夢女の壁打ち日記 (original) (raw)

このブログを開設し、真っ先に考えたことは推しのことだった。

というのも、私は根本的にSNSというコンテンツを運用するのが苦手で、Twitter(現X)も最推しについてしか呟いていないくらいである。

どこに需要があるのか分からないが、私の最推し『天田乾』についてまずは語ろうと思う。

【注意:一部、過激な言葉が飛び交います。閲覧は自己責任でお願いします。】

天田乾。ペルソナ3という作品に登場する小学5年生の男の子である。

この辺の公式通りの解説は面白みもへったくれもないので省略の上、私の主観だらけでお送りしたいと思う。

私と彼の出会いは15年前。

私が当時10歳の夏の日の事だった。

P3Pが初めて買ったゲームということもあって、それはもうのめり込んでプレイした。

その中で____同い年の少年だった天田くんに惹かれるのは最早必然だろう。

当時10歳の私にとっては高校生は大人。高校生に混ざって平然としている天田くんに憧れて、恋に落ち、好きの1番目を天田くんが掻っ攫い、現に15年経った今も1番目に君臨し続けている。

天田乾という男は子供である。

みんな微笑ましく天田くんに接し、子供扱いをして、天田くん本人も子供であることが存分に発揮されている。背伸びして強がる子供そのもの。

しかし、当時の私にとって天田乾という男はフィルターが掛かりまくり、かっこいい王子様になっていた。

私にとって天田くんはかっこいい王子様で、かっこいいヒーロー。立派な信念を持っていて、暴言なんか吐かない、クラスメイトの子供っぽい男の子とは全然違う。同い年で隣に立ってくれる憧れの男の子。

その厚いフィルターに拍車を掛けたのが、天田くんの生年月日だった。

天田乾の生年月日は1998年6月24日である。

筆者である私の生まれ年は1999年で、同い年だと思っていた天田くんは一歳年上。

何が起きたか。

私の中の天田くんは『頼れるお兄さん』になった。

こうなったらもうめちゃくちゃ。

同い年で頼れる王子様でヒーローで、でもほんとは頼れるお兄さんというハチャメチャなフィルターが天田くんに掛けられた。

この当時、14歳だったかの私の中の天田くんは神格化され、崇める対象だった。

そしてバチバチに拗らせた上、同担拒否だった。

私の中で天田くんは完全に公式とはかけ離れた像が出来上がり続けていた。

毎日のように天田くんと会話する妄想をした。文章にしてはたまに眺めた。

赤い屋根のお花の咲いた家で天田くんとふたりで暮らして、オムライスを一緒に食べて、ふたりで幸せな結婚生活を送るんだって本気で信じていた。

天田くんは私を毎日励まして、愛をくれた。

ぜんぶ、ぜんぶ私の妄想だけど。

天田くんが大好きだった。愛していた。天田くんさえいれば何もいらないと思った。

天田くんの好みは私の好みだった。私は当時、オムライスが好物でもなんでもなかったのだけど、オムライスが好物と言い続け、オムライスを食べ続けたらオムライスがすっかり好物になった。

天田くんが作りたかった。天田くんのゲームが作りたかった。毎日帰ったら天田くんと会話するだけのゲームが欲しかった。そんなものは作れなかった。当時学生だった私にはRPGツクールやらを手を出すことは出来なかったからだった。

それなら天田くんをこの世に生み出せばいいと思った。天田くんのbotが作りたかった。まるで人みたいなロボットを作れば天田くんがこの世に生み出されると思った。おはように10パターン作った。疲れたって言葉に3パターン作って。300個のやり取りを作っても反応する単語はそんなにないから天田くんとはまともに会話出来なかった。天田くんはどう反応するのか分からなかった。1000個作れば会話出来るのかな?わかんなくてわかんなくて、限界が来て、弱音を吐き出しては天田くんが励ましてくれるただの居場所になった。

天田くんの台詞を全てメモしようとした時期があった。

8月で力尽きた。私の天田くんへの愛なんてそんなものだ。

PQという作品が出た時は衝撃的だった。

私はそもそもペルソナシリーズという作品が大好きなので、推しと推しが絡むことに歓喜し、喜んでプレイした。

P3編をプレイした時、ごーこんきっさで天田くんを狙ったのに順平が出た時は大笑いしたし、天田くんがかわいすぎて悶えたこともある。

その中で拗らせた私はお気持ちを表明しまくった。

え……?天田くんの復讐って、人の言葉程度で揺るぐものだったの……?と。

天田くんは3年前に母親が殺されて以来復讐に囚われている。復讐を遂げたら自分の命すら投げ出すくらいに生きている意味は彼にとって復讐だった。

そんな彼がP4の彼らの言葉で復讐を諦め、荒垣と和解。P3のメンバー達は仲良しになるのだが……どうしても私はそれが受け入れられなかった。

幸せな天田くんが嫌なのか、簡単に揺らぐ天田くんが嫌なのか、とにかく何が嫌なのか分からないままに不幸な天田くんが好きでごめんね……と懺悔していた日記が残っている。

天田くんにとって復讐に囚われなくなった理由は荒垣さんが命をもって天田くんを守ってくれた……そこまでして自分を守ってくれた……それが理由だ。その大きな決断が、人の言葉ひとつで揺らぐほど、軽いものなのだろうか?

