揚げ時間60秒の激レアでやわらかな牛かつが食べられる「牛かつ 壱弐参」に行ってきた (original) (raw)
2014年07月12日 22時00分 試食
口の中でとろけるやわらかな牛肉ロースかつを生醤油や特製山わさびソースで食べられるのが「牛かつ 壱弐参」です。かつの揚げ時間はたったの60秒なので火の通り具合はめちゃくちゃレアで、「**まるで刺身を食しているかのよう**」とのことなので、実際どんなものが食べられるのか気になったので行ってきました。
「牛かつ 壱弐参」は秋葉原の電気街を北の方に行くとあります。
外観はこんな感じで、お店についたのはお昼過ぎの時間帯でしたがプチ行列がゾロゾロとお店の前にできていました。
この看板と……
のれんが壱弐参の目印。店名は「いちにさん」と読む模様。
店先にはメニュー表があるのでこれを見ながら注文するメニューを決め、牛かつへのはやる思いを抑えながら列に並びます。
営業時間は平日は11時から21時、土日祝日は11時から20時30分までで、牛かつが売り切れ次第営業は終了になるとのこと。
店先の行列を消化して「いざ、入店」と思いきや、お店は地下にあるのでさらなる列が行く手を阻みます。
ただし、牛かつ自体は60秒で揚がるので、料理を待つ時間はそこまで長くなさそう。
そうこうしている内に店員さんが注文を聞きに回ってくるので、メニューを見て決めた渾身の「牛ロースかつ麦とろセット」を注文。
通路には牛かつに関する張り紙がいくつか貼ってあり、これによると中まで完全に火を通すことはできませんが、揚げ時間の調整は可能とのこと。
調理時間が短いからかお客さんの回転は意外と早めで、列に並んで数十分ですんなり入店することに成功。
そして席に着いて荷物を降ろして一息つく間もなくソッコーで注文したセットが目の前に出てきました。「牛ロースかつ麦とろセット」には牛かつと牛かつにつける特製ソースの他、ポテトサラダ・キャベツの千切り・赤だし・ご飯・とろろ・お漬け物がついています。
これが壱弐参の牛かつ。見た目はとんかつと変わりありませんが……
断面を見てみるとものすごく赤く、本当に超短時間しか揚げていないことが分かります。
この牛かつは一番右の生醤油、もしくは真ん中の特製山わさびソースにつけて食べるのが壱弐参流とのこと。
テーブルにはソース・しょうゆ・岩塩も置いてあるので、これらを使って食べてももちろんOK。
というわけで、さっそくいただきます。
イチオシの食べ方は、「わさびをかつに載せて生醤油につけて食べる方法」とのことなので、まずはこの方法でパクリ。牛かつにはきれいな霜降り牛ロースが使われており、脂は少なめですがお肉は口の中でトロリと溶けます。生醤油&わさびで食べるとお肉のうま味と風味をバッチリ感じられ、「まるで刺身を食しているかのよう」といいたくなる気持ちも分かります。ただし、わさびは粉わさびを使っているようで、辛さばかり強いのでうまく量を調節して食べる必要アリです。
牛かつの衣はとても薄く、お肉も脂身が多いわけではないので胃もたれせずにパクパクと食を進められます。なお、ご飯との相性は言わずもがなで、一緒に食べると一層ウマウマになり至福のひとときを味わえます。
続いて特製山わさびソースにつけて食べてみることに。特製山わさびソースは単体で食べるとわさびのツンとした辛さを感じられますが、お肉と一緒に食べると辛さはほとんど感じられなくなるのでわさびが苦手な人でも問題なく食べられるソースになっています。ソースは中濃ソースに刻み玉ねぎ等を混ぜたもので、シャキシャキの食感がアクセントになってグッド。個人的には生醤油&わさびのコンビよりもウマウマで、こちらのソースの方が「牛かつを食べている感」が味わえました。
セットにはお漬け物もあるので、箸休めには最適。
そしてご飯を半分ほど食べたところでとろろをドーンとぶっかけ、さらにパクパク食べ進めます。
なお、カウンター席からは牛かつを揚げる様子がバッチリ見えるのですが、かつを揚げる際はしっかりキッチンタイマーで時間を計測しながら調理していることが確認でき、毎回牛かつが60秒前後揚げられているところもバッチリ見られました。
ゆっくり食べても余熱でお肉に火が通り過ぎるということはなく、最後の一切れまでばっちりミディアムレアのやわらかお肉が堪能できます。もちろん冷めてもお肉はやわらかで、女性のお客さんでもバッチリ完食できるくらいに見た目にそぐわずあっさりなメニューとなっていました。
もちろん男性客にも大人気のようで、「お肉をガッツリ食べたい!」という人は追加牛かつ(700円)を、「もっと満腹になりたい!」という人は無料でご飯のおかわりが1杯できるのでこれを活用すれば満足できること間違いなし。
なお、「牛ロースかつ麦とろセット」は税込1300円、とろろナシの「牛ロースかつ麦めしセット」は税込1200円でランチとしては少しお高めに感じますが、無性にお肉が食べたいときの選択肢としてはかなりアリなお店になっています。