琅琊榜38話,39話,40話感想/真珠は鶏の卵か鳩の卵か (original) (raw)

少し前まで朝ドラ『オードリー』(2000年)が再放送されており、途中からなんとなく見始め、初めは「なんだこの家族関係は??」と思っていたが、最後には物語に引き込まれていた。

ドラマでは日本の時代劇を大切に守り続けており、そんな折にアメリカでSHOGUN 将軍』が第76回エミー賞を多数受賞したとの一報が入る。なんとなく繋がった思いがして、感慨にふけっていたヒトコマ。

ちなみに『琅琊榜』は中国のエミー賞(2015年国剧盛典)受賞作品と称されていますね。

38話 与狼周旋 命悬一线

懸鏡司の品は調べられないので、夏春の嫁に渡す荷物に衛崢を入れ城外へ逃れていた、供の李逍遥は江左盟に恩がある。夏春さん、奥さんがいたのね。

紀王はステキな目撃者、しかも言豫津を巻き沿いにはしない漢気もある。いいぞいいぞ。

江左盟を後ろ楯として、夏江に対峙する梅長蘇。「なぜ靖王なのか」と夏江に問われ、梅長蘇は「当然 靖王でしょう」と答える。夏江は「靖王だけが実現できること」と。

梅長蘇が夏江を煽る煽る。すると夏江が取り出したのは毒で、烏金丸は飲んで7日以内に解毒できれば助かる。この梅長蘇の静かな表情がいいな。**内家拳の技で天壇穴を突くと脅す夏江。
梅長蘇は「靖王を亡き者にしたいのは恐れるからだ」と夏江に言う。かつて
祁王は懸鏡司を廃止しようとしていた**、やはし~。「祁王を崇めていた者だ」と答える梅長蘇。

あら、夏冬さん、ずっと話を聞いてたのね。懸鏡司は忠誠公正悪を取り除くこと。「天道は己の心にあり」と夏江に訴える夏冬。

紀王は陛下とも仲良しなのね。参内を命じられる夏冬。公モードな蒙摯大統領は凜々しいゾ。

39話 封悬镜司 夏江入狱

夏冬が「衛崢といた」と証言し、陛下が夏江に疑念を抱いてお怒り~。夏冬が「独断で衛崢を殺した」と真偽織り交ぜて話すと、「黒幕は夏江」と断定する瞬間湯沸かし陛下は、懸鏡司を封じるよう勅命。取りなしてくれる紀王、いい人だ。

夏江さん、天牢行きだよ~。

その前に、夏春が梅長蘇を手にかけに来ちゃったよ。夏秋の方が聞く耳を持っていたのは意外だった。飛流がキター!

勅命を帯びた蒙摯大統領は無敵よん、印籠のごとくかざす場面にちょっと笑っちゃった。サムネイルはこの場面のです。
ホントに陛下は極端だな。祁王もこんな感じであれよあれよと投獄されたんだな。

こんな時に刑部尚書と吏部尚書がやって来た。朝議は年明け16日からなのに今日は7日。闇炮坊事案のきっかけになった爆発は大理寺卿 朱樾の名が挙がる。それを耳にして誉王が陥れたと一気に紐付ける陛下。
ここであの爆発が効いてくるのか~、お見事!

お縄になってる夏江。梅長蘇もさすがにゲッソリしてるけど、表情は不敵。

召された誉王が自分から懸鏡司と関係ないって言っちゃったよ。闇炮坊も濡れ衣だって早まっちゃったよ。
陛下の「そのふてぶてしい態度がどこが朕だ」って、自分のことは見えないのが人間……。そこにいる人たち、似ているよ~って内心思っているよ。陛下が投げた物が、額に当たって血を流してる誉王。
誉王の巧みな嘆願に、合同審査はなくなった。蔡荃にあまり深追いするなと沈追が咳きこんで知らせている。

梅長蘇の咳き込みは心配……。衛崢は穆王府にいる様子。

陛下は懸鏡司が党争に関わり、欺かれるのだけは我慢がならない。
(つづく)

夏江が天牢入りと、急展開にビックリしちゃうよ。ホントに陛下は激昂すると、短慮で聞く耳を持たないんだなぁ。まぁ、今回は大体合ってるからいいんだけど。

40話 长苏病重 琰念故友

回想で土産に真珠をねだる小殊と、笑って応じる靖王が好きな回。

誉王妃の名は藍瑾、誉王は「勝てば官軍、負ければ賊軍」とい謝玉と同じ考え。

60年物の紹興酒を沈追に振る舞われるも、蔡荃は陛下が不敬ばかりを気にしていると失望し、民の命こそ大切と熱弁している。

陛下をモミモミな静妃が赤い衣だ。それとな~く蘇哲に話を向け、靖王を支えるよう言わせ、3月の狩猟の儀の同行権もget。やり手だわ。陛下の気持ちを軽くする天才ね。

夏冬の兄が夏秋なの?

静妃は小新の告白を靖王に聞かせる。靖王は梅長蘇を謀士と疑っていたと後悔。
眠っている梅長蘇の手前には、今も火鉢が赤く燃えている。

靖王は自分が切った呼び鈴の紐を手にしている。会いに行った靖王に、靖王府で風邪をひいたと言う甄平よ。一矢報いてるね。

烏金丸を火寒の毒が飲み込んだ。どんな猛毒を飼ってるんだ。
靖王は小殊がどうやって死んだかを知りたい。

回想の場面が愉しい。小殊は東海へ赴く靖王に、土産に鶏の卵大な真珠をと言い、鳩の卵程度にしたようだが、相当大きいよね。手でサイズを示す仕草が好き。笑って「探してみよう」と言う靖王の鷹揚さよ……。これがふたりの最期だったとは。

静妃は「小殊は心の中に生き続ける、昔の小殊にではない」と、そうっと知らせる細やかさ。
(つづく)

この真珠のエピソードが好きだわ。
真珠と聞くと、アコヤ貝の丸い真珠を連想するけれど、オオシャコ貝だと大きな真珠になるみたいですね。世には老子の真珠なる大きなものや、眠れる獅子と言う獅子な形をしたパールもあるのだとか。

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外部リンク

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