祝!渡邊雄太選手のNBA出場は現実味ハンパなし!グリズリーズと2WAY契約! (original) (raw)
渡邊雄太選手が「NBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)」のグリズリーズと2WAY契約を結んだというニュースが飛び込んできました!
これはもう、2004年の田臥勇太以来、二人目のNBAプレイヤー誕生がほぼ確定と言っていいんじゃないでしょうか。
ついにこの時が来ましたか。いや~長かったね!
【初歩の初歩】2WAY契約って何?NBAでプレーするってそんなにスゴイことなの?
まずね、今回、渡邊雄太選手が契約を結んだ「2WAY契約」って何なんだ?って話ですが、これね、私も知りませんでした。
2017-18シーズンから始まった新しい制度なんですね。
2WAY契約、ちょっと調べてみました。
2ウェイ契約とは、通常の契約とは異なり、基本的にはGリーグ選手ながら、レギュラーシーズン中に、最大45日までNBAチームに所属することができるというもの。各チーム同時に2名まで契約ができる。
サラリーに関しては、Gリーグの契約7万5,000ドルに加え、NBAチームの所属日数に応じてNBAルーキーの最低サラリーの日割り分が支払われることになる。
渡邊は今後、グリズリーズの傘下であるメンフィス・ハッスルに所属することとなる。“NBAチームと正式に契約”というものではないのだが、NBA入りへ向けて大きなステップを踏み入れたと言っていい。
ものすごく簡単に言うと、日本の野球界に例えるなら、
「独立リーグ所属の選手が、活躍&状況次第では45日間だけ、プロ野球(セリーグとかパリーグとか)でプレーできるようにしよう」
って感じの契約ですね。
んで、
渡邊雄太選手は、基本的に「メンフィス・グリズリーズ(NBA)」傘下の「メンフィス・ハッスル(Gリーグ)」に所属しながら、チーム状況や活躍次第ではグリズリーズの試合にも出場することができる、ということになったわけです。
ちなみに「Gリーグ」ってのは「ゲータレード・リーグ」の略。
NBA予備軍の若手や元NBA選手などがプレーしているリーグですね。
スポンサーの社名(商品名?)がリーグの名前になるのは異例のことらしいです。
(これもここ数年の間に変更になったことらしい)
おそらく、何回かシーズン中に、渡邊選手がNBAでプレーするチャンスが訪れると思います。(グリズリーズの主力に故障者が出るとか)
コンスタントに何試合もプレーできるかどうかは分かりませんが、チーム状況によっては必ず、NBA出場の機会があるはずです。
ほぼほぼ、渡邊選手のNBA出場は確定と言っていいような気がしますね。
渡邊選手はディフェンス力に定評のあるタイプなんでね、そういう選手はムラがあまりないでしょうし。いわゆる守備固め的な使われ方もあるんじゃないかと。
まぁともかく、まずはGリーグでどれだけ通用するのか?ってところですね。
サマーリーグでは、日本人でも互角にやれるんだということを証明してくれましたからね、今後の活躍次第で、NBAへの道は拓けることでしょう。
とにかく!
