Microsoftが1グラムのDNAに10億テラバイト=1ゼタバイトものデータを保存する「DNAメモリ」技術に出資 (original) (raw)

2016年04月28日 12時48分 サイエンス

このようにしてDNAを使うストレージは極めて高いデータ容量が可能になるほか、従来のストレージ機器とはケタ違いの保存寿命を備えていると考えられています。そのデータ容量は、わずか1グラムのDNAの中に、10億テラバイト=1ゼタバイトという途方もないデータの保存が可能になるとのこと。また、発掘された動物の化石からDNAが採取されるケースからも分かるように、DNAは保存状態が整えば何千年という期間にわたって保存が可能。これは、従来のハードディスクが数年レベル、データ用CDが数十年~理論的には100年ぐらいという状況と比較すると、非常に長い寿命を持つストレージメディアであるといえます。

この技術が実際に世の中に登場するまでにはまだ時間が必要ですが、すでにTwist BioscienceとMicrosoftはDNAメモリでデータの読み書きを行うことに成功済みとのこと。2013年には、データ密度2.2ペタバイト/1グラムのDNAにMP3データを埋め込む技術も開発されていました。

MP3 files written as DNA with storage density of 2.2 petabytes per gram | Ars Technica
http://arstechnica.com/science/2013/01/mp3-files-written-as-dna-with-storage-density-of-2-2-petabytes-per-gram/

2016年04月28日 12時48分00秒 in サイエンス, Posted by darkhorse_log

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