趣味の悪い映画を見た (original) (raw)

もう1年の半分が終わってしまった。

月日が早く感じるのは年齢に比例するんだとか。

それはそうだろうなぁ。

歳取ると新しい体験というのが無くなり毎日がマンネリになって行くから日々が無駄に過ぎるのだろう。

人間の価値も年齢に反比例するし。

引き籠もりの人なんかあっという間に老衰で死ぬ日が来るのかも。

だとしたらいいな。

近所に古びた映画館があり、過去の映画二本立てで1500円で見られるので時々利用しています。

最近200円値上げした。。

で、こないだデビット・クローネンバーグとその息子が監督した映画2本立てがやってて、見に行きました。

デビット・クローネンバーグと言えば、気持ち悪い映画ばっか作るので有名だが、もう80歳ぐらいにもなって新作を出したということで、怖いもの見たさで。

見たらやっぱりキモくて後悔した。(笑)

クライムス・オブ・フューチャー

は人間が痛みを感じなくなった未来、不要な臓器の摘出手術や、いろんな体を痛めつけるショーが流行する。

また、プラスチックを消化できるように人体の改造を進める秘密結社のような団体があり、ついに生まれつきプラスチックを食べられる子供が誕生する。

しかし、その母親は、プラスチックのゴミ箱を黙々と食べる息子が不快で、殺してしまい、、

というなんとも暗い**ディストピア**映画でした。

その死んだ子供の臓器摘出手術場面もあります。

インフィニティ・プール

はその息子ブランドン・クローネンバーグという人が監督したものだが、こっちはさらに不快でした。

とあるリゾートの国、先進国の金持ち客達がバカンスにやってくるがリゾートホテルの敷地外に出ることは禁じられている。

主人公は他の金持ち客に誘われて敷地外にドライブに行くが、その帰りに現地の住民を轢き殺してしまう。

その国の法律では殺人者は死刑で被害者遺族によって刺殺されることになっている。

ただし、高額払って自分のクローンを作って身代わりにすることも出来る。

という無茶苦茶な設定だった(笑)。

クローンを1日にして作れるなら、もっと別な生産的なことに利用するだろうけど、そこは映画だから仕方がない。

彼を誘った金持ち客達は実は皆何度も自分のクローンを身代わりにしてたのだった。

そんなこんなで主人公は結局3回も自分のクローンが殺されることになる。

3回目は自分で自分のクローンを殺す。

ひと通りの狂乱に飽きた金持ち客達は自分の国に帰って本来の生活に戻るが、主人公だけは帰らずリゾートに留まって終わる。

留まる理由は罪の意識で帰る資格が無いと思ったのか、殺人の快感が忘れられなくなったのか、多分後者だろう。

やっぱり息子が作った映画は父親よりは落ちるなぁと思ったのでした。

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