【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:イッポリート・パリネロ「アルト・サクソフォーン・ソナタ」(アルト・サクソフォーン&ピアノ、約7分40秒) (original) (raw)

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はイッポリート・パリネロさん作曲のアルト・サクソフォーン&ピアノのための作品「アルト・サクソフォーン・ソナタ」をご紹介します。

■原題または洋題:Sax Sonata (Sonata per Sax Contralto e Pianoforte)

■作曲者:イッポリート・パリネロ(Ippolito Parrinello)

■演奏時間:約7分40秒

■出版社:Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■楽曲について

この作品では、ソナタ形式の要素に逆の順序でアプローチしたいと思いました。通常、ソナタでは、テーマを提示し、それを後から発展させていくのが一般的ですが、この作品では、すでに発展した素材から始まり、第1楽章の終わりにのみオリジナルのテーマが聴けるようになっています。この作品はカデンツァ(通常、ソナタのエンディング近くで演奏される)から始まり、メロディックな要素は徐々に簡略化され、最終部分(レント)に到達するまで、非常にシンプルで、ほとんどニュートラルな音で演奏されることを意図しています。第2楽章(Vivo)はロンド形式で、リズムの変化だけではなく、様々なフレージングの変化にも対応しています。

(イッポリート・パリネロ)

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パリネロさんの作品の中でも割と人気の作品です。ぜひチャレンジしてみてください!

商品ページはこちら。

goldenheartspublications.com

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▼作曲者紹介:

イッポリート・パリネロ(Ippolito Parrinello):

イッポリート・パリネロは1989年2月14日、マッツァラ・デル・ヴァッロ(イタリア・トラーパニ)に生まれる。14歳でピアノと作曲を始める。イタリアではABRSM(Associated Board of The Royal School of Music)で学び、2010年に最初のピアノディプロマを取得。2013年、リベラ音楽院のピアノ演奏科を満点の成績で卒業。2018年には、マエストロ・フランコ・フォデラの指揮のもと、トラーパニ音楽院でピアノの修士号を取得し、マイケル・ハリスンの「黙示録」のイタリア初演を演奏。
2016年にはプレミオ・ビアンカ・ガンドルフォの第1回優勝を果たし、オーケストラ・シンフォニカ・シチリアーナラヴェルの左手のための協奏曲を演奏。2017年からはアンドレア・ゲルランド・テラーナと共にPFELの一員となり、ピアノと電子楽器のためのレパートリーに焦点を当て、2018年にはラクイラの「elettroAQustica」第3回やピアノシティパレルモなどのイベントに出演している。2019年にはセリヌンテのアクロポリスでde_frammentazioneの初演を行う。
作曲家として、様々な編成のための絶対音楽や、様々なメディアのための音楽を数多く書いている。

今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!