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85歳で現役の女性最高裁判事 明るい未来を信じて今を変えるルース・ギンズバーグに喝采!

85歳で現役の女性最高裁判事 明るい未来を信じて今を変えるルース・ギンズバーグに喝采!

INTRODUCTION & STORY

INTRODUCTION & STORY

現在のルース・ギンズバーグは?

PRODUCTION NOTES

PRODUCTION NOTES

WHO IS RUTH BADER GINSBURG?

WHO IS RUTH BADER GINSBURG?

自身のキャリアの中で幾度となく男女差別の厚い壁にぶつかってきた彼女。弁護士、法律学者、判事として、男女平等や女性の権利について長年闘ってきた。#MeToo運動についても「女性達は長いこと沈黙してきた。しかしいいかげん(#MeToo運動のような)動きが起こってもよい時だろう」と意見を述べている。

CAST

STAFF

THEME SONG

Here Comes The Change

“実在の”スーパーヒーローの

誕生物語を実の甥が脚本化

本作の脚本は、主人公のルース・ベイダー・ギンズバーグの甥であるダニエル・スティエプルマンが書き上げた。ルースの夫のマーティンが2010年に亡くなった時、その葬儀の席で脚本を書こうと決めたとスティエプルマンは振り返る。「おじさんの友人が弔辞で、『ルースとマーティンが一緒に手掛けた訴訟の中で、唯一二人が議論になったものがある』と話していた。それを聞いて、これはいい映画になると思ったんだ。そのアイデアをしばらく寝かせてから、ルースに脚本を書く許可と協力を頼んだ。すると彼女は、『あなたが自分の時間をそれに使いたいのならいいわ』と言ってくれた」
ワシントンDCに出向いたスティエプルマンは、昼間は1960年から70年のルースの個人ファイルと、アメリカ議会図書館をかたっぱしから調べ、夜は調査から生まれた疑問点をルースに質問した。スティエプルマンはルースへの敬意を、「ルースにとって最も重要なことは、事実に基づいていることと、法律が正しく描かれることだった。自分がどう見えるかを気にすることは一度もなかった。僕は彼女のそんなところをすごく尊敬している。さらに感銘を受けたのは、ルースの憲法に対する情熱と献身だ。僕は彼女から国を愛するとはどういうことかを学んだ」と熱く語る。
スティエプルマンの草案を、知り合いのつてで受け取ったプロデューサーのロバート・コートは、まだ手を加えていない段階でも、将来性を感じたと言う。「1年半くらいブラッシュアップに時間をかけて公表すると、業界で大きな関心を集めた。ハリウッドでまだ映画になっていない優秀な脚本を集めた“ブラックリスト”に、すぐに載ったよ」
コートは、ルースはワンダーウーマンのような存在だと説明する。「これは、現在生きている最も偉大な女性の一人の“誕生物語(オリジン・ストーリー)だ。スーパーヒーローのストーリーで使うのと同じ意味の“誕生物語”。つまりルースは、いろんな意味で僕らのスーパーヒーローなんだ」

主人公といくつもの

共通点を持つ女性監督

脚本を読んだミミ・レダー監督は、「この映画を作らなければならないと思ったわ。このストーリーを伝えなければとね。ギンズバーグが判事になるまでの道のりに、すぐさま共感したの」と振り返る。
また、レダー監督はギンズバーグと、ある種の絆のようなものを感じたと説明する。「私が彼女のストーリーを伝えたいと思った理由には、私自身も逆境や差別を体験して、私より劣っている男性たちに与えられた仕事を自分のものにするために、一生懸命に戦ってきたからということもあるわ。彼女と私がたどってきた道のりには、共通点があると感じたの。私たちは母親だし、ユダヤ人女性でもある。そして夫と、愛に溢れた平等の関係にあることも同じね。ルースは本当に革新的で、私たちの時代の政治家の中で最も影響力のある人物よ。でも、一番覚えておかなければいけないのは、彼女は人間であるということ。だから、彼女が実在の人物だということを見せることが、映画監督の私にとって最も重要なことだったわ」

