ムーアの法則に黄色信号点滅、Intelの10nmプロセス移行の遅れが確実に (original) (raw)

2015年07月17日 10時27分 ハードウェア

Intelのブライアン・クルザニッチCEOは、アナリスト向けに開催されたカンファレンスコールにおいて、次期プロセスルールである10nmへの移行に支障が生じており、10nmプロセス採用製品(コードネーム「Cannonlake」)は当初の予定より大幅に遅れる2017年後半になる見通しであることを明らかにしました。

Intelは2007年以降、プロセスルールを進化させた「チック」と、新設計で機能向上させた「タック」を1年ごとに繰り返す「チック・タック」戦略を採用してきましたが、クルザニッチCEOによると、14nm世代の回路設計は困難を極めており、14nm世代のチックにあたる製品(コードネーム「Broadwell」)のリリースは当初より約1年遅れて2015年に延期されましたが、10nm世代製品でも製造上の問題により遅れが生じているようです。

Intel創業者のゴードン・ムーア氏が1965年に提唱した「集積回路上のトランジスタ数は18カ月ごとに2倍になる」という有名な「**ムーアの法則**」に従うように、半導体集積回路は密度を高めて性能を向上させてきました。そして、ムーア氏は1975年に次の10年を見据えてムーアの法則を微修正して「集積回路上のトランジスタ数は24カ月ごとに2倍になる」と推測し、その通りに半導体の集積密度は向上し続けていました。

2015年07月17日 10時27分00秒 in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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