フルHDサイズ(H.264+AAC、1920x1080)のムービーを低いCPU負荷でぬるぬる再生する方法 (original) (raw)

2009年01月21日 07時24分 レビュー

CyberLink PowerDVD 8 は Intel, NVIDIA そして ATI の各グラフィックカードに最適化されており、ストレスのない影像を楽しむことができます

「影像」は誤字だからスルーするとして、とりあえずPowerDVDはちゃんとIntelの動画再生支援機能が使えることがわかります。

また、今回は比較として、さらにDivX 7のH.264デコーダを明確に指定して使った場合、どうなるかも試しています。

・設定方法
製品版の「PowerDVD 8 Ultra」をインストールしたフォルダ内にある「VideoFilter」フォルダをまるごとコピーしてMPC-HCの本体があるフォルダと同じ場所にコピーします。ほかの製品版以外のバージョン違いではどうなっているかは未確認です。

MPC-HCを起動し、「View」から「Options」をクリック

「Internal Filters」をクリックし、「H264/AVC(DXVA)」と「H264/AVC(FFmpeg)」のチェックを外します

既にffdshowをインストールしている人は「H.264/AVC」を「無効」にしておきましょう。

次に「External Filters」から「Add Filter」をクリック

「Browse」をクリック

「CL264dec.ax」を選び、「開く」をクリック

「Cyberlink H.264/AVC Decoder (PDVD8)」と表示されるのでダブルクリック

「Use DxVA」にチェックを入れて「OK」をクリック

「Prefer」にチェックを入れます

「Output」から「EVR」にチェックを入れて「OK」をクリック

ムービー再生中に画面上で右クリックし、「Filters」の中に「Cyberlink H.264/AVC Decoder (PDVD8)」と表示されればOK。

・テスト結果
まずこれがDivX 7のH.264デコーダーを使った場合。CoreAVCの場合もまったく同じでした。コマ落ちや音ズレが激しく、音楽再生が終わってもまだ映像再生が終わらず、かなりひどいズレが起きています。CPU負荷も常に100%です。

ところが「Cyberlink H.264/AVC Decoder (PDVD8)」を使うと20%~30%程度まで一気にCPU負荷が落ちています。これが動画再生支援機能の威力です。

ちなみに上記テストはすべて一気に行っており、以下がその様子です。

・結論
VAIO type PのIntel Atom CPU Z540(1.86GHz)という非力なCPUであっても、動画再生支援機能があれば、フルHD動画がコマ落ちなくスムーズに再生できることがわかりました。なかなかいい感じです。ただし、YouTubeのHD動画やニコニコ動画の高画質なムービーなどは同じH.264であってもFlashなのでこのような再生支援ができず、無理でした。残念。

2009年01月21日 07時24分25秒 in レビュー, ソフトウェア, ハードウェア, 動画, Posted by darkhorse

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