映画「チャレンジャーズ」(2024) (original) (raw)
作品情報
原題:Challengers
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ゼンデイヤ/ジョシュ・オコナー/マイク・ファイスト
制作国:アメリカ
上映時間:131分
配給:ワーナー・ブラザース映画
年齢制限: PG12
あらすじ
確かな実力と華やかな容姿でテニスのトップ選手として活躍していいたタシ・ダンカンは、試合中の怪我により選手生命を絶たれてしまう。選手としての未来を失ったタシは、親友同士でありながら自身に好意を寄せる二人のテニス選手を同時に愛するようになる。
10年の長きに渡る壮絶な三角関係、そして圧倒的なブロマンス
みなさん、最後に親御さんに顔を見せたのはいつですか?
映画館で働いていると旬の来た売れっ子俳優に対して「あれ?親より会ってね?」みたいな気持ちを誰しもが覚えるものです。
多分今度グレン・パウエルの映画を観た時にその辺は詳しく話すことになるかもしれませんが、ゼンデイヤも割と最近よく見てる。
出演数はそんなでもないかもしれないですが、ゼンデイヤ出演映画は割とほとんど観ているのでそんな気がしているのかも。
本作では「スパイダーマン」「DUNE」と大作シリーズ出演が立て続くゼンデイヤがルカ・グァダニーノのミニシアター系作品に出演。
「サスペリア」リメイク以降どうしちまったんだと心配していたグァダニーノ監督だけど今回はハマれた。
過去と現在を混在させたタイムラインで、試合の進行に合わせて登場人物の背景が紐解かれていき、それによって現代の試合の見え方も変わっていく脚本の構成がお見事。
3人の欲望を題材にキャラクター主導で描く物語は130分の尺を感じさせず、トレント・レズナー&アティカス・ロスのEDMでアッパーな音楽に演出がゴリゴリ決まった映像がハマる中毒性の高い映像でグイグイ引き込まれた。
映像、音楽、効果音のレベルが非常に高く、映画館鑑賞向きの映画であることに太鼓判を押したい。
予告からエグい三角関係の話が見えていたので腰は重かったが観てよかった。
あまりにもブロマンス成分が強くて、この映画でもそこまでやるんかルカぁ?!ってなった。
チュロスのシーンは椅子を寄せるあたりから全て最高だったけど、相手のチュロスに喰らいつくシーンはアドリブらしいね。
怖いね。
深みのある映画ではないが、思ってる以上にライトな気持ちで楽しめるいい映画でした。
最後は「セッション」の読後感。