『ノーカントリー』『ノー・カントリー・フォー・オールド・メン』感想 (original) (raw)

こんにちは。
タリバンによる道徳法が、公の場から女性たちを排除しつつあると知ったサトーです。
この道徳法というのはアフガニスタンで新たに制定されたもので、女性が公の場で話すことを禁じているそうです。
2024年にもなってそんなバカな、と思いますよね。
でも実際に起きてることらしいですよ。この悪法のせいでメディアから女性が姿を消しつつあるとのこと。中には一家の大黒柱になっている女性もいるのに、収入がなくなるかもしれないそうです。
イスラエルも最悪ですけど、タリバンも別の意味で最悪ですね。
ちなみに、タリバンはすでに女子向けの学校を閉鎖しているそうです。

jp.reuters.com

さいきん見た映画と読んだ本の感想です

ストーリー

ノーカントリー (字幕版)

モス(ジョシュ・ブローリン)はある日、撃ち合いがあった現場に遭遇し、そこから200万ドルを持ち去る。
その金を、狂った殺人鬼のシガー(ハビエル・バルデム)が追跡する。
この事件を捜査するベル保安官(トミー・リー・ジョーンズ)は、モスとシガーを追う。
モスは最凶のシガーから逃げ切ることができるのか。

感想

面白かったです。
モスとシガーが最初は接点がないんですよね。
この2人がどうやって関わり合うんだろうと思ってたら、うまく絡んでましたね。

シガーの殺し方がかなり斬新でした。証拠も残らないし、痕跡からは武器が特定できないんですよ。
こんな殺害方法は初めてみましたよ。画期的です。
悪役としてもシリアルキラーとしても、1つのキャラクターとしても、映画界で群を抜いています。

シガーは最凶の殺し屋ですけど、追われるモスも元軍人なんですね。
モスは狩りで追跡方法を知ってるから、逃げ方も知ってるんですよ。
だから、これはプロ同士の戦いなんです。
見応えがありますね。

原作

ノー・カントリー・フォー・オールド・メン (ハヤカワepi文庫)

原作も読んでみたんですけどね。
こちらはセリフが、かぎかっこなしで書かれてるんですよ。
セリフってかぎかっこ無しで書いていいんだ!と衝撃でしたね。
画期的です。

かぎかっこなしだと詩みたいに見えて、見た目もいいんですよね。
これは書くほうは楽だろうなと思いました。

シガーが交通事故に遭って腕を少年のシャツで吊るところまでは、映画とほぼ同じでした。
そういう意味で映画は原作にほぼ忠実に作られてると言えますね。

原作では、その後のベル保安官と彼のおじさんの語りが長く続きます。

まとめ

モスが教えてくれたことは、
何があっても犯罪現場に戻ってはいけない・・・ということですね。
これは鉄則ですね。

タイトルのノーカントリーフォーオールドメンというのは
「老人の住む国にあらず」という意味だそうです。
それは人に厳しい国、アメリカのことだそうです。

映画のラストはベルの父親の話がでてきて、よくわからなかったんですが、原作と訳者あとがきを読んでちょっと解消された部分がありましたね。

それでは、お読みいただきありがとうございました♪

fortunamajor.hatenablog.com

fortunamajor.hatenablog.com