AIが仕事を奪い格差を広げる (original) (raw)
◯発明と失職
AIの発展に対して、海外では、俳優や脚本家の組合がストップをかけています。
しかし、いずれこれは、とって変わられるのではないでしょうか。
それにしても、日本では、もう諦めているのでしょうか。
かつて、ロボットが出てきたとき、工場の労働者たちは、職を失い、違う仕事に従事せざるをなかったのです。
そのことによって、より人間しかできない創造的な仕事を得られた、単純作業から救われたという人もいましたが、次の職場で同じ収入を得られず、条件が悪くなったり失業した人も多かったのです。
私が覚えているのは、学生の頃に、和文タイピストの仕事は、女性の職として、秘書など、かなりキャリアとなるものでした。また、写植屋というのも、とても利益率がよく、写植機1台入れれば、一生食いっぱぐれもないように思えたものです。
それがわずか何年かの間に、パソコンで、日本語の入力とプリントアウトが、誰にも出来るようになり、これらの職はなくなってしまったわけです。
ということは、今後、通訳や翻訳の人にも、同じことは起きるでしょう。
そればかりか、、クリエーター、作家、脚本家、作詞作曲家、
そして、実演家に、
アナウンサーや声優はもちろん、
俳優、歌手、キャスターにまで及そうです。
いえ、もう起きつつあるのです。
最終的には、トップクラス、一流の技術を持つ人たちしか残らないでしょう。
そこは、工場の労働者でもシステムエンジニアでも、その他の専門職でも変わりませんでした。。
自分の名前が、ブランド価値となった人、指名で仕事が来る人には依頼が集中することでしょう。
そういうことで、本当に人間にしかできない仕事だけに絞られ、格差も広がっていくわけです。
あのラッダイト運動#も、その後、形を変えました。
合理化には、逆らえないのです。
生き残るのは、一流の職人の一部です。
#ラッダイト運動< (Luddite Movement の訳語) 一八一〇年代、産業革命期イギリスの中部・北部の、織物・編物工業地帯に起こった機械破壊運動。 産業革命によって生まれた資本制機械工業のため失業の危険にさらされた手工業職人やマニュファクチュア労働者の運動。>