甲辰年八月廿四日 (original) (raw)

気温摂氏19.6/28.7度。快晴。昨晩、歯磨きのさいに右上最奥の歯で歯ブラシが当たると神経にまで痛みが走つた。今朝も昼の食後の歯磨きでも同様。虫歯か、と思つて歯科に電話すると予約が混んてゐて診察はしばらく先になる、といはれたが今日の夕方だつたら何とか入れるといふので慌てゝ歯科へ。虫歯ではなく歯肉退縮といふのかしら。歯磨きのとき力が強すぎるかもしれない、とK先生。その歯肉退縮の部分にcomposite resinsコンレジ(複合樹脂)装填されて痛みも失せる。年齢的な原因もあるだらう。

f:id:fookpaktsuen:20240927164846j:image

f:id:fookpaktsuen:20240927164849j:image

多種多様な人々、宗教も違へば食生活の嗜好も異なり料理は何を出しても何らかの禁忌がありさうな場合、このシリーズの動物性原材料不使用のカレーのルウで野菜カレーにしておけば(野菜嫌ひを除けば)誰も「これは食べられない」人はゐないのだ、と教へてもらつた。その場にベジ/ビーガンの方がゐなければ肉を入れるときは鶏肉が一番無難。確かに。

f:id:fookpaktsuen:20240927073457j:image

f:id:fookpaktsuen:20240927073500j:image

袴田さん静岡地裁の再審公判で無罪。本当に何があつたのかはアタシにはわからない。だが冤罪だとすると、それでも当時、この犯罪で自白強要し、でっち上げ証拠までも捏造した警察、検察や、それを疑はなかつた司法、それに容疑者を実名で「袴田ついに自白」と報じたマスコミなどの関係者は個々の瑕疵に何の咎めもないことが何と不公平なことか。袴田さん姉(91)の強靭な精神。「裁判長が無罪といふのが神々しく聞こえた」と。

写真家の細江英公さん死去 三島由紀夫「薔薇刑」:朝日新聞

三島由紀夫の市ヶ谷騒動のあとでアサヒグラフだかで見た、細江英公が28歳のときに撮影した三島の「薔薇刑」の写真は強烈がインパクトだつた。それに土方巽だとか。澁澤龍彦責任編集『血と薔薇』。昨年の12月に六本木のフジフィルムスクエアで細江英公生誕90年の作品展を見てゐた。