懐かしの大阪駅前第1ビル「マヅラ喫茶店」「モード学園跡」「つるつる庵」 (original) (raw)

〜旅のしおり: 大阪、夏、2024〜

何を隠そう

うん十年前、わたくしは大阪モード学園生でございました。

現在は、大阪駅の西側にかっちょいいモード学園ビルがありますが、

その昔は、

大阪駅前第1ビルの10階11階12階 の最上3フロアが大阪モード学園でした。

そう、大阪駅前第1ビルは私の青春。

青春の足跡を辿って、日本滞在の間、懐かしの大阪駅前第1ビルに行ってみたよ。

西梅田の地下鉄の改札を出てここの階段を上がり、

喫茶マヅラの前でエレベーターに乗るのが通学路だったな。

わーーー、こんなんやったこんなんやったー。変わってない。この感じ。時が止まっているのか。

エレベーターで上がる前に

懐かしのマヅラ喫茶店で軽食を取る事にしよう。

懐かしい。この風景うん十年前と変わっていないではないか。

ジョニーウオーカーさんはその昔も歩いていたよ。

あれからわたくしもジョニーもどれだけ歩いたことだろうか。

ジョニー、昔と変わらずそこに居てくれて嬉しいぞ。

にっ♪

昔にタイムワープしたようだ。あー懐かしい。

あーー懐かしい。

だがしかし、

ただひとつ違うのは

喫茶マズラ前に入店を待っている人がいること。

えーーーーっウソっ、満員やん。その日は土曜日だったからかもしれないが)

昔は昼間はモード学生かサラリーマンのおっさんしかおらんかったのに。

入り口で名前を書いて入店待ち。

まさかマヅラに入るのに名前を書いて待つとは思いにもよらなかったよ。

レトロブームで人気爆発か。

まさかこんなにも流行っているとはっ!!

しかも大阪駅前第1ビルという言っちゃあ悪いがオワコン的な古いビルの地下一階にこんなに人が集まっているなんて。

だってさ、みんな昭和が好きなんだよね😊

10分ぐらい待って入店。

見よっ、この内装を!!

カッコ良すぎる。しびれる〜〜っ!

これぞ喫茶店の軽食!!

わたくし:ナポリタン、なのちゃん:伝統のビーフン、娘ちゃん:ハンバーグサンド(写真撮る前に二切れもう食べてる)

フードメニュー: 良心的な価格です。

食後の飲み物。

ホット(ホットコーヒー)、アイスレティ(アイスレモンティー)、レスカ(レモンスカッシュ)そしてコーヒーゼリーサンデー。

エレベーターと反対側の入り口

こちら側にもジョニーさんが歩いているよ。

マヅラ喫茶店は

「生きた建築ミュージアム大阪セレクション」に選定されたようです。

もはや大阪の文化財ですね。

時間の流れと共に古き良き物は忘れられて淘汰されるこの世に、

マズラ喫茶店はそのままの姿で今も活気があって私は嬉しい。

次の世代にもそにまた次の世代にも喫茶店文化を受け継いで行ってほしいな。

こちら側の角っこに田村という生地屋さんがあったけど今はなくなっていた。

モード学園移動によりなくなったかな。ほぼほぼ客はモード学園生で、始業前の朝などごった返していたからなあ。大体みんな買うのは、シーチング生地と接着芯。

お腹もいっぱいになったし、レトロ気分にひたったし、

いざ、昔モード学園があったフロアにエレベーターで上がってみよう。

チ〜〜ン。10階。

抜け殻。

移転してるので当たり前だけど、奇抜なファッションピーポーが集まる賑やかさは皆無。

新しいテナントは入っているのだろうけど、この日は土曜日だったから余計に寂しい。

モード学園は、課題が鬼畜の所業かと思うくらい尋常じゃなく多くて、しかも基本班単位での活動なので、課題チェックの日に班の中の1人でも課題ができてなかったり、学校に来ていなかったりしてたら、班員みんなの責任になり班員みんな課題不提出あつかいとなるのだ。(今でもそうなのかな?)

なので、休み時間に急いで下に降りて、来ていない子に電話掛けて呼び出してみんなでその子の課題を手伝ったりと、何かとチームワークを重視していたな。とてもとても厳しいモード学園だったけど、ファッションの勉強だけじゃなくてそこで培われたガッツは今に繋がって役立っていると思う。

当時よく行った地下2階のおうどん屋さん、

つるつる庵さんは17時のシアワセというお店に変わっていました。

と思ったらお隣さんに看板がありましたよ。

安くて早くて美味しいおうどん。モード学生時代はよくお世話になりました。

素うどんを頼んで、サービスの天かすとおネギをぶっかけて、それプラスおにぎり一個の炭水化物ランチ。若さゆえ全然OKだったなあ。

当時はたぶん全部で300円くらいだったと思う。ビンボー学生の味方だったな。

お店構えは変わったけどまだ健在で嬉しい☺️

奥のどんつきに百番と言う居酒屋があったけど、違う名前に変わっていた。

当時はプレスマホ、プレ携帯電話の世の中。

公衆電話で課題提出に来ていない班員に血眼で電話かけまくってたなあ。

課題提出は死活問題だったからね。

ああ、本当に懐かしい。

駅前第1ビルの匂いも、雑踏も、公衆電話も、エレベーターのチ~ンっというドアの開く音も、あの頃にわたくしを送り返してくれる。もうかなりの時間が流れ去ったのだけど、つい昨日のよう。

こんな都会のど真ん中でこんなにも変わらない場所があるなんて。

なんかなんか泣きそうです。

わたくしはここにいた。

確かにいた。

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