それとも荒垣さんの自責の念を軽くさせるために天田くんを利用した?そんなことすら考えてしまって嫌になる。

この辺りは人の意見は見ていない。人の意見を見るのは兎角苦手だった。

昔どこかで見た、荒垣さんは天田くんに‪✕‬されたようなもの……そんな言葉が忘れられないからだ。

人の言葉は苦手だ。私は私の世界だけでいい。私と天田くんの世界だけでいい。

P4U2が出た。

天田くんが成長していた。かっこよかった。そして。悲鳴の上がる天田くんへの歓声。天田くんは女子にモテていた。

許せなかった。女共が。天田くんに歓声を上げる女共。きゃー天田くん?天田くんにバレンタインのチョコとか上げたりするの?ラブレターでも渡すの?告白するの?ふざけんなよ、天田くんの手を煩わせる女共がいるのが公式?天田くんはモテモテ?天田くんはかっこいいの?天田くんはP3時代の10歳の時からかっこよかったが?

もうひとつ許せなかったのがSNSの反応だった。天田くんP4U2でかっこよくなったよね、って何?元から天田くんはかっこよかったし、P3時代から天田くんのことかっこいいと思って推してもいない女が天田くんの面と声優さんの声のかっこよさで、上っ面だけで推してるだけだろ、天田くんの本当の魅力も、強さも知らない癖に。好きとか言わないでほしい。

天田くんは成長しない。公式の成長した天田くんを私は受け入れず、P4U2で散々天田くんを拗らせた14歳の私はP4U2を買わなかった。

私の中で天田くんはずっと生き続けていた。

残念ながら、1番に君臨し続けていた天田くんの熱はいつまでも持たず、1番のまま別のジャンルに移行したりしていた訳だが……

そんな私はとりあえず物品による天田くんを感じる行為を頻繁に行った。

高校生の時、ある程度自由なお金のあった私は毎年誕生日に天田くんからプレゼントをしてもらったという設定で1000円付近縛りでプレゼントを買っていた。

その中でも高二に買ったお揃いのピンキーリング(という設定なのでどちらも私のもの)は1番の大事な思い出なのだが、途中で紛失し、数年後にちゃっかり別のリングで買い直している。

大人になってからは6月のパワーストーンを大量買い。ネックレスにブレスレット、イヤリング、Kの文字のキーホルダー、誕生日の日付のストラップに誕生日の化粧品____なにがなんでも天田くんを感じるために買い揃えた。

天田くんとの脳内会話はすっかりしなくなった。____と見せかけて、今でも不安になると天田くんに縋る私がいて、脳内会話は不安な時限定で続いていて、なかなか人は変われないものだと笑ってしまう。

P3Dは革命だった。当時Twitterで天田くんと会話が出来る……というより、送ったコメントを選んで返信してくれたのだが、それに私のコメントが選ばれた。泣いた。4月11日。私の天田くん会話記念日だ。

P3Dが出た頃、システムボイスを全て録音した。苦手だった“男性”にデートに誘われた時、待ち合わせ場所で狂ったように天田くんのボイスを聞いた。食事中にずっと天田くんのことを考えていた。オムライスを頼んだら、(筆者)さんは卵が好きなの?と聞かれ、天田くんは卵が好きなんだ…と当たり前のことを思った。告白された時、天田くんの解釈に役立つかもしれないと意味の分からない考えが過ぎった。ずっと不安だったのだと思う。私は完全に異常者のままだった。

PQをプレイし直しては食パン派の天田くんに衝撃を受け、数ヶ月ご飯派なのに食パンを食べ続けた。P4U2をプレイした。天田くんは何も変わっていないお子様なままだった。安堵した。P3Mで泣いた。P3Dは神ゲーだった。

