月下 (original) (raw)
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今回はレオパードゲッコー(レオパ)のごはん事情について詳しく解説していきます。我が家には8匹のレオパが暮らしていますので、それぞれの好みも反映されているかと思いますが、ぜひ参考にしてください。
主食は虫!
レオパの主食は虫です。
虫といってもいろいろいますが、主にコオロギを与えている方が多いですね。
虫が配合されている人工飼料もあります。
詳しくは後ほど解説します。
餌の頻度
レオパの月齢によって異なります。
ベビー期(0〜6ヶ月):1日1回、食べるだけ与える
ヤング期(6ヶ月〜1歳):2〜3日に1度、食べるだけ与える
アダルト期(1歳〜):3〜7日に一度、体型の様子を見て与える
レオパが小さいうちは、基本的に栄養が成長に使われるので、食べるだけ与えてしまっていいと思います。
本当に小さいうちは吐き戻しをしてしまう子もいるので、もしあまり食べすぎていたら、少しだけ与える量をセーブしましょう。
レオパが大きくなると、栄養が蓄えられて尻尾にたまります。ぶりぶりのしっぽは可愛いですが、どんな生き物も肥満は良くないです。
肥満の個体には脇ぷにと言われている水疱が脇にできてしまうと言われています。体質もありますが、脇ぷにができないように管理してあげてください。
うちのレオパは一匹が脇ぷに状態、他の個体も食欲旺盛で食べたいだけ与えると太ってしまう(明らかにムチムチになる)みたいなので、飼い主の方でセーブさせています。
餌の種類
生き餌
レオパたちが基本的に一番好むとされているのが生き餌です。
コオロギ、デュビアなどが主になります。カルシウムパウダーをかけて与えましょう。
コオロギは繁殖もキープも手間がかかりますし、鳴きます。結構うるさいです。
後ろ足が結構しっかりしているので、もいで与えていました。顎もレオパを噛むことがあるとのことで潰していました。ごめんよ…
デュビアはコオロギに比べ管理が楽ですが、Gの仲間ということで抵抗のある人も多いと思います。(私もその一人)
楽に増やせるので餌代がかからなくなることが魅力です。
ちなみにどちらも虫特有の臭いがします。匂いに敏感な方は注意です。
虫が苦手な方はなるべく避けたいと思いますが、レオパが以下の餌を食べなくなった時のために決心はしておきましょう。
冷凍餌
コオロギが主流ですが、いろいろ扱っているお店もあります。
しっかり解凍して、芯まで常温にしてから、カルシウムをまぶして与えます。
我が家のレオパは冷凍コオロギメインです。
管理いらずで楽、かつ結構好んで食べてくれます。
デメリットはコスト面です。近隣での取り扱いがないので通販で購入しているのですが、冷凍便の送料が結構痛いです。
あと家族と冷凍庫を共用している場合嫌がられることもありますので、家族に確認はしておきましょう。
冷凍とはいえ、温度変化があり傷みますので、3ヶ月ほどで使い切りましょう。
我が家は送料無料のこちらからよく購入しています。
乾燥コオロギ
ふやかしてからカルシウムをまぶし与えます。
冷凍いらずで楽に与えられますが、うちの子の食いつきはほどほどです。正直人気ないです。
食べてくれる個体であればいい選択肢になると思います。
人口餌
代表的なものは、ペレット状のものをふやかして与えるタイプ。カルシウムの添加が必要ありません。
常温保存でき、見た目も虫じゃない。
与えるにも一番楽ですが、こちらも我が家には食べない子がいます。
コオロギ100%のパウダーをかけると食べる時があります。おためしあれ。
ですがこれだけで育てられたらラッキーくらいに思っておきましょう。
ゲル状のタイプ、練り餌タイプもあります。購入したことがないので説明は割愛させていただきます。
その他
ミルワームやハニーワームなどの虫は、栄養価が偏り、あまり主食には向きません。
拒食のときの手段として考えておくと良いでしょう。
購入方法
ベットショップや爬虫類専門店等で購入できます。
ペットショップでは取り扱いのない場合も多いので注意が必要です。
私は近隣に取り扱いがないので通販を利用しています。
最後に
食欲は個体差の大きい部分です。
拒食以外は食べムラがあってもそんなに気にしなくていいと思います。
好みも個体差があり、なんでも食べる子や偏食な子がいます。
レオパと暮らす中で、その子にあった給餌を心がけてあげてください。
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「レオパを飼いたいけどよくわからない」そんな方のために、飼い方や必要なものを解説していきます。すべてこの方法が正しいというわけではありませんが、飼っているレオパは元気に過ごしていますので、参考にしていただけると幸いです。
レオパとは
レオパとは、レオパードゲッコー、ヒョウモントカゲモドキと呼ばれるヤモリの仲間で、パキスタンやアフガニスタン原産の生き物です。
野生下では雨の少ない砂漠地帯に住んでいます。
ヤモリというと、壁にピタッと張り付いているイメージがあると思いますが、レオパはトカゲモドキなので、ヤモリのように壁は登れません(多少の傾斜や足場があればよじ登ります)
飼育下での寿命は15年ほどと言われています。
飼う前に
