現代音楽の人気作曲家達の作品① (original) (raw)
2022年にコンサートで取り上げられた回数の多い存命作曲家ランキングがこちら。
今回は10位〜6位の作曲家をピックアップしてみた。
5位〜1位はまた後日にでも。
チェケラ！
・第10位
ジェームズ・マクミラン（1959年 - ）
スコットランド人。
協奏曲と宗教曲（合唱曲）の人。というイメージ。私の中では。
特に宗教曲はかなり聴きやすい。
打楽器協奏曲「ヴェニ、ヴェニ、エマニュエル」（1992年）
宗教合唱曲「子供の祈り」（1996年）
・第9位
ヴォルフガング・リーム（1952年 - ）
ドイツ人。
私の勝手な解釈だが、ドイツ系の現代音楽は、シェーンベルクを源流とする二つの系統に大別できる気がする。
①シェーンベルク→ウェーベルン→シュトックハウゼンの流れを汲む理知的なアポロン型。
②シェーンベルク→ベルク→ヘンツェの流れを汲む激情的なディオニュソス型。
リームは②の系統だ。
弦楽四重奏曲第3番（1976年）
ピアノ曲第7番（1980年）
・第8位
アンナ・クライン（1980年 - ）
イギリス人。女性。
調性的でポップで聴きやすい。
ダサくなりそうでダサくならない絶妙なセンス。
「雲の王子」（2012年）
「マスカレード」（2013年）
・第7位
ソフィア・グバイドゥーリナ（1931年 - ）
一口に説明・形容し難い。
カテゴライズできない「異形」の音楽を書く人だ。
「シャコンヌ」（1963年）
「オッフェルトリウム（奉献唱）」（1980年、改訂1982年・1986年）
・第6位
イェルク・ヴィトマン（1973年 - ）
ドイツ人でリームの弟子。
作曲家・指揮者・クラリネット奏者として世界的に活躍する三刀流の才人。
何でも器用にこなす人という印象。
もっと踏み外したような「凄味」が欲しい気もしてしまう。
ちなみに、レジェンドことハインツ・ホリガー（1939年 - ）も、作曲家・指揮者・オーボエ奏者の三刀流。化け物ぶり・天才ぶりはホリガーの方が格上。
「コン・ブリオ」（2008年）
ヴィオラ協奏曲（2015年）