斑入りドワーフナムワバナナは耐寒性が高く黄緑斑がキレイなバナナです (original) (raw)

斑入りドワーフナムワは耐寒性が高く黄緑斑がキレイなバナナです。学名だとMusa NamWa Khom Dangとよばれ、ナムワバナナのdang(外見)はkhom(矮性 わいせい:背が小さい植物)という意味になります。

植物研究家

NamWa Khomは1.5m程度の高さだが果実は他のナムワと同じような品質とのこと。食べれるバナナですね。

Musa ‘Nam Wah Khom’

ドワーフナムワは別名として『kluai nam wa khom』、『Dwarf Pisang Awak』などいろいろな名前があります。ちょっとわかりずらいですよね。

助手のハム

まずは斑入りドワーフナムワ栽培のようすを見てどのようなバナナか確認してください。細かなことはあとで記載します。

斑入りドワーフナムワ栽培の様子

斑入りドワーフナムワ栽培のようすです。私は斑が最初白色に近く、じょじょに緑色に変化する斑入りナムワを斑入りドワーフナムワと判断しています。

植物研究家

まちがっていたらゴメン。最近はいろんなものが斑入りドワーフナムワとして販売されているので。。。

まずはこちらの苗。こちらはドワーフのナムワだけどアイスクリーム系ということでちょっと違う可能性もあります。上に出てきている葉っぱは白色が強いですね〜。

斑入りドワーフナムワの写真

植物研究家

Kluai NamWa nuan Jun(Ice Cream Banana)という系統?

時間が経過した葉っぱは斑の部分がじょじょに黄緑色に変化してきています。

斑入りドワーフナムワの写真2

斑入りドワーフナムワの写真3

また金葉ナムワと同様に雨が続くなどして日差しが弱いとあたらしい葉の斑は白さが強くなります。

斑入りドワーフナムワの写真7

斑入りドワーフナムワの写真8

次は細かく斑が入ったタイプの斑入りドワーフっぽいナムワバナナ。個人的には好きなんだけどここまで細かく斑入りだと成長がおそいだろうな〜。

斑入りドワーフナムワの写真4

斑入りドワーフナムワの写真5

さらにもう一本。『斑入りドワーフナムワ』として購入した苗です。結構黄色が強い感じ。

斑入りドワーフナムワの写真6

ある程度大きな斑が入っている系統は全斑の金葉ナムワになりそうで怖いw どうなるかな〜。

斑入りドワーフナムワについて調べてみた。

まずはドワーフナムワの由来について。ナツの迷宮バナナ庭園Ⅱをみるとドワーフナムワはマレーシアのペナンから導入された可能性があるバナナとのことです。

Musa(ABB) Namwa Khom ナツの迷宮バナナ庭園Ⅱ

ドワーフナムワの呼び方は以下のようにいろいろあります。簡単な意味を右側にのせておきます。

ドワーフナムワバナナの別名・Musa NamWa Khom Dang (学名:ムサナムワの外見が矮性のもの)
・Dwarf Pisang Awak(アメリカ発:タイバナナのドワーフタイプ)
・kluai nam wa khom(タイ語:矮性ナムワバナナ)

単語の意味はdang(外見)、khom(矮性)、kluai(バナナ)といった感じです。

植物研究家

よく記載されている『Dang』の意味をもう少し調べてみました。点のつき方で少し意味が違うみたいですね。

Dangとは?・dáng 外見 (がいけん )
・dạng 形 (かたち )、外形 (がいけい )

【補足説明】

ドワーフナムワは海外のwikiを見るとkluai nam wa khom = dwarf namwahとなっています(kluai=musa=バショウ属)。またタイバナナはpisang awakと呼んでいるそうです。

海外のwiki

このページによるとDwarf Pisang Awakはドワーフナムワとしてアメリカの会社に広げられたとある。

Musa ‘Dwarf Namwa’ (Agri starts)

ナムワバナナを含むタイバナナにはどんな種類があるかこのページで説明されています。

タイのバナナ(KUROKI)

斑入りドワーフナムワはアメリカを経由し、改良されて別品種として来ている可能性もあるかもしれないと気になりました。だからアメリカの品種登録について調べてみたら以下のサイトで解決しました。塊茎植物は登録品種として除外されているんですね。

アメリカの品種登録

バナナのドワーフについて

バナナでつかわれるドワーフ(dwarf)という言葉ですが、日本語では矮性(わいせい)と呼ばれます、意味は普通の植物より背が小さい植物ということです。

植物研究家

変異などで普通のサイズより小さくなった植物の総称をいいます。

ですが可逆的な変異のようで子株を取り何代か経過すると背が高い元のサイズに戻ってしまうこともあるようです。

助手のハム

またそれ以外にも鉢のサイズや栄養状態、周囲の環境なども植物の生育に影響を与えます。

斑入りドワーフナムワもドワーフ抜けがあるらしく、苗の段階でほんとうにドワーフかどうか判断するのが難しいです。

斑入りドワーフナムワの耐寒性

斑入りドワーフナムワの耐寒性について調べてみました。以下のサイトをみると白化が強いほど弱いようにみられる。

温度8a⇒ Variegated Dwarf Namwah Thai banana tree(musa namwah)

温度9b⇒Variegated Dwarf Namwah Thai banana tree(Excellent variegation)

助手のハム

(小さいポット苗だから耐寒性を弱く書いていたりする可能性もあるかも?)

こちらのサイトでは9bと表記されています。幅がありますが、USDA zoneとしては8〜9という感じですね。結構強い感じ。

Variegated Dwarf Namwah Thai Banana Tree (musa namwah)

ちなみに全斑(白化個体)の金葉ナムワはMusa, Variegated Dwarf Banana ‘Dwarf Namwah Pearl’などとよばれ9aのようです。

温度9a⇒Musa, Variegated Dwarf Banana ‘Dwarf Namwah Pearl’