レオパを飼う前に、まずお迎えの準備をしましょう。
知識を身につける
レオパを飼う上で知っておいた方が良いことを、事前に勉強しておきましょう。
お迎えしてからあたふたすると生体にも負担がかかってしまいます。
必要なものや、ごはん、飼育環境、病気などについてあらかじめ調べておきましょう。
病院を調べておく
爬虫類は、診てくれる動物病院が非常に少ないです。
どこが最寄りの病院になるのか、交通手段が確保できるかなど、事前に調べておきましょう。
できれば休診の時のために2軒見つけておくとより安心です。
近隣のショップでレオパを購入する場合には、店員さんが病院についても教えてくれる場合があるので、一度聞いてみましょう。
用品を買っておく
お迎えの前に、もうあとはレオパだけというところまで用品を揃えておくのもおすすめです。
必要なものは、
・ケージ
・床材
・ウェットシェルター
・餌入れ、水入れ
・温湿度計
・パネルヒーター
・保温器具(エアコンで代用可)
・餌
などです。
飼育環境について
ケージ
20cm×30cm以上の底面積のものがいいとされています。
おすすめは別の記事を準備中です。
ケージの中身
床材
ケージの中には床材を敷きましょう。
我が家では、ソイル系を主に使用しています。
特によく使っているのがGEX デザートソイルです。
メリットは、湿度維持がしやすいこと。
デメリットは、誤飲のリスクがあることです。
特にベビー期の生体には、キッチンペーパーやペットシーツなどを使ってあげると良いです。
そしてソイルを使う場合は誤飲がないかこまめに観察しましょう。
放置すると、腸閉塞などの大きな病気のリスクになります。
ウェットシェルター
レオパは脱皮をする生き物です。
脱皮を助ける上で大切になるのが湿度です。ケージ全体を完璧に管理するのは大変です。
そこで、隠れ家にもなるウェットシェルターを設置するのがおすすめです。
ウェットシェルターは、中の湿度を保ってくれるすぐれものです。
色々な商品がありますが、一番ポピュラーなのはおそらく、スドー ウェットシェルターM
我が家で使っている商品は改めて別の記事で紹介します。
餌入れ 水入れ
レオパにとって水は欠かせません。ケージ内に水入れを設置してあげましょう。
専用の食器もありますが、個人的には100均の小皿が使い勝手と見た目がよく好きです。
同じもので、餌入れにもなるものだと使いまわせてより便利です。
※水入れから水を飲まない個体もいますので、その場合は壁に霧吹きをして水滴をつけてあげてください。
温湿度計
ケージ内がレオパにとって快適な温湿度になっているかチェックするために温湿度計は欠かせません。アナログの爬虫類用のものがお手頃ですが、デジタルでスマホ連携できるタイプだと、外出先でも確認できておすすめです。我が家では SwitchBot 温湿度計を使用しています。
温湿度管理
レオパにとっての適温は26〜30℃くらいです。湿度は40〜60%が良いとされています。
温度
ケージの中に、温度勾配(暖かいところと涼しいところ)を作ってあげましょう。
パネルヒーターを活用すると、温度勾配が作りやすく、消化の促進にもなるのでおすすめです。
特に消化の助けには欠かせないものなので、季節を問わず必須だと思っています。
パネルヒーターはケージの底面に敷き、底面積の3分の1から半分程度におさまるようにしましょう。
またシェルターの下に敷くとサウナのようになってしまうため、シェルターの下を避けたところの片側に寄せて設置するのがおすすめです。
日本の夏は、レオパたちにとっては暑すぎるので、適温を超えるときはエアコンである程度温度を下げてあげてください。
冬はエアコン管理でも良いのですが、飼っている数が多くなければ、専用の暖房器具でケージだけをあたためてしまうのがおすすめです。
暖突や、ヒーティングトップなどが主流です。
我が家では暖突を使用しています。上部が金網でないケージにも、工夫次第で取り付けられる点がおすすめポイント。
オンオフはサーモスタット等で管理すると安心です。※暖突はサーモスタットに対応していないため自己責任です。
先ほど紹介した温湿度計と組み合わせて自動化するのもありです。
湿度
湿度不足は、脱皮不全に繋がります。
指や尻尾の先は特に気をつけないと壊死してしまうことも。
ウエットシェルターを使用するか、霧吹き等で湿度を維持しましょう。
霧吹きを使用するときは、生体にかからないように注意してください。嫌がる子が多い上に、体が冷えてしまいます。
餌について
餌については、こちらの記事で詳しく解説しています。
個体によって好みが違うので、ショップで何を与えているか聞いておくのも大切です。
お店でフードを食べていた子でも、だんだん食べなくなることもあるので、虫を扱う覚悟は必要です。虫が苦手な方は、可愛い家族のために頑張れるか、きちんと考えてからお迎えしましょう。
最後に
今回は、レオパをお迎えする前の準備についてまとめてみました。
楽しい爬虫類ライフの助けになれば幸いです。
クレステッドゲッコーの健康トラブルのひとつに、壁を滑ってしまい登れなくなるいうものがあります。
我が家で飼っているクレスの例をもとに、ブリーダーさんに伺って教えてもらった、考えられる原因と対処をまとめました。
クレステッドゲッコーを飼っている方は参考にしてみてください!
