問いの設定力|読書メモ (original) (raw)
今後も大きくは変わらないであろう考え方がまとまっている良書。シンプルにやさしく書かれているけどきちんと理解するには自分の頭で考えて消化させる必要があるので日々の中で実践してみよう。
書籍情報
- 著者 鳥潟幸志
- 発行 2024年4月1日
章立て
- 第1章 AFTER AI時代に求められる能力
- 第2章 なぜ「問い」が必要なのか?
- 第3章 「問いの設定力」を高める
- 第4章 「決める力」を高める
- 第5章 「リーダーシップ」を磨く
- 第6章 「自分らしさ」に沿って生きるとは?
- 第7章 「自分らしさ」を再発見する問の設定力
メモ
- フォロワーシップの5つのタイプ
- 1.リーダーを批判する一方で努力しない、不機嫌な服従タイプの孤立型フォロワー
- 2.考えることをリーダーに頼り、熱意がなく、指示なしでは動けない、消極的フォロワー
- 3.リーダーや権威の判断に従い、上に誰がかいると心地が良い、順応型フォロワー
- 4.要求通りの仕事をこなすが、それ以上の冒険はしない、実務型フォロワー
- 5.そして、組織の利益のために独自に考え、建設的な批判をして行動する、模範的フォロワー
AFTER AIの時代には、管理職の立場にない人も含めて、全てのビジネスパーソンにリーダーシップが求められるようになると私は考えています。
- AIが答えを出せない問い
- 自分の意志
- イマ・ココでの判断
- ゼロベース思考での理想
- 情理
- 問いの設定力の全体像
- 視座×視点
- 視座
* 自分⇒チーム⇒会社
* 問題⇒要因⇒解決
1. ゼロベース思考・問いを進化・自分らしさ
「生成AIから提案される内容は、どれも間違ってはいない。しかし、いずれも決め手にかける」という感覚を持つようになりました。
- 決めることが怖い理由
- 見えていない(考えきれていない)ことへの不安
- 決めた後に起きることへの不安
- 決める軸がぶれている自分への不安
- モノの見方3原則
- 1.多面的
- 2.長期的
- 3.根源的(そもそも論)
- 意思決定3つの作法
- 1.自分の頭で考えて意思決定する(知力)
* 悩むではなく考える - 2.心で感じて意思決定する(共感力)
* 自分の意思決定により影響を受ける関係者を創造する - 3.腹で決めて意思決定する
* 衆議独裁
- 1.自分の頭で考えて意思決定する(知力)
結果が見えるまでの恐怖や批判に耐える力として、「胆力」が必要なのです。腹で決める、つまり論理や共感に加えて、自分自身の信念を持って決めて行動し続ける力が必要です。
自分の無知を理解し、知識に対して謙虚になる。素人の純粋な指摘にも、真摯に耳を傾けるようになるのです。なぜなら、その中に自分の知らない情報やヒントが含まれている可能性があるからです。そのような人には、自然と周囲が情報を提供し協力してくれるようにもなっていきます。
「自分らしさ」に沿って生きるとは、「自分と呼ぶに相応しいと、本人が思う認識に沿って、目的を持って行動し続けること」
「社会課題に触れて自分がどこで心が揺さぶられるのか?」を明らかにすること
- ①社会課題に触れる機会を作る
- ②感情をラベル化する
- ③解釈し行動に繋げる
- 致良知
- 先義後利