アカデミー賞®ノミネーションの

英国女優が待ち続けた役どころ

フェリシティ・ジョーンズが、確たる意思を持った米国最高裁判所判事の役に選ばれた。「私はもう何年もこういう役を待っていたわ。自分のやるべきことに情熱を持って打ち込んでいて、それと同時に自分の人生や人格をさらに深めようと探求する女性の役をね」とジョーンズは言う。
レダー監督は、ジョーンズの演技に関して、「フェリシティはルースを真に忠実に表現したわ。ルースの本質と現実を発見したの。同時にルースを自分のものにしていて、ものまねではなかったわ」と述べている。
ジョーンズは、実物に会うことから役作りを始めた。ジョーンズは、「ワシントンにあるギンズバーグ判事のお宅で、本人にお会いすることができて本当に幸運だった。とても感動的な出会いだったわ。心に留めなければいけない細かいことがあまりにも多すぎて、それを一つも忘れたくなくて、何枚か写真を撮らせてもらったの。彼女の机や、その上に物がどのように置かれているかを写真に収めたわ。彼女はとても人間味に溢れていて、すべてのことに心を込めるの。うわべだけの態度や、横柄な態度をとることは一切なかったし、内で炎が燃える真の革命家だとわかったわ」と振り返る。
夫のマーティン・ギンズバーグ役を演じたアーミー・ハマーは、ジョーンズが役作りのために積んだ努力を、「彼女はとても真剣に取り組んだ。そしてこの役に対して、特にギンズバーグ判事に対して、心からの敬意を表している。フェリシティはそのキャラクターの、毅然としたところと揺るぎないところを表現しながら、同時に優しさも表現している。とても心の琴線に触れてくるね」と称賛する。

働く全女性の“理想のパートナー”を

演じた人気俳優

アーミー・ハマーは、この映画に参加できるチャンスに飛びついたと言う。「最初に脚本を読んだ時、心が躍った」とハマーは語る。彼はとてもすんなりと役に入っていったとレダーが証言する。「この映画では、これまでに見たことがないようなアーミー・ハマーを見ることになると思うわ。彼はマーティンのユーモアと知性を、本当に上手く表現したの」
ハマーは、ルースとマーティンがお互いに対する献身に特に惹かれたと言う。「二人は驚くほどよい関係だった。ルースはマーティンの協力で、やりたい研究や仕事を、いつでもできたわけだからね。ルースが自分の成功は主にマーティンのおかげだといつも言っている理由は、二人がどれくらい共鳴していたかということにあると思う。互いを支えることに関心がなかったら、彼らのように二人の子供を育てながら、いくつもの仕事をこなすことはできなかっただろう。二人は本当にいいチームだったんだ」とハマーは分析する。
ハマーの言葉にジョーンズも同意する。「二人の昔の映像を見たけれど、ずっと笑顔なの。二人は互いを思い切り笑わせることができるのよね。真の友であると同時に、ロマンティックな関係でもあった。さらにそれだけではなく、互いを心から尊敬しあっていた。本当の意味でのパートナーよ。1950年代なのに、二人で一緒に掃除や食事の準備をしていたなんて素晴らしいわ」

スタッフが全力をかけた法廷シーンの

女性による史上最長のスピーチ

舞台は主に、1960年代から70年代のニューヨークで、撮影のほとんどはモントリオールで行われた。「モントリオールには、かつてのニューヨークの雰囲気が味わえる通りがたくさんある。70年代のソーホーのような通りがね」と美術のネルソン・コーツは説明する。
プロデューサーのロバート・コートは、製作スタッフが全力を注いだ法廷のシーンに、観客が特に注意をはらってくれることを望んでいる。その場面でのギンズバーグのスピーチは、5分32秒にわたる。「おそらくアメリカの映画史上一番長い女性によるスピーチのシーンになったと思う。と同時に、最も心を掻き立てる見事なシーンになっているはずだ」と胸を張る。

