FUJINON XF50mmF1.0 R WR | レンズ | FUJIFILM X Series & GFX - Japan (original) (raw)

Knut Koivisto (Sweden)
X-T4 50mm | F1.0 | 1/1000 | ISO320
XF50mmF1.0 R WR

もっとも明るく、するどい眼

これはあなたの知っているF1.0ではない。なだらかな輪郭、収差を活かした溶けていくような後ボケのまろやかさと、大口径の常識を覆すエッジの鋭い解像。それらが絞り開放から実現され、これまでにない緊張と緩和のコントラストは、写真を見るもの視線を誘い心酔させます。

F1.0の序曲、絞りによる変奏

すごいのは絞り開放だけではありません。収差を味わいとして残したF1.0から、絞り込むごとにシャープさが増し、F2でボケは真円を描き、1/3段ごとに描写が変化してゆく。絞りに呼応するボケの表情の変化を確かめながら撮影ができます。

F1.0

Yukio Uchida (Japan)
X-Pro3 50mm | F1.0 | 1/900 | ISO800
XF50mmF1.0 R WR

F2.0

Yukio Uchida (Japan)
X-Pro3 50mm | F2.0 | 1/210 | ISO800
XF50mmF1.0 R WR

寄りの優しさ、引きの強さ

特別なレンズだが、特殊ではありません。なだらかなボケは寄りで撮ったときに優しさを加え、きりっと分離された合焦面は引きで撮ったときに強さをもたらす。主題を引き立たさせながら、脇役を取り込む余地を持つ、換算焦点距離76mmの真価はここに極まります。

Jamie Stoker (UK)
X-T4 50mm | F1.0 | 1/125 | ISO640
XF50mmF1.0 R WR

その瞳の光を離さない

F1.0の浅い被写界深度においては、コサイン誤差や身体のわずかな揺れも許されません。点で合わせるピントのシビアさは、撮影者に多大な負担を強いる。しかし瞳・顔認識と多点AF、ミラーレスの恩恵により、このモンスタースペックを意のままに操ることを可能にしました。

雨が彩るボケの華

日暮れに雨が降ると心が躍り、このレンズを選びたくなる。濡れたアスファルトに映る街灯りが、艶やかなボケとなって闇を彩るから。雨でこそ映える世界もあると、このレンズは教えてくれます。その輝きを切り取るとき、絞りはいつもF1.0。