スタッドレスタイヤの履き潰しはOK?メリットとデメリット! (original) (raw)
(画像引用:Pixabay)
どうもみなさんお疲れ様です。
最近は急に暑くなったり、また気温が下がって寒くなったりと体調を崩しやすい日が続いていますね。
僕の体も危機感を感じたのか、体を守るために頑張って脂肪を貯め込んでくれています。成長期だね!
さて今回はタイヤの話題。
これから段々と暖かくなってくるにつれ、冬タイヤを履いている方にとってはタイヤの履き替えシーズンに入ってきます。
スタッドレスタイヤを履いている方の中には、年中スタッドレスのままの方、もしくは履き潰すつもりだから今回は履き替え迷っている、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
できる事なら面倒くさいしお金も時間もかけたくないですから、夏タイヤに戻さなくていいならそれに越した事はありませんもんね。
そこで今回は、スタッドレスタイヤを夏場に履くのはOKなのか?というテーマでお話ししていきます。
冬用タイヤを履き続けた場合のメリットとは?
(画像引用:Pixabay)
では早速、スタッドレスタイヤのまま、夏タイヤに変えずに履き続ける事のメリットから行きましょう。
お金がかからない
まず思いつくメリットはコレ。
お店に頼んで交換してもらう場合は、少なからず交換工賃がかかりますよね。
車のサイズによって変わってきますが、どんな業者(ガソリンスタンドやタイヤ屋さん、ディーラーなど)にお願いしても、一台あたり大体3,000円〜5,000円くらいは必要になりますし、最近流行りのSUVなどではもっとかかる場合もあります。(あくまでタイヤとホイールセットで入れ替える場合。タイヤのみだともっとかかるよ!)
自分で交換できちゃう方だと関係ないメリットですが、車のメンテナンスをあまりしなくなっている現代においては、どこかのお店に頼む方の方が多いと思います。
でも、一年中スタッドレスで過ごすなら、このお金もかかりませんよね。これは地味ながら大きなメリットです。
時間・手間がかからない
個人的に最も大きいメリットだと思うのがコレ。
「交換工賃なんか普通に払えるから業者に頼むよ〜」って人でも、「俺は自分で交換するからお金かからないぜ!」って人でも、交換にかかる時間と手間は省けません。
時間にしては大体1時間前後だと思いますが、それでも自分で交換する場合は、車をジャッキで上げて、タイヤホイール運んできて、固いナット(ボルト)外して…となかなかに重労働。
お店に頼む場合でも、混み合うシーズンなどでは2〜3時間待ちになる事は多々あります。
車に興味のない人がカー用品店やディーラーで時間潰すのはかなり苦痛だと思いますし、一旦帰ったとしてもまた出かけなきゃならんというめんどくささがあります。
正直、この手間と時間って地味にキツいんですよね〜。
僕自身も、「めんどくさいからこのまま履き潰そうかな…」と思う事は多々あります。
実際にスタッドレスのまま履き潰してしまえば、この手間も時間もかからないので精神的にも肉体的にもかなり楽です。
さて、履き潰した場合のメリットとしては以上2点。時間とお金、多忙かつ物価の上昇に悩む現代人にとっては大きな魅力だと思います。
では一方、デメリットはなんなのか?続けていきましょう!
夏場に冬タイヤを履く事のデメリットとは?
