鉄板映画:『007 死ぬのは奴らだ』「予告編を楽しもう」 (original) (raw)
「鉄板映画:人気スター映画のブログ」英国スパイがインチキ呪術を使う悪の独裁者と対決するアクション映画(1973年公開)。YouTubeにアップされた予告編を解説します。
(YouTube)
予告編の内容(画像は全て予告編から)
(Live and Let Die)
1.主役
これまでショーン・コネリーとジョージ・レーゼンビーが演じてきた「ジェームス・ボンド」。この作品からロジャー・ムーアがボンド役。イギリス秘密情報部「MI6」のエージェント、ジェームス・ボンド。相変わらずの女好き。英国エージェントが次々に殺害され、上司M(バーナード・リー)から調査を命じられる。
2.悪の独裁者
今回のボンドの敵はカリブ海の島国サン・モニークの首相、Dr.カナンガ(ヤフェット・コットー)。小さい国の権利が大国によって侵害されている、などと主張。実態は麻薬ビジネスを拡大させるために大国を牽制しているに過ぎない。
3.義手
カナンガの手下であり殺し屋のティーヒー(ジュリアス・W・ハリス)。ワニに片手を食いちぎられたため鋼鉄の義手をハメている。列車でボンドを襲うシーンがド迫力。
4.女占い師
細木○子よりも当たるタロット占いの女ソリテア(ジェーン・シーモア)はカナンガ専属。しかし、その能力を発揮するには「処女でなければならない」という条件が。それなのに好色なボンドの誘いに乗ってしまう。
5.顔役
ニューヨーク・ハーレムの黒人を仕切るビッグ。麻薬の売人であり、カナンガと「黒い交際」のウワサ。妙に顔色が悪い。
6.クラブ歌手
アメリカで捜査活動をするボンドがクラブへ。女歌手(B・J・アーナウ)がやたらパンチの効いた歌い方で「死ぬのはアンタだよ」と不吉な歌を熱唱。
7.アクション
ソリテアをカナンガから解放しようとするボンド。おんぼろ二階建てバスに乗って逃走。カナンガの息のかかった連中から追跡される迫力&コミカルなカーチェイス。
8.珍キャラ
ボートでカナンガの手下から逃走するボンド。ペッパー保安官(クリフトン・ジェームズ)が一部始終を目撃。「オレの管轄地域で暴走は許さん」とばかりにボンドを追い掛ける。
9.気の毒なカップル
ボートで疾走するボンド。幸せカップルの結婚式を台無しに。花嫁さんが実にかわいそう。
10.危機
カナンガに捕まってしまったソリテア。インチキなブードゥー教の儀式で抹殺されようとしている。ボンドの戦いぶりに大いに注目されたい。
(コメント)
元々はシリアスなスパイもの映画だった『007』。ロジャー・ムーアのイメージを生かすため、コミカルな作風に(個人的にシリーズで一番好きな作品)。謎の呪術「ブードゥー教」が映画に怪奇ムードをもたらしています。予告編には出てきませんが、「ブードゥー教の墓地の神」であるサミディ(フランス語で「土曜日」を意味する。不死身だそうだ)なんて気味の悪い男はシリーズ屈指の名物キャラ。主題歌「Live and Let Die」を歌うのはあのポール・マッカートニー。B・J・アーナウが歌うバージョンもオススメ。ミステリアスな雰囲気、アクション、個性的すぎるキャラ、ツッコミどころが楽しい娯楽作です。
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