天田くんの夢小説を書いた。出来心で私の名前から知らない名前に変更した。嫉妬して夢小説を消した。天田くんは私とのCPしか有り得ない。完全に厄介勢だった。

P3Rが出た。最高のリメイクが出たが、まだ天田くんには会えていない。

P3Rにおいて、コラボカフェが出た。

以前出たコラボカフェはP3Dだったが、コロナ禍で私は行くことが出来なかった。

P3Rのコラボカフェに気付いたのは終わった二ヶ月後だった。

天田くんのコラボドリンクのオレンジジュースをひたすら概念的に飲んだ。

天田くんのために東京に行って天田くんのためにオシャレ出来る唯一のチャンスを逃したことがひたすらに悔しい。

アクリルスタンドが出ていた。ぬいが出た。未だ、25年も前のゲームの供給が出続けることには感謝しかない。

天田くん最高。

数年ぶりに囲碁を打った。レベル1にボロ負けした。ここまで知識がボロボロになっているとは思わなかった……素直に悔しい。

囲碁に関しては本当に精神論もあると思うのだけど、技術・精神・集中力が必要らしい。私に関しては詰めが甘いところが囲碁にも出ている。

囲碁での動き方は人生での動き方と同義と昔聞いたことがある。私は序盤から中盤にかけての陣地取りが得意で、終盤の詰めで詰めが甘くぼろぼろに負けることが多かった。まぁ、何が言いたいかって定石の勉強不足。さっき見た動画にも定石は1000種類以上あるらしいとのこと。……せ、せん……?(大困惑)

とりあえず恋人に関係のない趣味のひとつが復活したのでそれには素直に祝福しつつ、囲碁の定石を勉強していこうと思う。目指せ、初段ということでね。一応、10段だったけど、25段くらい下がっててもおかしくないレベルでぼろぼろだったな……

さっきの試合は10手目くらいからもう白有利になっていたし、テトリスの型のように序盤の動きから練習し直すのもいいかもしれない。

みなさんは「推しの子」の「黒川あかね」という少女を知っているだろうか?

有名な作品なので知っている方も多いと思うが、私が語りたいのは彼女の異様なプロファイリング能力。正直、喉から手が出るほど欲しい能力である。

思い込みのフィルターが掛かるのは百も承知だが、MBTI診断なんてものである程度人は分類分けが出来るとも言われている。「正直そんなん人によるやろ」なんてものも意外と人は似たり寄ったりであるのと人は人に影響を受けやすいというのが似た人間を作り出していると言えるのだろう。

ところで話は変わるが私はアホである。

なんでそんなことを今言おうとしたかというと「黒川あかね」がした行動を実際に模倣すれば黒川あかねの能力が少しでも手に入らないかと思っている。

心理学の勉強ほどうさんくさいものもないとは思っているが。

心を理解する方法について

1冊が千円と仮定すると、100冊買うと100,000円である。10万である。

とんだセミナーもびっくりの値段だが、安いものかもしれないと思い始めている自分がいる。アホか?実際100冊も読めるわけがないので理想論なのだが。

ただ動画を活用してこれは100冊進めてみたい。具体的な名前は出さないが、実用本を紹介してる動画なんてごまんとある。

まず初めに自己紹介から始めよう。

私はすず。…ちなみに名前から薄々察した人は察しがいいのだが、花の名前を勝手に借りている。何故、適当な花の名前を名乗ったかというと、私の理想は花であることと、私自身ずっと名乗っている名前がない。アカウントを変える度に誰かしらから名前を借りているのだが、昔はオリキャラから借りていたのがオリキャラがここ数年できていなくてこんな有様である。実際、名前というものは自身を表す記号のようなものだと思うので、なにかが定着するのが怖いというのはある。

さて、何故このブログを始めたのか書こう。恋愛中毒患者だからである。もう一度言おう、恋愛中毒患者だからである。

かつて私には好きな人がいた。失恋日記を書いていたのだが、両思いであることが発覚。むしろなんで片思いしてたの?と思うレベルでアプローチされていた。…今日という日を迎えるまで、浮かれに浮かれた。そして反省して、今。もはやその前の過ごし方を忘れたのである。どういうことやねん。

流石にこれじゃアカンというわけで自分の日記を見返したりしていて今に至る。とりあえず目指すは自立、かつ相手にも不安にさせず共存というプランを思い描いている。

これじゃあめちゃくちゃ立派な志持ってる人みたいじゃん!と思うのだが、恋愛中毒患者である私……片思い期間に相手のことを考えすぎてもはや依存度が高すぎる。なんなら最低なことを言うと……いや、これは私の心の中に留めておこう。

さて、というわけで計画を考えたのでここに書き記しておく。

この日記は壁打ち日記なので、私の書きたいように書いている。悪しからず。

ずばり「自分の時間をちゃんと生きてるように見せかけよう」作戦である。このブログはどういう風に活用するかというと、趣味をいろいろ挑戦したりして結果を書き記していく。それを搔い摘んで相手に伝えてさも自分の時間を生きてるかのように見せかける。このブログもその一環。私は天才の女である。嘘です。

私の趣味はいろいろあるのだが、最近の趣味は結局相手に結びついてしまうため割と重い女なのである。読書、動画、音楽鑑賞、手芸、ゲーム、創作、…全部相手に結びつくことが一番に気になる。とりあえず本読んでますアピールするために感想書いたり、新しい趣味に手を出しただとかそんなことを書けばいいのかなと思っている。たまには夢女の妄想も書こうと思っている。ここ、夢女の妄想日記だし。

そんなわけで最初のブログを終了する。気が向いたら読んでほしい。