昔/むかし - 語源由来辞典 (original) (raw)
昔/むかし
昔の意味
昔とは、時間的に現在から過去にさかのぼった一時期・一時点。多くは、遠い過去を指していう。
昔の語源・由来
昔は現在と対立し、現在から向かって過ぎ去った時を表すことから、「むかう(向かう)」の「むか」と同源であろう。
むかしの「し」は、「方向」を表す「し」とする説や、「むかしへ」の下略で「いにしえ(いにしへ)」と同様に「し」が助動詞、「へ」が方向の意味とする説がある。
古く、物語の語りだしには、「今は昔」の形で現在のことではないという断りや、古くからの伝承であることを示すために用いられた。
漢字の「昔」は、「日」に「敷き重ねるしるし」で、時日を重ねたことを表している。
昔の類語・言い換え
いにしえ/昔年/昔日/昔時/昔方/古昔/往代/往古/往昔/在昔/大昔/太古/古代/振古/上古/邃古/上代/上世/ずっと前/とっくの昔/はるか昔/中古/中昔/過去/過ぎし日/過ぎ去りし時/過ぎ去りし日/過ぎ去った日/過ぎ去った日々/昨/昔歳/往年/旧時/かつて/過日/以前/前々/当時/一昔/宿昔/疇昔/古い/古来