クレステッドゲッコー飼育でよくあるトラブルのひとつに、フロッピーテールがあります。
今回は原因と対策について解説していきます。
フロッピーテールとは
フロッピーテールは、写真のように尻尾の付け根が曲がっている状態です。
フロッピーテールのクレステッドゲッコー
原因としては、壁に張り付くときに下向きに長時間張り付いていることが挙げられます。
軽度であれば改善しますが、ひどい場合は変形してしまい戻りません。
そうなってしまう原因について深掘りしていきます。
ケージが狭い
ケージが狭くのびのびと過ごせないことも原因のひとつです。
アダルトのクレステッドゲッコーには30㎝×30㎝の底面積、高さは45㎝程度のケージを用意してあげましょう。
ブリーダーさんも終生飼育にはこのサイズを推奨されていました。
休める場所がない
シェルターや地面と並行に近い角度で休める場所がないと、フロッピーテールになりやすいと言われています。
シェルターは洗いやすいものを選ぶといいです。
我が家ではたまごパック型のシェルターを使っています。
さらに休む場所として、クレス棒と言われる突っ張り棒のようなものを設置してあげるといいでしょう。
クレス自身が、レイアウトを気に入らないと結局壁で休んでしまったりします。
様子を見て試行錯誤してあげてください。
カルシウム不足
フード以外の餌を与えている場合は、栄養面の問題かもしれません。
カルシウムの不足も原因のひとつとして挙げられますので、コオロギなどを与えている場合は、しっかりカルシウムを添加できているか見直してあげてください。
フロッピーテールは治る?
長期間曲がったままの子は、治ることは期待できません。
でも発見してすぐであれば改善が見込めます。
ケージの大きさやレイアウト、餌を見直して対策してあげましょう。
お気に入りの場所が汚れないようこまめに清掃してあげることも大切です。
最後に
いかがでしたか?
家の子にフロッピーテールの兆候が見られたらすぐに対策してあげてください。
それでは良いクレスライフを!
レオパードゲッコー(ヒョウモントカゲモドキ)の飼育に挑戦したい方や、飼育初心者の方に向けて、人工餌でのレオパの飼育について、我が家のレオパで検証・解説していきます。
レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)を飼いたいけど、虫が苦手…
人工餌があるって聞いたけど「本当に食べてくれるの?」と思っている
そんな方の疑問を解決します。
人工餌について
ペレットタイプ
ペレット状のフードです。
水かぬるま湯でふやかして与えます。
我が家では、GEXのレオパブレンドフードを購入しています。
常温保存可能なのがGOOD!
基本的にカルシウムの添加などが不要なのも楽です。
今回検証するのはこのフードになります。
生餌タイプ
そのまま与えるタイプ
レオパゲルやコオロギペーストなどがこのタイプ
カルシウム等の添加は商品によっては必要です。
レオパゲルを購入しましたが、我が家のレオパズは苦手だったようなので与えるのは諦めています。
練り餌タイプ
水を加えて練って与えるフードです。
レオバイトやレパシー・グラブパイが有名な商品です。
カルシウム等の添加が必要な場合もあります。
我が家では与えたことがないので、検証は割愛させていただきます。
レオパブレンドフードをあげてみた!
我が家のレオパにふやかして与えてみます。崩れるのが嫌なので、少し硬めのうちに与えました。
いくらの場合
一匹目、いくらはがっついて食べてくれました!
食いしん坊さんで比較的なんでも食べます。ベビーでお迎えしていまして、ショップでは活コオロギを食べていたようです。
うにの場合
二匹目、うにの反応です。
無視!
興味がないといった感じでした。正直この子は偏食です。
ベビーでお迎えしまして、ショップではフードと冷凍コオロギを食べていたと聞きました。
検証結果
食べてくれるかは個体差があります。
虫が苦手、本当に無理という方にはレオパの飼育は厳しいと言えるでしょう。
感覚としては「食べてくれる子ならラッキー」です。
ショップでフードを食べていたから大丈夫ということでもないようです。
レオパを飼育する際は、餌として虫を扱う覚悟が必要だと考えています。
レオパは本当に可愛いので、頑張る甲斐はあります。
私も虫は大嫌いでしたが、コオロギは素手で触れるようになりました。
お迎えの際は、覚悟を持って可愛がってあげてくださいね。
自己紹介
もぬと申します。
1997年生まれ。大阪在住。
普段はすずしろ名義でフリーランスをしています。現在、独学でデザインとプログラミング研鑽中。
手帳や文房具、ゲームが好きです。
現在ヤモリを18匹飼ってます。飼育歴2年ほど。