(佐倉市)明治22年佐倉町の地域探訪 鏑木町の重願寺＆麻賀多神社など (original) (raw)

(令和6年9月26日その3)
佐倉組十善護国講(内郷組)の札所捜索を兼ねた、佐倉市の明治22年旧佐倉町地域探訪、続・田町の愛宕神社などの次は、鏑木町の重願寺、続けて、鏑木町の麻賀多神社に参ります。
既に、佐倉第二児童公園北東の重願寺前まで来ています。

鏑木町の重願寺

真宗大谷派、重願寺、佐倉市鏑木町964番地。(千葉県の宗教法人名簿より)
ローマ字表記は、Juganji。

鏑木町重願寺

説明板

門前右に説明板です。

鏑木町重願寺説明板

これに拠れば、山号は勝誓山、もとは佐倉城内にあり、元和元年(1615年)建立、本尊は阿弥陀如来。

山門

鏑木町重願寺山門

保存樹説明板

山門左というより境内の西端に、保存樹の説明板です。

鏑木町重願寺保存樹説明板

本堂

鏑木町重願寺本堂

手水鉢

本堂左前に古い手水鉢です。

鏑木町重願寺手水鉢

手水鉢の正面「奉納」、右面「文化四丁卯歳 三月廿三日」。(文化4年＝1807年)

本堂右の童墓

本堂右に、童子、童女の墓石が並んでいました。

鏑木町重願寺本堂右童墓

それでは、退出します。

鏑木町重願寺境内から佐倉城方向

山門から道路に出て左へ、わずかに上り勾配になって、このあたりで、

佐倉市田町南東端

右手の田町も終わりとなります。( 左手と前方は鏑木町です。) ここから坂を上っての丁字路、

鏑木町字鍛冶作丁字路

右を向くと、

鏑木町字鍛冶作丁字路から麻賀多神社方向

家数軒先から急な上り坂となっています。坂上、上って右に佐倉幼稚園、

鏑木町麻賀多神社北東の坂上

そのまま直進( 写真左手前へ )、すぐに右手に麻賀多神社です。

鏑木町麻賀多神社北東から

鏑木町の麻賀多神社

麻賀多神社、佐倉市鏑木町933番地1。(千葉県の宗教法人名簿より)
も少し進むと、境内東の出入口です。

鏑木町麻賀多神社東側出入口

神社の南側に回ります。

鏑木町麻賀多神社南側

鳥居

鏑木町麻賀多神社鳥居

鏑木町麻賀多神社鳥居神額

神額は「麻賀多神社」。

鏑木町麻賀多神社鳥居から右手

香取秀真おいたちの地

紫裾濃胴丸説明板の奥に、石碑と、香取秀真おいたちの地の説明板があります。

鏑木町麻賀多神社香取秀真おいたちの地

鋳金家の香取秀真は、一時期麻賀多神社宮司の養子になっていたそうで、佐倉市指文化財(史跡)だそうです。

麻賀多神社略記

鳥居の先、左側に麻賀多(まかた)神社略記の説明板です。

鏑木町麻賀多神社略記

これに拠れば、ご祭神は稚産霊命(わかむすびのみこと)、佐倉の総鎮守、社殿は天保14年(1843年)藩主堀田正睦( 堀田正睦 - Wikipedia )の再建、境内前面の石垣は明治初年に堀田正倫が奉納。

常夜灯

鏑木町麻賀多神社常夜灯

鏑木町麻賀多神社右常夜灯

鏑木町麻賀多神社左常夜灯

常夜灯の背面は「天保…〓秋八…」、〓は「年」か「午」。(天保午年＝天保5年＝1834年)

拝殿

鏑木町麻賀多神社拝殿

鏑木町麻賀多神社拝殿神額

神額は「麻賀多大明神」。

境内社

拝殿右横および右後方に境内社です。

鏑木町麻賀多神社拝殿右横

右横には摂社三峯神社、ご祭神は、伊弉諾尊と伊弉冉尊。

鏑木町麻賀多神社摂社三峯神社

そして拝殿右後方へ進みますと、

鏑木町麻賀多神社拝殿右後方

まず末社疱瘡神社、ご祭神は、少彦名命( 恵比寿 )。

鏑木町麻賀多神社末社疱瘡神社

鏑木町麻賀多神社末社疱瘡神社石碑

次に稲荷大明神。

鏑木町麻賀多神社境内社稲荷大明神

最後は奥宮。

鏑木町麻賀多神社奥宮

本殿と大銀杏

鏑木町麻賀多神社本殿

鏑木町麻賀多神社大銀杏

鏑木町麻賀多神社保存樹説明板

鏑木町麻賀多神社本殿と保存樹説明板

次回は、宮小路から城内へ

次回は、麻賀多神社南側から西へ延びる宮小路を進んで、佐倉城内に入ります。