【FX】専業トレーダーのメモ帳 (original) (raw)

現在、当ブログの人気記事トップ3はこんな感じです。

いずれも勝つための方法に関する記事なのですが、こういった記事をどれだけ読んでも読むだけでは勝てるようになりませんし、勝つことを考えるよりも「何故負けるのか?」ということを考えた方が近道です。

参考記事:【FX】どうすれば勝てるのかではなく何故負けるのかを考えた方が近道ですよ!

「だったら勝つ方法に関する記事なんて書くな!」と言われそうなのですが、「負ける」というワードよりも「勝つ」の方が検索されやすいですし、読者の方々の興味も「負ける」ではなく「勝つ」でしょう。

結局のところ、人気ブログになりたいがために読者の興味を惹くような記事も書いているだけであって、本来は上で紹介したような記事を中心に読んで頂ければと思います。

さて、今回は損失を少なくするための超基本的な考え方について書いてみようと思うのですが、今回書くことは以前にも書いています。

書いているのですが、とても重要なことですし、損失を少なくして獲れる時に大きく獲る、つまり、損小利大を実現できれば勝率などそれほど気にする必要はありません。

ですが、多くのトレーダーさんは損大利小のトレードになっており、たとえ10連勝したとしても次のトレードで全資金を失うようなトレードをされている方は少なくないでしょうし、過去の私も何回もやらかしてます。。。

「損小利大」「損小利大」と念仏のように唱えても効果が出る筈はなく、損小利大を実現するためにはそれなりの行動が必要です。

その行動に関して何をどうすれば良いのかわからないという方も多いかと思うのですが、考え方としては超シンプルであり、いつからでも実行可能です。

あまり引っ張ると嫌われそうなので、そろそろ発表したいと思います。

その方法とは・・・

私のメイン口座です♪

・1回のトレードでの損失許容範囲を決める!

まず第一段階としては1回のトレードでの損失許容範囲を決めてください。

これはトレードスタイルやトレードする時間帯、資金量等によっても変わってくるので、「何pips以内にしてください」と一概には言えません。

言えないのですが、例えばスキャルメインの方の許容範囲が50pipsでは話になりませんし、何日もポジションを持ち続けるようなトレードをされる方の許容範囲が10pipsでも話になりません。

どの程度にするのかはご自身でお考え頂きたいのですが、目安としては1回のトレードで20pips獲得を目指すようなトレードをされているのであれば半分の10pipsにすれば勝率5割でも十分勝てます。

40pipsなら20pips、100pipsなら50pips程度を許容範囲とするのが一例ですが、別にこの通りにして頂く必要はなく、ご自身の状況を鑑みてお考えください。

当ブログでは何度となく「ご自身で考えてみてください」ということを書いているのですが、勝者2割という超厳しい世界で勝ち抜くためには人に言われたまま行動していても勝てるように可能性は低いかと思います。

ですので、必ずご自身で考えてみるということを習慣付けて頂ければと思います。

次に第2段階ですが・・・

・決めた許容範囲で損切りできるところでしかエントリーしない!

これに関しては例をあげておきます。

例えば、Aさんは下落の勢いがついてきた赤矢印で売ることを考えました。

この時の損切り位置は下落の起点である黄線の少し上のオレンジ×辺りとします。

損切りの許容範囲を20pipsだとすると、赤矢印からオレンジ×までの値幅は20pips以上あるので赤矢印では売らないという決断をします。

そもそも、下げている途中の赤矢印辺りで売ろうと考えている段階でダメなのですが、損失の許容範囲を決め、そのルールをしっかり守ることができれば無駄な負けトレードを減らすことができますし、そのことが損失を少なくすることに繋がります。

トレーダーの心理というものを考えれば赤矢印辺りで売ろうなどとは思わなくなるかと思うのですが、トレーダーの心理を考えるのが苦手とか、トレーダーの心理には興味がない方でも1回のトレードでの損失許容範囲を決め、決めた許容範囲で損切りできるところでしかエントリーしないということが徹底できれば負けにくくなったと実感できるかと思います。

この負けにくくなったと実感できるということはとても大切なことなのですが、勝つことばかり考えている方からすれば、負けにくくなったよりも勝ちやすくなったと実感したいでしょう。

このことがFXの世界での大きな落とし穴と言っても過言ではなく、どれだけ勝ちやすくなったと実感できたとしても負けやすいという状況が続く限り安定的な勝ちは訪れません。

と、私がどれだけ語っても勝ちに拘る方にとっては負けにくくなったなんてことはどうでもいいことかもしれません。

ですが、たった1回のトレードで全資金を失うというのは多くのトレーダーさんが経験されているでしょうし、どれだけ連勝しようとも資金が0になるということは結果だけを見れば1mmも成長していないどころが、資金を減らしている訳なので退化していると言っても良いでしょう。

勿論、勝ちトレードに関してはトレード内容は成長しているでしょうし、FXに関する知識も豊富になったでしょうが、FXは結果が求められる世界なので、連勝を自慢するよりも負けにくくなったとか、1回のトレードで大きく負けることがなくなったということを実感する方が安定的な勝ちは近いかと思います。

今回のような記事は人気がないことは重々承知しているのですが、勝つことだけに拘った結果、数百万円を失った私の経験談を基に書いていることですので、騙されたと思って「勝つ」ではなく「負ける」の方に注目し、しっかり行動して頂ければと思います。