田臥勇太が日本人として初めてNBAでプレーしたのが2004年ですよ。もう10年以上も前の話です。
それ以来、何人もの日本人がNBAに挑戦しようと海を渡り、アメリカで頑張ってきました。しかし、どうしても届かない。
NBA出場は、日本人にとって高すぎる壁だったわけです。
ついに、現れた。身長2メートル以上なのに走れる。器用。アウトサイドのシュートも打てる。しかもガッツリ守れる。全てにおいて日本人離れした選手、渡邊雄太。
私が熱心にバスケを観ていた頃はね、2メートルを超える日本人選手なんて、滅多にいなかったんですよね。
いたとしても、身長に比例して当然、体重も重くて、いかにもヒザ悪そうな感じだったりして、スピードもスタミナもない。
インサイドでのプレーに特化した練習しかしてないのか、遠目のシュートとかも全然ダメ。
2メートル近い身長だと、日本では「センター」というポジションをやらされちゃうんですよね。(スラムダンクで言うと赤木のポジションね。)チームの大黒柱的な。
ゴール下での守備を頑張る、攻撃時もインサイドでゴリゴリやりあう、みたいなプレーを要求される感じでしょうかね。
でも、渡邊選手はアメリカの大学でプレーしたおかげで、なんでもできる。
ボール運んだり、3ポイントシュートも打てる。
とりわけ、渡邊選手のディフェンス能力が高いってのは、ちょっと度肝抜かれます。
私のイメージだと、もしもNBAで通用する日本人プレーヤーが現れるとしたら、
器用でスピードとスタミナがあり、パスの才能のあるガードの選手か、
あるいは「3ポイント職人」みたいな一芸に秀でた努力家の選手か、
いずれにしても、オフェンス時に違いを見せることはできたとしても、ディフェンスでゴリゴリの黒人選手とマッチアップして、互角にやり合うのはキツイだろうと思っていました。
黒人選手のクイックネスとか身長、ジャンプ力、パワー、そういった身体能力的なものを考えると、やはり日本人は守備の時にどうしても足手まといになる。
ところが。
渡邊選手は「身体能力のオバケ」みたいな連中を相手に互角にやり合っている。いや、互角以上と言ってもいい。
これはホント、とんでもないことなんですよ。ちょっと考えられない。
ラスベガス・サマーリーグでブルックリン・ネッツの一員としてプレーした渡邊は、5試合に出場し、平均24.0分9.4得点4.2リバウンド1.2アシスト1.6ブロックを記録。昨季まで所属していたジョージ・ワシントン大では、4年次に平均36.6分16.3得点6.1リバウンド1.6アシスト1.6ブロックを残し、A-10(アトランティック10)における最優秀ディフェンシブプレーヤー賞を獲得した。
大学4年の時に最優秀ディフェンシブプレーヤー賞を獲得とか。
まぁ狭い地域の話だとしても、やっぱりスゴイことなんですよ、渡邊選手の守備力。
ジョージ・ワシントン大学時代の渡邊選手はまさに何でもできるオールラウンダー。
しかも、ディフェンスでは相手チームのエースとマッチアップ。
守備力を期待される日本人選手…スゴい!
野球でも、「打撃にはスランプがあるが、守備力(俊足とか強肩)にはスランプが無い」とか言いますけど、
「ディフェンス力に定評がある」っていうのは、ものすごく計算できる選手ってことなんで、ヘッドコーチとしては、手元に置いておきたい人材なはずです。
まぁ、能書きどうこうよりも、動画観ていただきましょう。
サマーリーグでの渡邊選手のプレー。
ブロックショットとかスゴイね。
Yuta Watanabe Full Offense & Defense Highlights at 2018 NBA Summer League - Brooklyn Nets Debut!
あと気になるのは、日程的に日本代表の試合には合流できるのかできないのか?だよね。
実を言うと、今、男子バスケの日本代表もワールドカップのアジア予選を戦っててさ。
けっこう、崖っぷちなんですよね。
一次予選で4連敗して、もう後が無くなった、日本オワタ、ってなったんだけど、そこから助っ人が2人招集されて、土壇場で奇跡の2連勝、ギリギリのところで1次予選を通過した、っていう状態。
Bリーグ最強外国人ニック・ファジーカス選手が日本国籍を取得してくれて。
あと
アメリカの強豪大学でプレーしている八村 塁(はちむら るい)選手が代表に駆け付けてくれて。
この二人の助っ人のおかげで、ギリギリ、首の皮一枚つながった、って感じだったんですよね。
ちなみにその頃、渡邊選手はNBA入りがかかった大事な時期だったんで、サマーリーグとか就職活動中で、代表の試合どころじゃなかったわけです。
んで。今後の日程的にどうなのか。
日本代表のアジア2次予選には、渡邊選手や八村選手は参加してくれるのかどうか。
ぶっちゃけ、日本のバスケの未来は、ニック、八村、そして渡邊、この3人の肩にかかっている、と言っても過言ではないです。
逆に言うと、この3人が揃って日本代表でプレーしているところを私は観たい!
2次予選は9月から始まります。
まだまだ発展途上の日本代表チームにとっては、どの試合も厳しい戦いになるのは間違いありません。
渡邊選手の日本代表招集はあるのか無いのか?
八村選手は引き続き、代表でプレーしてくれるのか?
期待&注目です。
最後に、ファジーカス選手と八村選手の動画も貼っておきましょう。
3ポイント上手いんだよな~。
お父さんがベナン人の八村選手は身体能力もスゴイ!
とにかく!日本の男子バスケの夜明けは近いぞ!
みんなで応援しよう!