Appleがサードパーティー決済の売り上げに27%の手数料を課すと発表、開発者からは怒りと落胆の声 (original) (raw)

ACMの命令を受けて、Appleはオランダのみでサードパーティーの決済手段を認めると発表しました。しかし、Appleは説明ページで「ACMの命令に基づき、サードパーティーのアプリ内決済プロバイダをリンクアウトまたは使用する権利を付与されたマッチングアプリは、取引に対してAppleに手数料を支払うことになります。Appleは、ユーザーが支払った価格から付加価値税を差し引いた27%の手数料を徴収します」と述べました。また、サードパーティーの決済手段を利用するためには許可の申請が求められ、アプリの別バージョンも用意するなど、申請手続きや運営が非常に面倒になることも明らかとなりました。

従来のApp Store内の決済手段で30%だったので、27%の手数料を徴収されるのであれば、サードパーティーの決済手段を利用するメリットはなくなります。開発者のマルコ・アルメント氏は「決済代行業者に3%の手数料を支払うと、手数料は30%に戻ります。すばらしいですね。どうも、これは喜劇です。驚くほどばかばかしい喜劇。もしこれでアプリ側が外部決済手段を採用したら驚きます」と述べ、Appleの決定は事実上サードパーティーの決済手段の利用を妨げるものだと指摘しています。

And after you pay your ~3% to your payment processor, Apple’s 27% commission takes you right back up to 30%.

Glorious.

Come on, THIS is comedy. Amazing, ridiculous comedy.

I’d be surprised if a single app ever took them up on this.

(And that’s exactly by design.)

— Marco Arment (@marcoarment) February 4, 2022

アイルランドの開発者であるSteve Troughton-Smith氏は「全くもって下品です。今回のAppleの決定は、ティム・クックCEO率いるAppleが開発者をどう考えているかをすべて物語っています」と怒りを露わにしています。

Absolutely vile. This says everything about @tim_cook’s Apple and what it thinks of developers. I hope the company gets exactly what it deserves. Everybody on their executive team should be ashamed, and some of them should not be here when it’s all over. We all see you https://t.co/cLOAqWXnU5

— Steve Troughton-Smith (@stroughtonsmith) February 4, 2022

また、開発者でプロダクトマネジメントの専門家であるデア・オバサンジョ氏は「Appleがオランダの法律を順守し、マッチングアプリで代替決済手段を使えるようにしますが、それでも27%の手数料を要求します。Stripeの手数料が2.9%であることを考えると、App Storeのストア内課金を使わない方が、開発者にとってコストがかかることになります。これは法律の目的を無に帰すものです」とコメントしました。

Apple will comply with the law in Netherlands to allow dating apps to use alternative payment systems but will still charge 27% commission. After Stripe fees of 2.9%, it will cost developers money to not use Apple IAPs.

This defeats the purpose of the lawhttps://t.co/nXkVOHMRM7

— Dare Obasanjo (@Carnage4Life) February 4, 2022

2022年02月07日 10時40分00秒 in モバイル, ネットサービス, Posted by log1i_yk

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