(画像引用:Pixabay)
ここからは、暖かくなってからでもスタッドレスタイヤを履き続けると、どのようなデメリットがあるのか?を解説していきます。
タイヤの減りが早い
デメリットその1。過去の記事でも少し触れましたが、スタッドレスタイヤというのは冷たい冬の路面でもしっかりとグリップできるよう、夏用のタイヤと比べて柔らかいゴムが使われています。(触り比べてみると分かりやすいです)
その為、ノーマルのタイヤ(夏タイヤ)と比べると同じ距離を走行した際にも摩耗しやすくなっています。
さらに、夏の暑いアスファルトの上では、よりゴムが柔らかくなってしまうので、どんどんタイヤが減ってしまいます。
タイヤの特性上、走れば走るほど摩耗するのはどうしようもないことですが、タイヤも高価なパーツですので、なるべくなら消耗するペースは抑えて長く使いたいもの。
ですがスタッドレスタイヤを履き続けてしまうとその消耗がより早く進んでしまう、というのがデメリットの一つとなります。
大雨に弱い
これも過去記事で触れましたが、大きなデメリットの一つです。
スタッドレスタイヤは天候問わず走行できることが大きな魅力ではありますが、走れるということと得手・不得手は別の話。
タイヤは基本的に表面の溝によって雨水を排出し、雨の日のスリップを防いでいます。
その為、夏用タイヤで「雨に強い」と謳っているタイヤはしっかりと太い溝がついていることがほとんどです。
しかし、スタッドレスタイヤの溝はどちらかと言うと雪を踏み固め、蹴り出す為という性格が強い為、溝は深く、細めに設計されています。
またタイヤと地面の接地面積についても、なるべく凍った路面でグリップを効かせられるよう接地面積が広くなっている為、夏タイヤよりも溝の面積が少なくなっています。
その為、梅雨時のように降水量が多くなってくるとスタッドレスの細い溝では対応しきれず、スリップの危険性が高まってしまいます。
(実際僕も学生時代、スタッドレスを履いた車で大雨の日の名古屋高速を走行中に180°ターンを決めたことがあります。深夜で他の車いなくて良かった…)
タイヤを履き替える金額や手間を惜しんだ結果、もしスリップして事故を起こしてしまっては元も子もありません。
この大雨に弱いという部分も、スタッドレスを履き続けた場合の大きなデメリットだと思います。
音がうるさい
音というのは空気の振動。その振動は、物と物が触れることによって生み出されます。
先述した通り、スタッドレスタイヤは少しでも凍った路面を捉えられるよう、夏用のタイヤと比べて接地面が広く作られています。
地面とタイヤが触れる部分が多いという事は、音を生み出す原因が多い、ということになります。
実際にスタッドレスタイヤを履いて高速道路を走ってみると、夏タイヤと比べて遥かにゴーゴーとうるさいです。
その為、同乗者と会話をする事の多い方や、運転中に音楽を聴くのが好きな方には、大きなデメリットとなります。(気にしない人はとことん気にならないと思うけど)
燃費が悪くなる
接地面積が広いが故のスタッドレスのデメリット(排水性・走行音)を紹介しましたが、実はまだあります。
それは、燃費が悪化する事。
接地面積を広く、つまりなるべく地面と広く接してグリップ力を得ているという事は、すなわち走行時の抵抗もそれだけ大きくなるという事です。
地面からの抵抗が大きくなれば、その分前に進む為により大きな力が必要となります。
その結果、同じスピードを出すのにアクセルを踏む量が増える為、燃費の悪化につながってしまうのです。
雪や氷に強いが故のデメリット。昨今の物価の上昇の事を考えると、痛い欠点だと思います。
ふらつきやすい
最初に挙げた「減りが早い」の項目でも触れましたが、スタッドレスはゴムが柔らかいです。
柔らかいという事は、踏ん張りが効かないという事。
例えば、急カーブを曲がったり高速道路で車線変更をしたりする時など、素早くハンドルを切った際には踏ん張り切れずに車体の横揺れが大きくなってしまいます。
特に昨今流行りのSUVやミニバンは重心の高い車が多いので、より遠心力が強く、ゴムの柔らかさの悪影響が出やすくなります。
暖かくなってくると、ゴールデンウイークやお盆などで遠出したりと、高速道路を走るる機会も増えてくると思います。
そんな時にスタッドレスを履いたまま素早くハンドルを切ってしまうと…思った以上に車体がふらつき、最悪コントロール出来なくなる可能性があります。
楽しい気持ちでお出かけするのに、怖い思いはしたくないですよね。
これも、スタッドレスの特性故のデメリットかと思います。
ここまででデメリットを複数挙げてみましたが、スタッドレスとしての特徴がそのまま仇となっている部分が多くみられました。
でもまぁ、タイヤの減り以外は運転の仕方でなんとかなりそうな気がせんでもないし…
まとめ
(画像引用:Pixabay)
取り留めがなくなってきたので強引にまとめます。
冬用タイヤを履き潰す場合のメリットとしては、
- 交換費用を節約できる
- 交換にかかる手間・時間を節約できる
そしてデメリットとしては、
- タイヤの減りが早くなる
- 雨の日に滑りやすい
- 音がうるさい
- 燃費の悪化
- ふらつきやすい
こうした特徴があります。
まぁ、車やタイヤは誰かに強制されるようなものではなく、個々人の好き好きでいいとは思うんですが…個人的には履き替えはキチンとした方がいいと思います。
なんたってデメリットが多すぎるからね!
特に安全性に関しては、気をつけてスピードを落として運転すれば回避できる部分もありますが、雪道ならともかく晴れた普通の道だったら何も気にせず走ってしまうと思うし。
いざふらついた!雨の日にスリップした!なんて事になってから後悔しても遅いので、なるべくならリスクを減らす方が良いのではないか、と個人的には思います。
まぁ、何を重視するのかは人それぞれ。今回の記事が少しでも誰かの役に立つ事を祈ります。
ではまた‼︎
(↑今回出番のなかった我が家のニャンコズ)
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