旅行者の大敵、トコジラミがホテルにいないかチェックする方法 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) (original) (raw)

トコジラミ(南京虫)や、それに刺されてできるかゆくて赤い発疹は、休暇のお土産として家に持ち帰りたくないものだ。けれど、困ったことに、この丈夫で繁殖力の高い虫は何かに付着して宿泊施設の中に入ってくることがある。しかも、道路沿いにある安宿などだけでなく、高級なホテルやリゾート施設も無縁ではない。

トコジラミのいる部屋に泊まると、トコジラミはスーツケースの中などに入り込んで運ばれ、家に侵入してしまうおそれがある。いったん住みつかれると、駆除は容易ではなく、かなりの費用も覚悟しないといけない。

「餌を探して動き回る昆虫と違って、トコジラミは主としてヒッチハイク(ほかの物や生物に「乗って」移動)する昆虫です」とノースカロライナ州の害虫駆除業者、キリングスワース・エンバイロンメンタルのクリスチャン・トゥイードは説明する。

「自宅にトコジラミが発生している人は簡単にホテルに持ち込んでしまうでしょうし、トコジラミは旅行中に飛行機やタクシー、ライドシェアサービスなどで拾われて、ホテルの部屋に持ち込まれることもあります」(トゥイード)

害虫駆除大手オーキンは2017年に、宿泊施設はトコジラミの発生事案1件に対処するのに平均6383ドル(現在の為替レートで約93万円)の費用がかかっているとの調査結果を公表している。この調査では、過去1年にトコジラミ問題に対処したと回答した宿泊施設は全体の8割にのぼった。

滞在する宿泊施設にトコジラミがいないかどうか、ベッドに潜り込む前に知るにはどうすればいいか。害虫駆除の専門家たちは、チェックイン後、次のようにすることを勧めている。

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