オーストラリアでの初フルタイム職 (original) (raw)

現在の仕事についてから早4か月

どんな感じの仕事状況かをお伝えしようと思います

仕事内容

今の仕事はビジネスディベロップメントと言い、マーケティングと営業の間に入り、戦略を立てて新規開拓していく仕事です。

私の前職は本社で中枢部に近い仕事でした。

今回はかなりエンドユーザーに近い仕事です。

エンドユーザーの声をここまで聞けるのは初めてで、前職で営業の人が私みたいな本社の人間を嫌う理由がわかるようになりました(笑)

前職で営業を担当している販売子会社から「現場を知らない本社は黙っとけ!」と怒られることがありました。

営業や工場の社員が実際に作って売りさばいて会社のお金を直接的に作っているので、本社の社員のお給料もそこから頂いてます。

彼らが言っていた事が今になって身に沁みます。

今の会社は本社がヨーロッパにあるので、本社はよくオーストラリアやAPAC地域の文化や社会を全く理解してないような、とんちんかんな事をよく言います。なので私の方でローカライズした戦略やマーケティングを立てる必要があります。

どの会社も同じ問題を抱えていることを実感しました。

会社

実はウチの会社はオーストラリアの会社でなく、ノルウェーのStart up(新規事業)です。創業5年目ですが、かなり勢いに乗った会社であり、もうIPOの段階まで来てます。

本社はノルウェー、面接した人事はイギリス、上司はアメリカ、私は日本人でオーストラリアにいながらAPAC地域を担当しています。

なんともグローバルな会社。

世界中に社員がいる会社なので本当に24時間、誰かしらが働いてます。

社風

ノルウェーの会社なのでオーストラリア以上にワークライフバランスが大事な会社です。

なんと有給休暇は社員を信じているので無限日数!

子供が生まれるならママだろうとパパだろうと育休を自由に取れます。

入社一日目から「みんな時差がバラバラだから勤務する時間帯は自由!だけど絶対一日8時間以上は仕事しないで!!」と注意されました。

ついつい会社メールを夜チェックしていると、Slackから「どうしてログインしているの??あなたの国ではもう夜でしょ?」と海外にいるチームメイトから注意されます。

ただ、スタートアップらしく、生き残るのには実績が必要です。

仕事を疎かにしていたら、すぐに戦力外通告されます。

前職のように生ぬるい環境で、ダラダラおしゃべりしながら残業するバブル期の社員はいないので今いる環境はとても刺激的です。

ワークライフバランスは最高なのに仕事の流れはとても速く、扱う仕事も責任も大きい。

矛盾している様に聞こえますが、実現出来ているのがウチの会社。

お給料

この給与で会社と少し揉めました。

オーストラリアは職種にもよりますが、一般的なホワイトカラーは日本のように固定給とボーナスに別れてます。ボーナスは日本と同じ感覚で、会社実績と個人実績で評価されますが、会社が破綻寸前とかでなければ基本支払われます。

この職に着く時にそこをはっきりさせて契約書にサインしましたが、働き出して2ヶ月後ぐらいに「ボーナスは歩合にしよう。目標達成しなかったらZEROにする」と上司から言われました。

昨日いった事が今日変わるのはstart upらしいです…

でもここでMBAで得た交渉術を発揮して、ボーナス分含めて歩合どころか全額固定給にしてもらいました (ヒャッホ~!)

悪い会社ではないので話し合えば上手く行きます。

ただ、オーストラリアはどこもそうですが、助けを求めなかったり、意見を言わなかったら劣悪な条件で働く事になります。

皆さんも勇気を出してしっかり要求は言いましょう!