フェリシティ・ジョーンズ│ルース・ベイダー・ギンズバーグ│

1983年10月17日、イギリス・バーミンガム生まれ。ジャーナリストの父と、広告関係の仕事をする母親の間に生まれる。11歳で芸能活動をスタートし、数々のドラマや舞台に出演。王立ノートン女学校卒業し、名門オックスフォード大学に進学。英文学を学びながら学生劇に打ち込む。2006年に卒業後、TVドラマや長編映画でキャリアを積み、2011年にハリウッド進出。『博士と彼女のセオリー』(14)で高く評価され、アカデミー賞®、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞にノミネートされる。その後は、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16)で主人公ジン・アーソに抜擢された他、トム・ハンクス共演、ロン・ハワード監督の『インフェルノ』(16)などの話題作に続けて出演している。また映画だけでなく、「ドルチェ&ガッバーナ」や「バーバリー」などのモデルとしてファッションショーにも多数出演。また資生堂グループのハイプレステージブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」のグローバルブランドアンバサダーとしても活躍している。

アーミー・ハマー│マーティン・ギンズバーグ│

1986年8月28日、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。曾祖父は石油王、父は大会社のCEOと裕福な家庭に生まれる。幼い頃から演技が好きで、高校生のときに両親に反対されながらも俳優を職業とすることを決意し、エージェントと契約。初期の頃は、「ヴェロニカ・マーズ」、「ゴシップガール」、「デスパレートな妻たち」などのテレビシリーズに出演。2010年、『ソーシャル・ネットワーク』(10)で双子のウィンクルボス兄弟を演じて高い評価を受けトロント映画批評家協会賞最優秀助演男優賞を受賞、2011年『J・エドガー』ではエドガー・フーヴァーの片腕であるクライド・トルソンに扮し、全米映画俳優組合賞最優秀助演男優賞などにノミネートされる。その他の出演作に『コードネームU.N.C.L.E.』(15)、『ノクターナル・アニマルズ』(16)、『バース・オブ・ネイション』(16)、『君の名前で僕を呼んで』(17)、『ジャコメッティ 最後の肖像』(17)などがある。

ジャスティン・セロー│メル・ウルフ│

1971年8月10日、アメリカ・ワシントンD.C.生まれ。弁護士の父とジャーナリストの母親の間に生まれる。18歳でイギリスに渡りビジュアルアートと演劇の学位を取得後、ニューヨークに戻り、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイで活動を始める。1996年『I SHOT ANDY WARHOL』で映画デビューを果たす。数多くのテレビドラマでも活躍しており、「アリー my Love」「セックス・アンド・ザ・シティ」「シックス・フィート・アンダー」などにゲスト出演。また、脚本家としての顔も持ち『アイアンマン2』(10)、『ロック・オブ・エイジズ』(12)などを担当。その他の出演作に『アメリカン・サイコ』(00)、『マルホランド・ドライブ』(01)、『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』(03)、『ガール・オン・ザ・トレイン』(16)、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)、Netflixオリジナルシリーズ「マニアック」(18)などがある。

サム・ウォーターストン│アーウィン・グリスウォルド│

1940年11月15日、アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。1962年イェール大学でリベラル・アーツ課程を卒業。その後、パリ大学で演技を学ぶ。ブロードウェイの舞台を経て、1965年に映画デビュー。『華麗なるギャツビー』(74)、『カプリコン・1』(77)などで一躍スターとしての地位を築き、『インテリア』(78)、『ハンナとその姉妹』(86)、『セプテンバー』(87)などウディ・アレン監督作にも多く出演。『キリング・フィールド』(84)でアカデミー賞®主演男優賞にノミネートされる。その他の出演作に『天国の門』(80)、『シリアル・ママ』(94)、『女神の見えざる手』(16)などがある。TVでは「ロー&オーダー」の計16シーズン(94〜10)に出演し、シリーズの中心キャストとなる。「ニュースルーム」(12〜14)にもレギュラー出演した。

