤を作る。このアプローチが、僕にはしっくりきました。
3. 投資で得た学び
節約で浮いたお金をただ貯めるだけでは、FIREへの道のりは遠いままです。そこで、資産運用にも積極的に取り組みました。この過程での成功と失敗は、多くの学びを与えてくれました。
最初の失敗:外貨建ての貯蓄型保険
知り合いの勧めで始めた外貨建ての貯蓄型保険。リターンの高さに期待して契約しましたが、後になって手数料の高さや契約期間の縛りの厳しさに気づきました。この経験から、「仕組みを理解せずに飛びついてはいけない」という基本中の基本を学びました。
成功体験:NISAの活用
その後、NISA制度を利用してインデックス投資を始めました。これは、少額から始められるうえに非課税枠があるため、初心者には理想的な選択でした。相場が下落しても「長期的に保有する」と決めていたおかげで、狼狽売りをせずに済みました。この「長期的な視点」はFIRE達成に欠かせないと感じています。
もう一つの失敗:レバレッジ投資
資産を急激に増やしたいという欲に駆られ、レバレッジ投資にも挑戦しました。しかし、リターンを求めるあまり損失が膨らみ、痛い目に遭いました。この失敗から学んだのは、「地道な積み上げが一番の近道」だということです。
4. モチベーション維持と心の変化
FIREへの道のりは長いようで短いものです。その中で僕を支えたのは、多くのFIRE達成者の情報でした。彼らの体験談を本やネットで読み、自分にもできると信じることでモチベーションを保てました。
また、この旅路を通じて、自分自身の考え方や心の在り方にも大きな変化が生まれました。
- 嫌なことを我慢してストレスを溜めることがバカバカしく感じられるようになりました。
- 考えの合わない人には無理に合わせず、軽く対応する術を身につけました。
- 細かいことを気にしなくなり、心に余裕が生まれました。
これらの変化はFIREを目指す中で自然と身についたもので、今では自分にとってかけがえのない財産となっています。
5. まとめ:FIREを目指す決心がすべての始まり
FIREを目指す決心ができたのなら、それだけで目標の半分以上は達成できていると言っても過言ではありません。なぜなら、その決心は「自分の人生を自分でコントロールする」という大きな一歩だからです。
僕にとって、FIREを目指す過程は単なる資産形成ではなく、自分自身を見つめ直す旅でもありました。この旅路で得たものは、お金や時間だけでなく、人生そのものを豊かにする知恵と考え方です。
これからFIREを目指す皆さんも、ぜひ一歩を踏み出してみてください。その一歩が、きっと新しい人生を切り開くきっかけになるはずです。
Enjoy FIRE!
次回の投稿もお楽しみに!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
↓↓↓