キャシー・ベイツ│ドロシー・ケニオン│

1948年6月28日、アメリカ・テネシー州生まれ。舞台からキャリアをスタートし、1983年に「'Night, Mother.」でトニー賞の演劇主演女優賞にノミネートされる。スティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督の『ミザリー』(90)の怪演でアカデミー賞®とゴールデン・グローブ賞の主演女優賞に輝く。99年には『パーフェクト・カップル』で、アカデミー賞®助演女優賞にノミネートされる。さらに『アバウト・シュミット』(02)で3度目のオスカーにノミネートされるなど、性格俳優として確固たる地位を築く。 そのほかの主な出演作に『タイタニック』(97)、『P.S. アイラヴユー』(07)、『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』(08)、『地球が静止する日』(08)、『しあわせの隠れ場所』(09)、『バレンタインデー』(10)、『私だけのハッピー・エンディング』(11)、『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(14)などがある。

ミミ・レダー│監督│

1952年1月26日、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。アメリカン・フィルム・インスティテュートに入学を許された初の女性撮影技師として注目を集める。1986年からテレビ演出家として活躍。89年テレビドラマ「L.A.ロー 七人の弁護士」で監督デビューし、その後も主にテレビで活躍。人気ドラマ「ER/緊急救命室」の演出を担当、エミー賞にも輝く。97年スピルバーグらが設立したドリームワークスの第1回作品『ピースメーカー』の監督に抜擢。98年『ディープ・インパクト』が大ヒットし成功を収める。他の監督作品に『ペイ・フォワード 可能の王国』(00)、『ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜』(09年)などがある。

ダニエル・スティエプルマン│脚本/製作総指揮│

本作の脚本が、映画化されていない優秀な脚本が集まるブラックリストに挙げられ、ヴァラエティ誌が選ぶ注目すべき脚本家10人にも選出された。ルース・ベイダー・ギンズバーグの実の甥である。2010年、叔父マーティンの葬式で弔辞を聞いているときに、脚本を書こうと決意したと語る。

マイケル・グレイディ│撮影│

アメリカ・テキサス州で育つ。テキサス・クリスチャン大学在学中に映画学に興味を持ち、ノース・テキサス大学の大学院に進学。その後、ニューヨーク大学で学位を取得し、ロサンゼルスのアメリカン・フィルム・インスティチュートで学ぶ。手がけた作品に『ステイ・フレンズ』(11)、『ミッドナイト・ガイズ』(12)、『アニー』(14)、Netflixオリジナルシリーズ「オザーク」(17)などがある。

アイシス・マッセンデン│衣装│

1959年5月22日、アメリカ・ロサンゼルス生まれ。カリフォルニア大学で美術を専攻した後、ニューヨークの名門パーソンズ・デザイン学校で学ぶ。衣装デザイナーとして20年のキャリアを誇り、映画だけでなく舞台の衣装も数多く担当してきた。初仕事はTV映画「恋はオールナイトで」(86)。『恋に落ちて』(84)、『クロコダイル・ダンディー』(86)などでアシスタント・デザイナーを務めた後、衣裳デザイナーに就任。代表作には『ダンテズ・ピーク』(97)、『アメリカン・サイコ』(00)、『13デイズ』(00)、『ダンシング・ハバナ』(04)ほか、『シュレック』シリーズ(01、04)、『ナルニア国物語』シリーズ(05、08、10)、『パパが遺した物語』(15)などがある。

マイケル・ダナ│音楽│

1958年9月20日、カナダ生まれ。『エキゾチカ』(94)をはじめ長年のコラボレーターであるアトム・エゴヤン監督の数々の作品で音楽を担当している。このほかアン・リー監督とも『アイス・ストーム』(97)、『楽園をください』(99)などで組み『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(12)でアカデミー賞®作曲賞などを受賞した。ベネット・ミラー監督の『マネーボール』(11)、『カポーティ』(05)でも音楽を担当。そのほかの作品に『17歳のカルテ』(99)、『リトル・ミス・サンシャイン』(06)、『(500)日のサマー』(09)、『アーロと少年』(15)などがある。